「大葉とくるみのジェノベーゼパスタ」イライラ解消!|週刊おうち薬膳

最近、訳もなくイライラする…そんなことありませんか?
実は気候的に春はイライラの季節なんです。気温の上昇とともに、私たちの体内のエネルギーも上に上にと上昇しがち。エネルギーが全身を巡らずに頭へ昇ってばかりの状態だと、私たちの上半身に変化が起きやすくなります。怒りの感情を「頭にくる!」と表現するのもわかりますね。目の疲れやめまい、肩の張り、頭痛に加えてイライラも症状のひとつ。4月はそんなイライラを解消するレシピをお届けします。

大葉とくるみのジェノベーゼパスタです。薬膳効果があります。イライラを解消します。

「大葉とくるみのジェノベーゼパスタ」

バジルと松の実が定番のジェノベーゼを春らしくアレンジ♪大葉は気を巡らせ、くるみは胡桃肉(ことうにく)という生薬として肌や髪、脳によいアンチエイジング食材なんです。ソースをすべて入れて攪拌するだけ!ミートソースなど煮込むソースよりずっと簡単です。

◉材料(2人分)
・乾燥パスタ(スパゲティ)…160g
・新じゃがいも…小2個
・〈A〉大葉…10枚
・〈A〉くるみ(無塩・ロースト)…30g
・〈A〉にんにく…1かけ
・〈A〉オリーブ油…大さじ4
・〈A〉粉チーズ…大さじ2
・〈A〉塩…ふたつまみ

◉作り方
①新じゃがいもは皮をよく洗い、2~3センチ大に切る。〈A〉を合わせ、ハンドブレンダーまたはミキサーでなめらかになるまで攪拌する。
②鍋にたっぷりの水と1%の塩(分量外)を入れて沸かす。沸騰したら新じゃがいもとパスタを入れ、袋の表示時間より30秒短めに茹で、ザルにあげる。(茹で汁は少しとっておく)
③フライパンに〈A〉のソース、②の茹で上がった新じゃがいもとパスタ、パスタの茹で汁お玉1/2杯分を入れ、弱めの中火で加熱しながら全体を絡める。水分が飛び、ソースにとろみが出たら器に盛る。粉チーズ適量(分量外)を振る。

◉レシピのポイント
・新じゃがいもが無ければ、普通のじゃがいも1個を皮をむいて使用。
・作り置きする場合は、時間が経ってもおいしいペンネで作るのがおすすめ。

◉キー食材
・大葉…気の巡りをよくする

春は新生活などでストレスが溜まりやすい時期。食生活で「エネルギーの巡りをよくする」ことが大切です。香味野菜や薬味、柑橘類やハーブティーなど香りのよい食材を意識して取り入れてみましょう。

◉齋藤菜々子プロフィール
料理家・国際中医薬膳師。IT企業で営業を経験後、料理家のアシスタントを務め独立。日本中医学院にて中医学を学び国際中医薬膳師を取得。「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、身近な食材のみを使ったつくりやすいレシピにこだわり、家庭で毎日実践できる薬膳を提案している。東京・自由が丘にて料理教室を主宰。教室情報はInstagram@nanako.yakuzenにて。