初心者でも失敗しない「さわらの西京焼き」の作り方【和食の基本】|おうち時間で花嫁修業

長く続いているおうち時間で、ついつい食生活が乱れてきた人も多いはず。健康的な和食を作ってリセットしてみては?今回は、「魚を焼く」という和食の基本が詰まった「さわらの西京焼き」の作り方をご紹介します。料理が苦手な人も、簡単にマスターできるはず!

失敗しない「さわらの西京焼き」の作り方

今回作る「基本の献立」はこちら!

主菜
さわらの西京焼き
副菜
揚げ出し豆腐
野菜の甘酢漬け

味噌の旨みを染み込ませたさわらをグリルで直火焼きに。表面を焦がさず、中までふっくらと焼き上げるようにしましょう。

だし餡に薬味を効かせていただく揚げ出し豆腐と、作り置きおかずとしても重宝する野菜の甘酢漬けも、マスターしたい副菜です。

1. 主菜「さわらの西京焼き」

味噌床に一日漬けておくだけ! 保存袋を使えばお手軽です。

材料 2人前

さわら ─ 2切れ
塩 ─ 少々
はじかみ生姜 ─ 2本
A
・西京味噌 ─ 100g
・みりん ─ 大さじ1
・酒 ─ 大さじ1
・砂糖 ─ 小さじ2
・醤油 ─ 小さじ2

    1.さわらに塩を振る
    さわらに塩をふり10分ほどおく。

    2. さわらの水気を取る
    1をさっと水洗いし、クッキングペーパーで水気をふき取る。
    POINT
    さわらに塩をふって余分な水気を取ることで、くさみを抜きます。

    3.味噌床を作る
    Aを混ぜ合わせる。

    4.味噌床に漬ける
    保存袋に2と3を入れてよく馴染ませ、袋の空気を抜いて冷蔵室で1日おく。

    5.味噌を取り除く
    4からさわらを取り出し、表面についた余分な味噌をぬぐう。
    POINT
    味噌がついていると焦げやすくなるのできれいに取り除きましょう。

     

    6.さわらを焼く
    グリルに皮目を上にして並べ入れ中火で7〜8分ほど焼く。器に盛り、はじかみ生姜を添える。

2. 副菜①「揚げ出し豆腐」

外はからりと、中はふわふわに仕上げるコツは、豆腐を程よく水切りすること!

材料 2人分

木綿豆腐 ─ 1丁
片栗粉 ─ 適量
揚げ油 ─ 適量
万能ねぎ ─ 少々
もみじおろし ─ 少々
A
・だし汁 ─ 100cc
・醤油 ─ 大さじ1
・みりん ─ 大さじ1
〔水溶き片栗粉〕
・片栗粉 ─ 小さじ1
・水 ─ 大さじ1/2

作り方

1.豆腐はクッキングペーパーに包み、ざるに上げて10分ほどおき、水気を切る。

2. 1を4等分に切り、片栗粉を全面にまぶす。

3. 2を170℃の揚げ油で4~5分揚げる。揚げ網にのせて、油を切る。

4. 小鍋にAを入れて煮立たせ、水溶き片栗粉を加える。

5. 3を器に盛り、4をかけて小口切りにした万能ねぎともみじおろしを添える。

POINT

豆腐を軽く水切りすることで、揚げたときの油はねを防ぎます。

3. 副菜②「野菜の甘酢漬け」

日持ちがするので、 常備菜として作り置きしたいおかずです。

材料 2人分

新玉ねぎ ─ 1/2個
オクラ ─ 10本
ミニトマト ─ 10個
A
・酢 ─ 100cc
・だし汁 ─ 大さじ3
・砂糖 ─ 大さじ2
・塩 ─ 小さじ1/2

作り方

1.新玉ねぎは皮をむき、薄切りにして水に10分ほどさらし、水気を絞る。

2.オクラはへた周りにあるがくを切り落とす。ミニトマトはへたを取る。

3.小鍋にAを入れて煮立ったら火を止める。粗熱が取れたら1と2を加えて10分ほどおき、冷めたら器に盛る。

POINT

蓋付き容器に入れて冷蔵室で保存すれば、1週間ほど日持ちします。

教えてくれたのは...田中伶子先生

田中伶子クッキングスクール代表。全国料理学校協会理事、東日本料理学校協会副会長、NPO日本食育インストラクター協会理事。福岡女子大学卒業後、1964年に料理教室を開設。家庭料理の基礎から食のプロ養成まで指導にあたるほか、TV番組の出演や雑誌の執筆、食品・流通・広告会社等での商品企画、講演会など幅広く活躍中。

取材/首藤奈穂 撮影/馬場わかな スタイリング/佐々木カナコ、来住昌美 調理アシスト/中村奈津子、戸嶋幸江、杉本涼子、戸崎小百合、廣瀬弘子 再構成/CLASSY.ONLINE編集室

※この記事は『結婚できる和食教室』(光文社刊)を再構成したものです。
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