人間関係に疲れたら…。自粛期間に「ぼっち」に慣れると幸せになれる理由
高校を卒業して、「いざ華の大学生活!」と心躍らせていたら、コロナウイルスの影響で世間は自粛モードに…。まだまだ続きそうなおうち生活に飽き飽きしつつも、「こんな毎日じゃ、大学で友達できる気がしない…」なんて心配な1女さんも多いのでは? そんな憂鬱な気持ちへの対策を精神科医・名越康文先生に教えてもらいました。
名越康文先生 プロフィール
1960年 、奈良県生まれ 。精神科医。 相愛大学、高野山大学客員教授。臨床に携わる一方で、テレビ・ラジオの コメンテーターとしても活躍中。近著に『Solo Time「ひとりぼっち」こそが最強の生存戦略である』がある。
1女のユーウツ
友達できないし、増える気もしない…。
4年もやっていける気がしない
同調性の強い女性は、
完成した人間関係を抜けるほうが難しい!
日本の教育システムだと、高校生までは与えられたカリキュラムをとにかくこなすことを求められますよね。 主体性を持ってしまうとかえって生 きにくい環境なんです。だから大学に入学して「自由です!」って言われても、その自由の使い方が分からない人が多い。そうなると、自分に似合 うファッションもピンとこないし、ど んな人と仲良くなると自分が心地いいかも判断がつかないんです。そこで、この人間関係に出遅れたという一女さん。彼女はある意味ラッキー と も言えます。
60%の人に言える、人間関係で成功する秘訣って〝単独行動〞をすることなんです。理由は簡単で、一度人間関係の輪に入ってしまうと、同調性の強い女性は特に抜けづらいから。後々自分が心地いい人間関係を別で見つ けたときに、抜けられなくて辛い思いをする可能性があるんです。出遅れたからこそ、主体性を学んで身に付けるチャンス。しばらく単独行動をして、社会のいろんなところに顔を出してテリトリーを広げる。そこで小さな失敗を経験するうちに、自ずと自分らしい環境がまわりに出来上がっているはずです。