卒園式・卒業式・入学式に華やぎを添えるコサージュ・ブローチ13選【選び方・付け方も解説】
子どもたちの節目である卒園卒業・入園入学式の定番であるコサージュやブローチ。シンプルなスーツやジャケットに合わせるだけでハレの日らしい華やぎを添えてくれるアイテムです。品格も大切にしたいセレモニーシーンだからこそ、選び方や付け方のルールは知っておきたいところ。おすすめアイテムもご紹介します。
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卒入園式・卒入学式のコサージュ・ブローチとは?
撮影/小川久志 *【セレモニー服】を自分らしく飾る!その後も使える「今どき小物」19選より
コサージュとブローチは、どちらも服の上からピンやクリップで留めるタイプのアクセサリー。コサージュは生花や花を模したもの、ブローチはそれ以外のピンやクリップで留めるタイプのアクセサリーを指し、卒入園・卒入学式のコーデに華を添えてくれるアイテムです。特にコサージュは言葉の由来になっているフランスではお祝い事の席で身につけるものだったことから、日本でもセレモニーシーンの定番に。対してブローチは日常使いすることもできるという特徴があります。
そもそも、コサージュやブローチは絶対に必要?
式典だからといって、必ずコサージュやブローチをつけなければいけないというルールやマナーがあるわけではありません。着物や、服そのものが明るい色味の場合は、華やかさがやや過剰な印象になってしまう恐れも。シンプルなセレモニースーツやワンピーススタイルに、ハレの日らしい特別感を添えるために身につけるものと考えましょう。
コサージュとブローチ、どっちがいい?
コサージュとブローチで格が大きく違うことはないので、服とネックレスなどほかのアイテムとのバランスをみて自由に選んでOK。ただし近年はシンプルモダンなオケージョンスタイルがトレンドなこともあり、シルバーやパールなどのシンプルで洗練された雰囲気のブローチが人気な傾向があります。
コサージュのメリット
コサージュの出番の多くはハレの日。「花」をモチーフにしていてボリュームがあるので、つけるだけで非日常な印象に。セレモニーの場にふさわしい特別感がコサージュの魅力です。また、花だけでなくシルクやオーガンジーなど柔らかな素材で作られたものも多く、ふんわりとした印象を添える効果も。
ブローチのメリット
金属やビジューで作られたブローチは、どんな服にもマッチし、さりげないきらめきを添える効果が。デザインを選べばハレの日以降のデイリー服にも落とし込むことができるので、コスパ的にも魅力。曲線や花モチーフなら可憐な印象に、直線的なデザインならスタイリッシュにと、選択肢が豊富です。小さめサイズのものを複数付けするなど、自分らしいオシャレも楽しめます。
入学式も基本マナーは同じでOK
入園・入学式と卒園・卒業式で違うものをつける必要があるの?と気にする方も多いですが、コサージュやブローチはどちらも同じマナーでOK。同じものをつけることも可能です。
セレモニーのコサージュの選び方と装着ルール
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撮影/小川久志*撮影/小川久志 *【セレモニー服】を自分らしく飾る!その後も使える「今どき小物」19選より
セレモニーの場ということもあってマナーも確認しておきたいところ。そもそもの違いやつけ方、選び方の基本を確認していきましょう。普段アクセサリーを選ぶときと同じようにバランスを見ながら、お祝いごとらしい華やかさを加えるイメージで選んでみて。
コサージュの種類
生花や花を模したものがコサージュと一口に言っても、素材はさまざま。その日しか使えない特別感と本物ならではの瑞々しさが魅力の生花、生花の繊細さとモチの良さのいいとこどりのプリザーブドフラワー、コスパと耐久性がメリットのシルクフラワー(造花)、素材感で遊べてオシャレな印象の布製と多岐にわたるので、演出したいイメージに沿って選ぶのがおすすめ。生花やプリザーブドフラワーは好きな花や葉でアレンジしてくれる生花店もあり、自分好みにオーダーできるのも魅力です。生花コサージュについては、下記記事で詳しくご紹介しているので、ぜひ合わせて読んでみて。
生花コサージュはハンドメイドも可能です
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花の種類にルールはある?
厳格なルールはありませんが、春の時期にシーズンを迎える花にすることが一般的。代表的なものだとバラ、ガーベラ、アネモネなどが人気です。そのほか、品格を感じさせるカメリア(椿)、卒園や入学式にふさわしい桜も人気。生花なら春から出回るスズランやランなども華やかになっておすすめです。
色や素材のマナーは?
カジュアルな印象になりがちな、フェルトやリネン製のコサージュはセレモニーシーンには不向き。また昼間の式典であるセミフォーマルなオケージョンであることから、ラメが吹きかけられていたり赤や青など原色が使われているコサージュは夜用のものと心得て控えましょう。色は柔らかなパステルカラーを、布製の場合はシフォンやオーガンジーなどふんわりとしたものが向いています。
コサージュを付ける位置
コサージュを付ける位置は、左胸の鎖骨下あたりが一般的です。顔の印象をパッと明るくしてくれる高めの位置を目安にしましょう。
セレモニーのブローチの選び方と装着ルール
ブローチの素材やモチーフの種類
最近では、ピンやクリップで留めるタイプのアクセサリー全般をブローチと呼ぶこともあり、ブローチの素材の種類は多岐にわたります。オケージョンにぴったりなパールやビジューのほか、モードな雰囲気のメタルモチーフも近年は人気です。セレモニーシーンには品格のあるパールを基本としながら、ピアスなどほかのアクセサリーとのバランスをとって考えると良いでしょう。リボン、幾何学模様、動物やイニシャル、ブランドロゴなどモチーフの幅が広いのもブローチの魅力です。
セレモニーにNGなブローチって?
ブローチはカジュアルにもオケージョンシーンにもつけることができるため、明確な線引きが難しいところ。簡易的な指標として、布やビーズといったカジュアルな素材はオケージョン感が薄いため避けたほうが無難です。動物や食べ物など、ユーモアのあるモチーフも個性的な魅力がありますが、自由度が高い学校や園のみとしたほうがよいでしょう。
ブローチを付ける位置
自分らしいオシャレを楽しみたいとはいえ、先生方や周囲への敬意や感謝を表す場でもあるセレモニーシーン。こちらもコサージュと同じく左胸の鎖骨の下あたりなどの位置につけるのが一般的です。
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色・サイズ展開が豊富!モダンな印象のリーフコサージュ
SOÉJUのリーフコサージュは、スタンダードな花の形ではなく葉が連なったシャープなデザインなので、モード派さんにもおすすめです。鳥の羽のような躍動感のある形で、華やかさも担保。カラーバリエーションも5種類あるほか、それぞれSとMサイズがあり豊富なラインナップから選べるのも◎。
Sサイズ:各¥3,850、Mサイズ:各¥4,180(SOÉJU)
ブラックレザー素材と個性的なシルエットで自分らしい華やぎを
しなやかさとハードな強さを併せ持ったレザーを使用し、凛としたイメージで作り上げたフラワーコサージュ。立体感のあるデザインとオールブラックのカラーリングは、シックで個性的な印象に。オケージョンシーンはもちろん、デイリーにはカジュアルなTシャツにつけてあえてラフに合わせるのもおしゃれ。
¥35,200(DES PRÉS)
品格ある純白のカメリア
上品なカメリアをシンプルに落とし込んだコサージュは、控えめに重なりあう純白の花びらが祝いの場にふさわしい品格を与えてくれます。ソージュの定番である「エスダブルクロス」生地を使用しており、洗練された柔らかな表面感もポイント。ダークカラーのジャケットやジレに合わせれば、パッと目を引く端正さです。
¥4,180(SOÉJU)
柔らかなレーヨンリネンフラワーコサージュ
たくさんの花びらがあしらわれたボリューミーなコサージュ。レーヨンとリネンを合わせた生地のためナチュラルな雰囲気で、ボリュームを出しながらも大げさになりすぎず合わせやすいバランス。柔和な印象のベージュと、シックなチャコールの2色展開。2種類のピン付きで、ヘアアクセサリーとしても、コサージュとしても使える2WAY仕様も魅力です。
各¥4,950(SALON adam et ropé)
ローズリボンで流行のバレエコアをコサージュにも
さまざまなメゾンブランドのコサージュを手掛けるパリのコサージュアトリエ「ARTNUPTIA」のマルティニーク別注アイテム。流行のバレエコアを感じさせるローズにリボンをあしらい、シックかつキュートな雰囲気。ブラック&ホワイトにゴールドのさりげないチャームがあしらわれ、大人な甘さに仕上がります。クリップタイプなので服に穴を開けず、ラペル(ジャケットの下襟部分)やポケットに装着するタイプ。ヘアアクセサリーとしても使えます。
¥25,300(martinique)
透明感のあるアナイのシアーフラワーコサージュ
キュプラのオーガンジーを使用し、繊細なシアー感と上品さを演出したコサージュ。ベーシックなバラのコサージュだからこそ、オケージョンにふさわしい上質なアイテムを選びたいという気持ちに応えてくれます。本物のバラと同じように、中心部に向かって色が濃くなっていくグラデーションになっており、細部までこだわりが感じられます。ピンとクリップの2WAYタイプで用途に合わせて使い分けが可能。
各¥12,100 (ANAYI)
揺らぎを表現したプレートがポイント
ニュアンスの出る波打った形のメタルプレートに、淡水パールを一粒あしらったシンプルモードなブローチ。コンテンポラリーな印象で、ジレやジャケットと合わせるだけで、コーデが今っぽく変化します。パールと組み合わせているので、セレモニーの定番であるパールのネックレスやピアスともマッチし、まとまりが生まれるのもポイント。シルバーとゴールドの2種。
各¥4,620(SOÉJU)
ぷくっとしたフォルムがキュートなリボンブローチ
ヘアアーティストshucoさんが手がけるアクセサリーブランドTRESSEによる、ツヤッと、ぷくっとかわいいリボンブローチ。少しいびつな形がヴィンテージな雰囲気も出し、ただ甘いだけではなく洒落感のある仕上がりに。本金メッキのノーブルな輝きがハレの日にふさわしい上品さを醸してくれます。
¥6,600(TRESSE)
アシンメトリーなリボンが甘すぎない
アシンメトリーな結び目が印象的なリボンモチーフのビジューブローチ。左側の先端には揺れるパールがあしらわれ、動きのある表情に。リボンを実際に結んでいるような立体感のあるデザインで輝きに奥行きが生まれます。埋め尽くされたビジューのきらめきと2粒のパール&リボンモチーフは甘派さんにぴったりのアイテムです。
¥6,600(CELFORD)
2つの花が重なりあうフラワーシルエットブローチ
エッジのきいた大きな花びらが知的な印象のお花のブローチ。細かいクリスタルとパールを組み合わせた透明感が。ワンピースやジャケットのワンポイントに加えることで、クラス感のあるコーディネートを叶えてくれます。同じモチーフのネックレス、ピアス、イヤリング、ブレスレットも展開しているので、お揃いにしてトータルコーディネートも楽しめます。
各¥5,280(CELFORD)
2つ付けで揺れ動くきらめき
形の違うビジューを組み合わせた立体的なフラワーモチーフと、大小のビジューで奥行きを出した垂れ下がるデザインの2個セットのブローチです。日本の職人により丁寧に1つ1つロウ付けされたビジューは、シンプルなジャケットやジレと合わせるだけで堂々とした自信を与えてくれるきらめきです。
¥39,600(ebure)
ピンクとキラキラで甘派ゴコロが満たされる♡
「結び」のデザインで縁起が良いとされるリボンモチーフの中でも、特に蝶結びは紐をほどいて何度でも結び直すことができることから「何度でも嬉しい出来事」にあたるお祝いごとにぴったりです。大小さまざまなビジューを使うことによる立体感のある輝きが、特別な日の嬉しさを盛り立ててくれるはず。結び目のさりげないピンクビジューがVERY世代にマッチする甘さです。
¥14,300(ABISTE)
上向きシルエットが縁起良いパールラインブローチ
繊細な樹脂パールを配したボタニカルモチーフのラインブローチ。矢のような縦長のフォルムでシャープな印象に仕上がります。上に昇っていくようなイメージで新たな門出にぴったりのモチーフ。モードなデザインのジャケットとの相性が良いため、ハンサム派のママにもおすすめです。
¥14,300(ANAYI)
敬意を忘れず、自分らしさを投入できるのがコサージュ&ブローチ
我が子が成長してくれた嬉しさと、先生方をはじめとした周囲への感謝、ここまで一緒に頑張ってきた自分や家族、同級生の保護者へのねぎらいと、さまざまな気持ちが行き交う卒園式や卒業式。これから始まる楽しい日々に夢がふくらむ入園入学式。周囲への敬意を忘れず、自分らしいスタイルで臨むからこそ、晴れやかな顔で子どもの新たな一歩を送りだせるものです。お気に入りを見つけたり、モチーフに願いを込めたり、好きなものを組み合わせたり……、ぜひ自分にぴったりなコサージュやブローチを選んで、ハレの日を彩りましょう。
【お問合わせ先】
・ANAYI
・ABISTE
・ebure
・SALON adam et ropé
・CELFORD
・SOÉJU
・TRESSE
・DES PRÉS
・martinique
文/楢本美菜子
*掲載中の情報は掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。
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