周りから信頼されない理由は…仕事でミスを繰り返す人の特徴4つ

「前にも注意したのに、また同じところでミスしているな」「いつも同じようなミスばかり。本当に改善しようとしているの?」なんて心の中で思ってしまうこと、あるのではないでしょうか? その仕事を始めたばかりでもないのに、いつも同じようなミスばかり繰り返す人、あなたの職場にもいるはずです。毎回のようにミスを連発されると、フォローする側も大変。そこで今回は、当てはまったら要注意な“仕事でミスを繰り返す人の特徴”をご紹介します。

1.マニュアルをちゃんと読まない

「仕事のマニュアルを作ったのに、それは読まずに直接聞いてくる人がいます。最初はそのつど教えていましたが、自分の作業が止まるので『自分で調べてわからなかったら聞いてください』と言ったんです。それでも、相変わらずマニュアルは読まないし、私にも聞かないで勝手にやってミス多発。マニュアル通りにやれば失敗しないのに」(30歳/IT)

面倒くさがっているのか、それともマニュアルの内容が難しくて敬遠してしまうのか。いずれにせよこのような人は、同じミスを繰り返す傾向があります。もし、内容が分かりにくく理解が難しいのなら、その旨をきちんと伝えて、正しい手順を教えてもらうようにしましょう。
また、このようなミスを続ける人は、“マニュアルを読むこと”が目的になっている場合があるのですが、それは間違いで、あくまでも、マニュアルを読むのは正しく仕事を行うためのひとつの手段。マニュアルを読むことで、仕事において一定の質を保つ可能性が高まります。
仕事の質は自分の評価にもつながるので、巡り巡って自分の役にも立つでしょう。当てはまる……と思った人は、早速明日から改善しましょう。

2.ミスを誤魔化そうとする

「先輩が自分のミスを認めない人で、あげく私にミスをなすりつけてくるのがすごくムカつきます! いつも言い訳ばっかりして、ミスの原因をきちんと考えないのも、ミスを繰り返す原因じゃないかな」(33歳/金融関係勤務)

明らかに自分のミスなのにそれを認めないどころか、うまく誤魔化そうとしたり、誰かのせいにしたりする人、あなたの周りにもいませんか? こうした人には「怒られたくない」「謝りたくない」といった気持ちがあるのかもしれません。そういったマインドでは、いつまで経ってもミスを改善することはできないでしょう。
まず、自分がミスをした時は、誰かのせいにしたくても、自分のミスだと素直に受け止める、その上で、どうしてミスをしてしまったのかを考える、さらに解決策を考える、常にこの3つを心がけましょう。
原因と解決策が分かれば、次からは同じようなミスを防げるはずですよ。

3.チェックを面倒くさがる

「金額の桁間違いや、タイプミスが多い後輩がいるんですけど、どうやらきちんとチェックしないで提出しているみたいなんです。どのミスも確認すれば防げるのに。確かめることを面倒くさがっていたら、いつまでもミスは減らないですよ」(32歳/金融)

せっかく仕事をしても、その後のチェックを怠って、ミスが起きてしまうケースも。ちょっとしたミスであれば、確認の段階でも十分に防げるはず。チェックを怠ることで同じミスを繰り返す可能性もあります。
“確認するまでが仕事”と心がけて、最後の最後まで丁寧に確認しましょう。その作業で、気付けるミスがあるかもしれませんよ。

4.ミスしても「落ち込んで終わり」

「ちょくちょくミスする同期のコは、失敗するたびに『向いてない……』『自分なんか』『情けない』ってひたすら落ち込みます。でも、落ち込むだけなんですよね。失敗から何も得られていないから、また同じミスをするんです。その繰り返しで、私も周りも何と言ったらいいのか、お手上げ状態です」(29歳/生活用品メーカー)

仕事でミスをすると、つい落ち込んでしまう人もいるでしょう。ミスをして落ち込むことは、悪いことではありません。しかし、ミスの根本的な原因を考えず、落ち込んで終わりになってしまっては、同じようなミスを繰り返しがち。
大切なのは、落ち込むことではなく、同じ失敗を繰り返さないこと。落ち込むだけ落ち込んだら、その次に「今度はどうすれば良いのか」まで考えられると良いですね。

 

仕事でミスを繰り返してしまう人は、今回ご紹介したようなことをしていないか、自分の仕事ぶりを一度振り返ってみるといいでしょう。ミスには、必ず原因があるはずです。ミスの原因を振り返ることで、今後の対策にもつながります。

文/大内千明 画像/Shutterstock(Elnur、Jacob Lund、Dragon Images、fizkes、Pixel-Shot)