「目は大きければ大きいほど美人に見えるはず」と、アイシャドウ、アイライナー、マスカラの全ステップをきっちり行わないと不安になるあなた。コツさえつかめば盛らなくても目ヂカラは強調できるんです。 今日から“自分の目を綺麗”に見せるアイメークに更新を！

クリームシャドウの2色使いで単色以上、4色グラデ未満の深みのあるまぶたに

若い頃に覚えた多色使いのグラデーションや重ねがちなラメシャドウは、どうしてもやりすぎ感が出てしまいます。まぶたにツヤを宿すクリームシャドウなら、ナチュラルな奥行きが完成。同系色の締め色を重ねることで、ぼやけた目元もしっかり際立たせられます。

STEP1：まぶたに溶け込むモーヴブラウンを土台に置いて

肌に馴染む色を手の甲にとってからアイホールにワイパー塗り。ルナソル グラムウィンク フロスト 02￥3,200（カネボウ化粧品）

STEP2：目の際の引き締め色に旬の赤みブラウンを

赤みを含んだ茶を、二重幅に指でポンポンしながらつけます。ルナソル グラムウィンク フロスト 04 ￥3,200（カネボウ化粧品）

＼おすすめはこれ／

ツヤでしっとり煌めくものを使うことがポイント。上から時計回りに、しっとりとした湿度感のあるオイルベースのクリームシャドウ。柔らかく溶けてまぶたにすっと馴染みます。ルナソル グラムウィンク フロスト 04、02 各￥3,200（カネボウ化粧品）目元に加えて、リップやチークにも使用できるマルチアイテム。主張しすぎないカラーでさりげないニュアンスをつけたいときに重宝します。セルヴォーク インフィニトリー カラー 12、14 各￥3,200（Celvoke）水性ベースでピタッと密着してよれないマットタイプ。スキンケア効果のあるカレンデュラとシアバターを配合し、メークしながら保温も叶う。カレンデュラアイシャドウリキッド OC06、OC05 各￥3,500（SHIRO）

単色使いならそれだけで整う、湿度を感じるマットを選んで

今年は粉っぽくならず、モイスト感のあるマットシャドウが豊作。旬のツヤ肌には、パーリィなラメよりも程よくマットな眼差しが品良く好相性。持ちの良さも魅力的で一つ持っていると万能。
左から：オイルジェルベースだから少量で伸びてロングラスティング。まぶた全体につけたり、細く入れてライナー代わりにすることも。タッパロイユ マットヌード アイカラー ダリア 425 ￥7,700（クリスチャン ルブタン ビューティ）美容オイルでミネラルを固めたシンプルな処方設計で敏感肌でも安心。チークやリップにも使える万能カラー。ミネラルマルチパウダー リネンベージュ￥2,300（ETVOS）使い勝手の良いニュートラルカラー。マットの質感がまぶたに美しい影を作ります。NARSシングルアイシャドー 5319 ￥2,500（NARS JAPAN）まぶたにしっとり密着。アイオープナー 073 ￥1,200（マリークヮント コスメチックス）

引いたほうが、自分の目を活かした目ヂカラUPが叶う！

「アイシャドウはグラデにしなきゃ、ラインを引かなきゃ」という固定観念をまずは捨ててみて。少し塗るだけでも美しくなるのは女優やモデルだからと思うかもしれませんが、今は引き算で生まれる抜け感が旬顔を作ります。時短で崩れにくくなるから是非挑戦してみてください。

米国留学後、ロンドンにてメークの仕事をスタート。卓越したメークセンスとテクニックで女優やモデルの内面からも美しさを引き出す。広告、CM、雑誌の表紙も多数手がける。

2020年『美ST』4月号掲載 撮影／岡田 潤　モデル／加藤ローサ　メーク／水野未和子〈3rd〉　ヘア／Show Fujimoto　スタイリスト／JURIKA.A　取材／中田ゆき　編集／浜野彩希