<新しい生活編>モデル仁香さん・柴田翔平さんのセカンドウェディングストーリー
「仁香と付き合うようになってすぐ、息子を紹介されました。僕たちが打ち解けたきっかけは海。僕の育った湘南の海で息子と二人でサーフィンをしたんです。次々押し寄せる波に、次こそは少しでも長く上手に乗ろうとチャレンジする息子の姿を見て、この子の可能性を少しでもサポートできたらって思ったんです。それに僕自身、年齢の離れた兄がいたので、自分の子供の頃の姿が息子と重なるようにもなって、とても愛おしくなっちゃって」
「いつも遊んでくれるカッコイイお兄さんから父親へ――、10歳の彼には消化できない複雑な思いがあったと思います。例えば、食事中に息子の箸の持ち方が間違っていたとき、僕が注意をしたら息子がムクレてしまうことがあったんです。息子にしてみたら『急に父親づらして』って思うんでしょうね。だから、息子を叱るのは仁香で、僕は叱られて落ち込んだ息子をカバーするという役目。でも最近は少しずつ、今だ、という時には叱るようにしています。息子が20歳になる頃には頼れる父親になっていたいですから」
「義母と仁香ってノリが似ていてとても明るいんです。この間も『翔パパって娘の婿様というより末の息子みたいだから気兼ねがなくていいわね。若いし力持ちだから、私たちの面倒もみてくれそう』って言ってくれて。なんか、未来が見えてきたって感じで嬉しかったです」
「僕と息子の年齢差は16歳。普通の家庭だと親世代VS子供世代でバトルになってしまう場面でも、僕が上手く中和すればスルー。ゲームなんか仁香は頭ごなしに禁止することもあるのですが、僕はゲームに親しんできた世代だから、ゲームでやっていいこと、ダメなこと、危ないこと、全部わかるんです。息子もわかりやすい言葉で説明すれば納得してくれるから助かります」
「私と付き合うようになってから、息子の父親としての役割を最優先してくれている翔平ですが、翔平自身も様々なプレッシャーがあって我慢してくれている部分が当然あります。だから結婚してからも、男と女としての関係もキープできるように意識して二人だけの時間を作るようにしています。といっても、若い頃のデートのように着飾っておしゃれなレストランに行くのではなく、普段着で近所の居酒屋へ。でも今はそれが一番楽しいデートだし、リラックスできるんです。」
「翔平は今では私の友達ともすっかり仲良し。誕生日の時には私に内緒で私の友達と連絡をとってサプライズでお祝いをしてくれたりするほどなんです」仁香さんのニットはArumlily、デニムはヤヌーク、斜めがけしたバッグは私物です。
「日々を過ごす中で気づいたのですが、翔平世代の価値観って、40代の常識とは少し違っていて、子供がいても夫婦二人とも働いているのが当然だし、夫と妻の役割もフリー。結婚に対しての捉え方も、私自身変わり、若い彼の未来を信じて伸ばしていってあげたらって思っています。これは仕事のキャリアを積み重ねて金銭的にも自立した、今だからできた選択かもしれません。
新しく家族になった翔平のお母さん、義理の母もまだ56歳で年齢も近いので、義母と嫁というよりも、ちょっと年上のママ友みたいな感覚でお付き合いさせていただいています。結婚の意思を報告したときも反対されることはなく、父親がいなくて不安だった息子の心を第一に考えてくれたうえで、私と息子を優しく受け入れてくれたことに感謝しかありません」
※<これからの想い編>は、4月7日に公開予定です。
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