実話【26歳、マチアプで本気の1年婚】妥協NG、違和感あれば即切り!「年収」より大事な見極めポイント
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出会いのスタンダートとなりつつあるマッチングアプリ。でも、「婚活って、本当にうまくいくの?」「どうやって本気の人を見分ければいいの?」という声も多いはず。
マッチングアプリで理想の結婚に至った人たちのリアルな声を参考にして、理想の結婚に辿り着く可能性をグッと高めたい!マッチングアプリでの結婚、略して「マチアプ婚」で幸せを掴んだ方々に、運命の夫を見つけるまでのリアルな秘訣を聞きました。
今回は、「あと1年」と活動期間を決めるも、なかなか理想の相手に出会えなかったというMさん。IT企業で働きながら副業で動画クリエイターとして活動する多忙な日々の中でも、妥協は許さなかったそう。そんな彼女が、仕事を応援してくれる理想のパートナーとの結婚に至るまでの軌跡に迫ります。
アプリ婚妻DATA
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M・Sさん(33歳・クリエイター)
B・Sさん(33歳・IT)と2019年に結婚
【夫と出会ったアプリ】With
【その他使ったアプリ】Pairs
【アプリ使用期間】約2年(本腰を入れたのは1年)
【デートした人数】10人
【夫と出会ってから付き合うまで】1週間
【結婚までの交際期間】1年
【夫に出会うまで】
年収よりも価値観重視!違和感あれば即手放す勇気を
Q.アプリの利用目的は?
25歳の時に彼氏が欲しいという気持ちでマッチングアプリを軽く始めましたが、26歳になった時に「本気で婚活しないとまずい」と思い本腰を入れました。当時大手IT企業に勤めていて、上の世代の29歳、30歳くらいの先輩から、「本当に出会いがないよ」という話を聞いていました。「26歳、27歳くらいが一番いいから、そのタイミングでちゃんと自分から出会いに行かないとダメだよ」と言われて。自分ではまだ若いと思っていましたが、そのアドバイスに背中を押されて本気で始めることにしました。
Q.結婚相手に求めていた条件は?
顔がタイプであることのほかに、まずは学歴を重視していました。パートナーで家族になるかもしれない人となると、勉強に対して同じくらいの熱量と知識量がある人が良いと思ったんです。例えば政治の話や子育ての話になった時に、「わからない」となってしまう人とは議論にならないので。なんとなくフィーリングが合いそうだなという観点で私立の大学を卒業している人、そして私と同じくらいかそれ以上の大学と考えた時に早慶の人は尊敬できると思っていました。
また、首都圏育ちというのも大切な条件でした。私自身が、都心に近いところで育ってきたので、地方出身の人とは理解し合えない部分も生まれてくるんじゃないかなと不安だったんです。育った環境が近しい人の方が将来的に子どもを一緒に育てる想像がしやすかったですね。それに、自分の両親を見ていて、お盆や年末年始などに地方へ帰省するのは大変だなと感じていて。結婚後何十年と続くことを考えると、こういうストレスは先にカットしておきたかったんです。
一方で、年収はそこまで気にせず、真面目に働いていたらOK。たしか「400~600万円」の項目を選んでいたはず。逆に年収が高すぎる人は避けていましたね。母からの教えもあり、そういう人は自由に使えるお金も多くて浮気や不倫の心配もあるため、年相応の働き方をしている人が良かったです。お互いが高め合える存在であれば、年収は自然に上がっていくと思います。
Q.デートするかどうか決めた基準は?
メッセージに下心がなく、心地よくラリーが続く、そしてガツガツしていない人です。
まずは「いいね」を押す前に、プロフィールの書き方で見極めていました。私自身クリエイターなので、文面のセンスでビビッとくるものがありました。例えば写真や洋服、絵文字の使い方や改行の仕方などですね。
下心がないかどうかの判断としては、シンプルに「都内に住んでます。海外が好きです。会社員です」「よろしくお願いします」くらいの方が好印象。反対に、「LINEとか電話とかもOKです」「都内なのでどこでも行けます」「夜とかだと結構空いてます」など書いている人は、下心が透けて見えてNGでした。
私のプロフィールには、あえて「真面目に婚活している」と書いて結婚の意思表明を。アプリには結婚に対する今の関心を選ぶ項目もありますが、本気度はわかりづらいので、気になる相手には自分からどんどん質問して確認しました。
実際に会った人の中には、進みが早すぎる人もいて。1回目のデートで、ごはんだけでなく「この後どうする?」と、その日のうちに全部を終わらせようとする感じが見えた瞬間に、違うと感じました。「私はそういうんじゃないんです」と断ってすぐに帰り、相手にもはっきりと「そういうのはやめた方がいいよ」って伝えましたね。
あとは仕事に関する話も大切です。1つ年上の方で、初めて会った時に「そのやり方じゃダメだよ」と言ってくる人がいました。お互いの仕事をしている姿を見ているわけでもないのにイメージだけで決めつける人とは、この先結婚したり子供が生まれたりした時に絶対ぶつかるだろうと思いました。
2回目のデートに繋がるかどうかは、単純に会話が面白いか。ちゃんと面白いな、楽しいなと自分が笑えていたのかを思い返した時に、あまり楽しくなかったと思う場合は、次のデートも疲れるから行かないという感じで割り切っていましたね。
【夫と付き合うまで】
たった2回のデートで確信、仕事の夢を全肯定した運命のパートナー
Q.夫と初めて会った時の印象は?
当初マッチングアプリは、本腰を入れてから1年だけの期間限定でやっていたんです。恋愛経験も少なく理想だけが膨らんでいて、実際に多くの人に会って自分を客観視したり価値観を見直したりしたものの、なかなか上手くいかず。1年経過のリミットが迫るなか、粘った末に最後にマッチングしたのが今の夫でした。
私はプロフィールに、副業のクリエイターとして顔出しした動画をアップしているSNSのリンクを貼っていたんです。これを見て引くような人は付き合えないし、後から「それやめて」と言われるのを避けたかったから。彼はこれまで会ってきた人たちとの反応と全く違い、初めて会った時に「動画全部見たよ、いいじゃん」と言ってくれてめちゃくちゃびっくりしました。興味を持ってくれたことも、下調べしてくれた優しさも嬉しかったです。彼を逃したら、この先自分のことを応援してくれる人は一生現れないだろうなって思いました。
Q.交際に至ったきっかけは?
1回目の夜ごはんの後、1週間後くらいに2回目のデートをしました。マチアプのデートは基本、仕事後にサクッとごはん、嫌なら食べてすぐ解散がポリシー。そのうえで、デートする曜日にもこだわりがありました。気になる相手とは金曜の夜に会うようにしていて、彼とはどちらも金曜夜デート。「金曜日を過ごす」というのは、お互いのプライオリティの高さを示すいいアピールになりますよね。2回目のデートですでにお互いに好意を感じていて、彼が告白してくれました。
【結婚を決めたきっかけ】
「待つ」より「攻める」で話をリードし、出会って1年で結婚を実現
Q.付き合ってからのギャップはありましたか?
海外に対する価値観のすり合わせを早めに行いました。私は大学生の時から隙あらば海外に行っていましたが、彼は頻繁に行くタイプではなくて。誘った時に「別に俺行きたくないから」って言われると寂しいし、子どもができた時には家族旅行や留学などの経験をさせてあげたいと思っていて。付き合いたての頃に「海外っていろんな価値観学べると思うけどどう思う?」といったコミュニケーションを取って、付き合って2ヶ月のタイミングで私が案内するからと切り出し、チケットなど全部手配してタイ旅行に行きました。
海外旅行では、価値観のすり合わせ以外に、環境が変わっても心のバランスを保てる人なのか見極めたい気持ちもありました。結果、彼は全然変わらなくて。むしろ環境が変わってもポジティブに順応していて、メンタルバランスが取れている人だなという確信が持てました。
Q.結婚の決め手は?
付き合ってすぐに結婚や将来のことについて話していました。私から「結婚って考えてる?」「どれくらいのタイミングで考えてる?」って。友達の中にはなかなか言いづらいって子も多いんですけど、私は傷つきたくないんです。いっぱい思い出を作ってから傷つくくらいなら、なるべく早めにダメージを小さくしたい。早い段階で「1年以内に結婚したい」という話を切り出していました。これは、男気チェックも兼ねていました。ちゃんと決められるかっこよさがあるかどうかは、結婚後も大事なポイントだと思うので。
これだけ楽しくて相性もいい人はなかなか出会えないよねということで、「1年後の5月くらいにしますか」と具体的な日付も決めて進めていきました。
【アプリ婚してみて】
大切なのは出会いの量!たくさん会って自分を知ることが婚活の最短ルート
Q.マッチングアプリ婚活をする上で大事にしたことは?
とにかく数を打つことが1番大事だと思っています。私も10人くらいと会いましたが、人に会うと意外と自分の価値観が覆ったりするんですよね。例えば、年収1000万円の人がいいと思っていても実際会ったら性格が合わなくて、逆に600万円の人がとても素敵で自分と合うことがわかったり。そういう経験を重ねることで、自分にとって本当に大切なものが見えてきます。
自分を高く見積もりすぎないことも大切です。学歴も高い、年収も高い、顔も良いみたいに色々条件を出して「じゃあお前はどうなんだ」って自分に問いかけ、何個か条件を譲歩して会う人の裾野を広げました。そうでないと、いつまで経っても「ないない」で過ぎてしまいますし、たくさんの人に会って自分のことを客観視することが重要だと思います。
あとは、最初から自分のありのままを見せること。私の場合は副業で活動していたSNSを載せたり、真面目に婚活していると書いたり、プロフィール写真を盛れすぎているものにしないなど工夫をしていました。写真については、実物が可愛いと思ってもらえる方が印象が上がると思ったから。交際してからもオープンマインドに、聞きたいことは自らコミュニケーションを重ねたことで、結果的に将来の夢を理解してくれる理想の相手と結婚することができました。
取材/河野紗也 編集/越知恭子