今期のドラマ『浅草ラスボスおばあちゃん』にCLASSY.モデルの堀田茜さんが出演中。「人生いつだって“今”が最盛期」と強く生きる75歳の主人公・松子と、堀田茜さん演じる完璧主義の32歳・森野礼たちが現代の不条理に立ち向かう痛快ストーリーはCLASSY.世代には共感ポイントがたくさん！　ドラマの見どころと、ドラマを通して今茜ちゃんが想うことをインタビュー。この記事は前編です。

――このドラマのみどころは？

ドラマは、梅沢富美男さん演じる日向松子が浅草で便利屋を開業して、困っている人からの依頼を破天荒に解決していく人情物語。私が演じる森野礼は真逆の性格で完璧主義の区役所職員です。松子の破天荒っぷりに翻弄されながらも次第に心を開いていき、自分の過去と向き合っていきます。

松子は粋な性格で血の通った言葉が多くて、礼を演じている私自身もグッとくるものがあるんですけど、どの世代の人にも刺さる印象的なワードがたくさん出てくるのでそんなセリフを毎回楽しみにしていただけたら。ちょっと疲れているときに、フッと笑って見られるドラマだと思います。

――森野礼の役を演じてみてどうですか。

不器用だし、ルールの中でしか生きられない性格ですが、松子の言葉をスッと受け入れる素直さも持っていて、可愛げを感じます。私自身もルールの中で暮らしていたほうがすごくラクだと思う部分もあるので、そういうところは私と似ています。ただ、礼はダメなことはしっかりダメと言えるからすごいんですよね。私は「それダメじゃない？」と思っても言えないタイプ。礼みたいな正義感の強さや、その場では煙たがられても後々感謝されるような強い存在っていいなぁと憧れもあります。

――撮影現場で楽しかったことは？

ドラマの舞台が浅草なので浅草周辺で撮影をしているのですが、私東京出身なのに、ちゃんと浅草を楽しんだことがなかったなと気づいて、街の空気感を楽しんでいます。外国人の方で溢れていることを撮影に入ってから知って驚いたし、みんながワクワクした表情で歩いているので、勝手にうれしい気持ちになっています。浅草花やしきでのシーンもあるのですが、そこも雑誌の撮影で行ったことがあっただけで、乗り物に乗ったのははじめて。花やしきの趣を感じられたのもよかった。

それと、礼のシェアハウスの仲間たちも登場しますが、共演者みんなが人見知りだったんですよ(笑)。だからはじめは人見知りたちの緊張感が漂っているのがおもしろくて、でも撮影を重ねるごとに徐々にいい空気が出来上がってきて、本当に一緒に住んでいるみたいで。それがなんだかあったかくてよかったんですよね。待ち時間に梅沢さんがエピソードトークでみんなを和ませてくれたりもして、そんな時間がいいなと思いながら過ごしていました。

――他の共演者との印象的な出来事はありますか。

動画クリエイターの花村すみれ役を演じる朝日奈央ちゃんは元々友達で食事に行く間柄。撮影が一緒になると聞いたときにすごくうれしかったのですが、最初は不仲設定なので、現実との違和感がおもしろくて(笑)。すみれの役も奈央ちゃんにフィットしていて、本人のような一面が見られるので、友達としてはそんなところもうれしかったです。