通勤も休日も頼れるアラサーの大本命アウターと言えばトレンチコートですが、ほんのひと手間で着こなしがガラリと変わるのをご存知ですか？ そこで「大人っぽいきれいめコーデなのにこなれてる！」とインスタグラムでも話題の中村麻美さんが実践している、とっておきのトレンチの着崩しテクを教えてもらいました。どれもお家を出る前にほんの1分で簡単にできて、たちまちオシャレに見違えるものばかりです！

①ロングワンピにはさらっと肩掛けが旬！ ベルトで開き具合を調節して

女性らしいロングワンピにはあえて腕を通さず、さらっとトレンチを肩掛けするのがオススメ。肩掛けすることで、マニッシュなカッコいい印象に。甘くなりがちなワンピースに引き算がきいて、絶妙なこなれ感が演出できます。

1.ワンピースがしっかり見えるくらいの開く長さにキュッとウエストを絞ってベルトを調整して。
2.片結びにすることで後ろ姿もこなれた印象に。
コート、ワンピース：CACHEC バッグ：cafune シューズ：BOTTEGA VENETA

②コンサバなニット×ロングスカートは、くしゅっとした腕まくりで抜け感を

会社にも着ていけるので、通勤にも重宝するニット×スカート。でもそのままトレンチを重ねるだけど、物足りない印象になってしまいがち。そんな時は袖をラフに腕まくりするのがオススメです。

特に難しいテクニックはなく、ざっと腕をまくるだけでOK。袖がとまりやすいようにスリーブストラップを少しタイトにしておくのもオススメです。
コート、ニット：CACHEC レーススカートCACHEC バッグ：BOTTEGA VENETA シューズ：PELLICO

③フレアスカートと着るなら、ウエストをキュッと絞って華やかに

Aラインがキレイなレーススカートのシルエットを生かして、トレンチベルトをキュッと絞れば、女性らしく華やかなドレス風コーデにサマ変わり。コートのボタンをあえて留めずに、ベルトだけで留めるのがポイントです。

１.まずはいつも通りトレンチに袖を通して。トップスとスカートがチラリと覗く程度の閉じ具合に整えたら、トレンチベルトをオンして。
２.トレンチベルトはフロントの少し左側にズラしたところで結ぶときれいに。二つ折りにしたベルトとバックル側とを片結びして、形を整えます。
コート、ニット、スカート:CACHEC バッグ：eb.a.gos シューズ：Manolo Blahnik

④ちょっとモードさが欲しい時はベルトをポケットインするだけでOK

Tシャツ×レザーパンツの辛口なスタイリングの時は、トレンチコートをルーズに着るのが気分。ベルトを少したゆませておけば、横から見たときもほんのりニュアンスが出るのがポイント。簡単にコーデにラフな雰囲気が漂います。

1.トレンチベルトは少しゆとりを持たせて、そのまま両側を軽く折り畳んでそのままポケットに入れて。ポケットインすることでベルトが落ちる心配もないし、サイドがスッキリするのでよりミニマムで洗練された印象になります。

2.手元もクシュっとラフにまくるだけでOK。ブレスやリングなど、地金系のアクセサリーを合わせておくと手元が寂しくなりません。
コート、トップス、パンツ:CACHEC バッグ、シューズ：BOTTEGA VENETA

教えてくれたのは…?

撮影／中田陽子　ヘアメイク／小松胡桃（ROI）動画編集／所優里　取材／佐藤かな子　構成／CLASSY.ONLINE編集室