人気スタイリスト荒木里実さんに聞く、夏のダサ見えコーデ回避テク|ピンク、ドット、Tシャツ
普段、なにげなく取り入れているお気に入りのトレンドアイテムが、実はダサ見えを引き起こしていること、気づいていますか? スタイリングのコツをつかむだけで、こなれ感がアップ。その極意をCLASSY.のおしゃれ番長、荒木里実さんに教えてもらいます!
こんな着こなしはダサい!①ピタピタ&甘さ全開なコンサバピンクコーデは媚び感が旧世代!
ピンク好きな子が選びがちな濃いピンクは、ひと昔前のギャル甘い感じに転びがち。シルエットに遊びのないピタピタシルエットでまとめると、古っぽさが否めない!
こうすればオシャレ見え
淡い色味とメンズデザインでピンクT×デニムが新鮮に!
ダサく見えないためには、ピンクの色選びが重要。淡くて白っぽいトーンをニュアンスカラー感覚で取り入れると、クールで今どき感に。アイテムはシンプルでカジュアルなものがこなれ見えへの近道。スタイリングはメンズっぽい感じを狙って甘さをOFF。ピンクのゆるTなら、デニムはメンズ風のストレートをゆるりと合わせるとオシャレです。
Tシャツ¥12,000(エイトン/エイトン青山)デニムパンツ「THE RELAX」〈VINTAGELIGHT〉¥32,000〈アッパーハイツ〉バッグ¥14,100〈パロロサ〉(ともにゲストリスト)パンプス¥24,000(ファビオ ルスコーニ/ファビオ ルスコーニ ヴィオロ 福岡店)スカーフ¥16,000(マニプリ/フラッパーズ)パールネックレス〈ロング〉¥11,782〈ショート〉¥9,819バングル¥29,455(すべてアビステ)※CLASSY.2020年6・7月合併号掲載
こんな着こなしはダサい!② 単なる普段着カジュアルに終わってるプリントT使い
カジュアルなプリントTだからと言って、スポーツ系や、どカジュアルな格好でまとめると、センスなんて微塵も感じられないダサコーデに。
こうすればオシャレ見え
大人ハンサムなセットアップに抜け要素として投入!
ロゴTやフォトTは、あくまでも大人のハズしとしてON。セットアップやジャケット、ハンサムなパンツなど、生真面目になりがちなものに掛け合わせると大人っぽさがUPします。初心者はモノトーン系のプリントがおすすめ。
ロングTシャツ¥14,000(JANE SMITH×MikeO’Meally©/UTS PR)シャツジャケット¥70,000パンツ¥85,000(ともにマディソンブルー)バッグ¥45,000(FURLA/FURLA JAPAN)シューズ¥48,000(ネブローニ/フラッパーズ)ブレスレット各¥5,800(ディーゼル/ディーゼル ジャパン)※CLASSY.2020年4月号掲載
こんな着こなしはダサい!③垢抜け感とは無縁のメルヘンコンサバなドット柄使い
オシャレに見せるのが意外と難しいドット柄。コンサバにまとめがちだけど、定番柄なだけにナチュラルに着こなすとほっこり女子と化してしまう危険アリ。
こうすればオシャレ見え
強め小物とかっちりジャケットでレトロシックに転ばせて
ドット柄の持ち味であるクラシカルさを生かし、レトロっぽく仕上げるといい感じに仕上がります。それだけで甘い柄だから、甘い×甘い、なバランスにならないようにジャケットやローファーなどのハンサムっぽい要素をMIXするのがポイント。かっちりとしたレディなバッグなども相性のいい小物です。
ジャケット¥66,000(イレーヴ/アングローバル) ワンピース¥27,000(マルティニーク/マルティニーク ルコント ルミネ有楽町店)キャスケット¥14,000(CA4LA/CA4LA ショールーム)バッグ¥216,000ローファー¥83,000(ともにトッズ/トッズ・ジャパン)ベルト¥17,000(メゾン ボワネ/エイチ ビューティ&ユース)サングラス¥39,000(アイヴァン/アイヴァン PR)ブレスレット¥17,182(アビステ)※CLASSY.2020年5月号掲載
Profile
スタイリスト 荒木里実さん
多くの女性誌で活躍する人気スタイリスト。配色や小物合わせ、絶妙な肌見せなどを駆使しつつ、ベーシックなアイテムをパンチの効いたカッコよさに仕上げる手腕は、各方面から信頼を集める。CLASSY.では表紙のスタイリングを担当する看板的存在。
イラスト/菜々子 取材/西道倫子