「花のある暮らし」 50代男性編集部員の場合⑧
発売中のHERS5月号「特集・私だけの、ひとり時間。」
P.58からの〈花のある暮らしを、もっと簡単に。〉
ぜひご覧ください。
ここでは、一編集者としての実生活での「花のある暮らし」を展開中。
前回は練馬区の公園での話でしたが、
今回は、川の話です。
東久留米に落合川という小川があります。
この川は都内で唯一、環境省の「平成の名水百選」に認定されているほど水が美しい川です。
近くには湧水地点がたくさんあり、その1つはこんな感じです。
水がキレイなので、野生のクレソンも自生し、
サギやカモ、カワセミといった水鳥たちも集まってきます。
「小川」という表現が本当に相応しい川で、川幅は広いところで3mぐらい、水深も深いところで50〜60cmといったところでしょうか。
川の両脇には草木が茂り、遊歩道も整備され、ところどころに水辺の広場もあるので、週末にもなると、小さなお子さん連れの家族たちが、ジャブジャブと水遊びを楽しんでいます。
緊急事態宣言も解除されたので、小生も久しぶりに散策してきました。
天候が良かったせいもあって、予想外の人の多さでしたが、そんな私たちをもてなすかのように、川辺で咲き誇っていたのがこちら。マルバウツギです。花言葉は「古風」。
近寄ってみると、白い花びらが魚の鱗揚げのように見えてきました。ちょっと美味しそう……。
一方、ウツギのようにわっと群れて咲かずに、一輪ずつマイペースに咲いていたのが、エゴノキ。チシャノキとかロクロギとも呼ばれる木です。
花言葉は「壮大」。
ん? 決して壮大な花ではないやうな……。
続いて、キショウブ。花言葉は「信念」。
綺麗な花ですが、繁殖力がとても強く、最近では雑草化していて問題になっているという話も。
ブルーサルビア。花言葉は「尊敬」。
サルビアとセージは同じ種類ですが、このサルビアは食用ではないみたいです。残念。
最後はルピナスです。別名「昇り藤」。確かに藤の花を逆さにしたような様子です。
花言葉は「想像力」。
ルピナスはマメ科の植物なのですが、やはりその種は食べられるようです。大豆アレルギーがある人には代用食品になるとか。
そうそう、全く話が変わりますが、以前この川辺で光るサギを見かけました!
花こそは自然のもてなし。
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写真・文/川原田朝雄