「花のある暮らし」 50代男性編集部員の場合③
HERS5月号「特集・私だけの、ひとり時間。」
P.58からの〈花のある暮らしを、もっと簡単に。〉について、自分なりにいろいろと思いを巡らせ、実践しています。
前回の記事はこちら。
この時季は菜の花がきれいですよね。
小生も畑で育てています。
収穫して、観賞用と食用に分けています。
そう、花は美味しいですよね。
今回は花を食べる話。
昨年取材したイタリア料理店【アルテレーゴ】では、お米とポレンタのピザ生地の上にカラフルなエディブルフラワーが飾り付けられていました。
【アルテレーゴ】の記事はこちら。
他にもさまざまなレストランでサラダに使われたり、
メイン料理に彩りを添えたり。
ビオラやパンジーなどのスミレをはじめ、ナスタチウム、カレンデュラ、ボリジなどのエディブルフラワーは気分を上げてくれますよね!
とはいえ、今はステイホーム週間ですから、美味しい店に頼るわけにはいきません。
家で花を食べることを考えました。
畑で育ったソラマメの花。
ソラマメは1つの株からたくさんの茎が出てきて、春には花がたくさん咲きます。
でも、すべての花を咲かせると栄養分が分散して豆が大きく育ちません。
なので部分的に枝を摘芯します。
花や蕾がついた先端の部分↓はもったいないので
おひたしにして食べました。
思った以上に美味しいです。パクパク食べられます。菜の花も少し混ざっていますが、ソラマメの青くさい香りが好きな人には、絶対お勧め。
ちなみに花びらの部分は水洗いしているうちにほとんど落ちてしまいました。なので、花というより、蕾ですが……。
花びらを食べるおいえば、菊のおひたしがメジャーですよね。
そういえば、昨年ラディッキオの花のおひたしを作ったことを思い出しました。
ラディッキオはこちら。
でも、これがなんと、春に収穫せずにほったらかしにしていると株の中心部からニョキニョキと花茎と出てきて、おびただしい数の花が咲きます。
紫色のきれいな花。
花びらを集めておひたしに。ラディッキオもキク科の植物ですから、菊のおひたしとほとんど同じ。ほんのり苦くてシャキシャキした食感でした。
ところで、最初に登場した菜の花ですが、そういえば蕾は食べるけど、花びらはあまり食べないな? と思い、むしってムシャムシャしてみました。
ほんのりとした苦味と甘み……。
ちょうどコーヒーをのんでいたので、中に入れてみることに。
コーヒーの酸味が少し引き立つような気がしました。気のせいかな?
紅茶のほうが合うかもしれません。
HERS5月号をはじめ、光文社の雑誌・書籍のご購入方法のご案内について。
写真・文/川原田朝雄