子どもの成長とともに、進学などでお金がかかるときがやって来ます。備えが必要とはわかっているものの、いったいどう備えたらいいのでしょうか? 貯める期間が短い、思うように貯まらない、そんなときには子どもと協力し合うのもおすすめです。
教えてくれたのは
家計再生 コンサルタント
横山光昭さん
株式会社マイエフピー代表取締役。独自の家計再生 プログラムの相談・指導に高い評価がある、庶民派ファイナンシャルプランナー。『お金と人生の計画帳 100年生きる私たちのマネープラン』(主婦の友インフォス)など、著書は累計330万部超え。
子どもに負担させるのは「悪」ではありません
「学費は親が払うのが当然、の風潮が日本にはありますが、 海外では高校卒業までが親の務め、という国も。その後の進路は本人の選択なので、自分で学費を負担する場合が多いです。私は自分の子にそう話し、大学の学費負担は親半分、子ども半分としました。在学中のバイトでまかなえたし、 真剣に授業を受けるように。金銭感覚を学ぶ機会にも!」(横山さん)
奨学金を借りるときは最低限の額に絞って
「お金が足りずに奨学金制度や教育ローンを利用するのは、借金を抱えることになると抵 抗がある人も多いと思います。でも「足りない分だけ」とすれば、気持ちも負担もぐっとラクに。例えば、払える分まで払って、大学3年生から奨学金にし、月5万円ずつ借りるなど。大きく借りすぎなければ、借金というほどのレベルにはなりませんよ」(横山さん)
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無理なく学費に備える「貯金」と「投資」のバランスとは?
イラスト/カツヤマケイコ 取材・文/鹿志村杏子 構成/長南真理恵
Mart2020年2月号
毎月カツカツじゃ困るから「子どもの学費」を無理せず貯めるコツを教えて! より