モノをつかむだけでなく、さまざまな用途のトングが100円ショップの棚には並んでいます。本当に便利なの? 使えるの? 厳しい目でチェックしました。
検証してくれたのは
(左から)フードスタイリスト・小川雅代さん、フードコーディネーター・いのうえ陽子さん、フードスタイリスト・水嶋千恵さん。
フードスタイリストが選んだ
イチオシトング4選
◇小川さんのイチオシ・1◇
ダイソー
揚げ物トング
片側がカス揚げのような細かい網目になっている、揚げもの専用トング。繊細な揚げものを崩さずキャッチ!〈W9×D9×H27㎝〉¥100
\検証/
「つかむ」と「油を切る」のそれぞれのパートで1対になっています。
アスパラなど、菜箸だと曲がってしまうこともあるような、少し繊細な揚げものに威力を発揮!
\ここがポイント!/
菜箸よりしっかりつかめて頼もしい(小川さん)
◇小川さんのイチオシ・2◇
Seria
先細トング
先端が細く、網の上で焼く肉などもひっくり返しやすく、置くときに先端が下につかない。箸ではつかみにくい薄い食材に◎〈W3.5×D2.8×H27.5㎝〉¥100
\検証/
細長い先端の内側はギザギザ加工になっているため、滑りやすい食材もお手のもの。
薄い肉をはがす場面など、すっと先端を入れて持ち上げればこのとおり。
パックに入った肉を冷凍保存するためラップに移すときでも活躍します。
\ここがポイント!/
扱いにくい薄切り肉用に最高!(小川さん)
◇いのうえさんのイチオシ◇
Seria
麺トング 66ナイロン
名前のとおり、パスタやうどんなど麺をつかむための先端になっているトング。逃げやすい麺もがっつりつかんでくれる。〈W7×D9×H28㎝〉¥100
\検証/
櫛のようなギザギザの先端。ナイロン加工でソフトにつかめる。
ゆでたパスタで実験。お湯の中にトングを入れてつかむとこのとおりたっぷりつかめました。
\ここがポイント!/
麺料理は時間との勝負。さっと取り出せるのがいい!(いのうえさん)
◇水嶋さんのイチオシ◇
ダイソー
つくねトング
肉だねをすくって振れば、つくねがきれいに丸くできる、ユニークなトング。〈W4×D4.5×H15㎝〉¥100
\検証/
合わせると直径4㎝ほどのつくねができる先端。
まずは片方の先端部分で1杯分の肉だねをすくいます。外側についた肉だねは取り除きます。
ストッパーをトングの先端の首部分まで移動し、20~30回ほど振ります。あけると丸いつくねができています。
\ここがポイント!/
つくねがつくれて家庭の鍋で盛り上がる!(水嶋さん)
こんな便利なトングがあれば、作業がよりスムーズに。そして使うのが楽しみになって調理のハードルも一段下がりそうです。
※この記事内でのサイズ表記は編集部調べです。また、掲載商品は取材時のもので、現在取り扱いがない場合があります。予めご了承ください。
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撮影/中林 香、取材・文/新里陽子 構成/Mart編集部
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