SHELLYさん「子どもたちにサンタさんの正体を教えたくない理由って?」

※このコラムはVERY2024年12月号(2024年11月7日発売)に掲載されたものです。

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本当に1年が早い!もうクリスマスの気配ですが、クリスマスに関して今年我が家は大きな変化がありました。それは、上の2人にサンタさんの正体を教えたこと。早いかな?とは少し思ったのですが、我が家が大切にしているモンテッソーリの教えに「真実と物語を区別させる」という意識があり、平たく言うと、現実世界には十分刺激があるし、大人の想像力の範囲に限定させないためヒーローやキャラクターに憧れさせないんです。うちはそんなに徹底してはいないのですが、犬や木が話している物語もあまり見せず、ファンタジーには「本当は犬は喋らないのに面白いね」と一応合いの手を入れています(笑)。

サンタクロースについては、私も小さい頃からクリスマスが大好きだったし、そのワクワク感を奪いたくないと思っていました。でも「いない気がするけど、いないと言ったらプレゼントもらえなくなっちゃうしな」という長女の気持ちを察したのと、「いないんでしょ?」という割とドライな真ん中の娘の反応を見て、今一緒に伝えてもいいかも、と思って。子どもたちには「サンタはいるよ、でもそれは例えば神様とかご先祖様と一緒で、私たちの気持ちの中にいるもの。信じることによって存在しているものなんだ」と伝えました。じゃあサンタの格好をしている人は誰だ?と聞かれれば、みんなサンタのお手伝いさんで、子どもたちの幸せを願ってクリスマスを盛り上げている人なんだよって。サンタさんの真実を知ったからにはヘルパー側に回って、サンタさんを信じている子どもたちの夢を壊さないようにしようねと。でもこれからもプレゼントはもらえるし、クッキーを置いておけばサンタさんが食べてくれる(パートナーが食べるのですが笑)。

これまでのファンタジーがこうして「我が家の伝統」になっていくのっておもしろいなと思っています。子どもたちもそれはそれでワクワクするようで、新しい楽しみを見つけてくれたかな。今年からは一緒にラッピングをしたり、サンタさんからのプレゼントを選んだりするのも楽しみです。あとは、クリスマスのプレゼントはできるだけ質素にしよう、というのが私たち姉妹間の約束。親からのプレゼントは派手でもいいけれど、サンタさんは特別豪華なものをくれないことに。もしかしたら、隣の子がもらえるのはノートだけかもしれない。サンタさんからというそのことだけでドキドキできるから、ノートとか鉛筆とか、そうしたささやかなものに決めています。

そういうわけで今年も姉の家でパーティ予定!忘年会の話もぼちぼち出てくる頃ですが、家族との調整も必要だし12月は仕事も子ども関係も世の中皆忙しい。会いたい人には忘年会以外で会おうよと正直言いたい気持ちも(笑)。ちなみに私がサンタさんがもしいたらお願いしたいのは、姉の家にあるような海外規格の洗濯乾燥機。パワーが違うので、一瞬で乾くんですよね…。あとはコストコで買ったものが全部入る、冷凍庫が大きい冷蔵庫も。もちろん住宅事情もあるのは重々承知ですが、洗濯乾燥機にしても冷蔵庫にしても、まだまだ完璧な共働き前提ではないなと感じることが多くて。野菜はその日に少しずつ買うからあんなに大きくなくていいし、冷凍食品や作り置きがストックできる、超特大の冷凍庫が欲しいなと常々思っています。私は、使い忘れを防ぐために普通の冷蔵庫のドアポケットのところに野菜を入れています。う〜ん、どこかのメーカーさん、VERYとSHELLYと、冷蔵庫作りませんか(笑)?

お友達と一緒にすみだ水族館に行ってきました。クラゲの赤ちゃんにうっとり。オットセイマシュマロのココアも可愛くて大喜びでした!

 

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撮影:須藤敬一 取材・文:有馬美穂 編集:中台麻理恵
*VERY2024年12月号「シェリーの「これってママギャップ?」」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。