岡田健史「頼れる年下男子」CLASSY.特別インタビュー【前編】
今夏は並行してドラマに3本出演し映画の公開待機作は4本、来年は大河ドラマに初出演と、2年前の俳優デビュー以来、人気、実力ともに勢いの止まらない岡田健史くん。まだ21歳とは思えないスケールの大きさ、デビュー以来変わらない、真摯でピュアな輝きからますます目が離せません。
【写真あり】
デビュー以来ずっと、夢中になっていることは「芝居」です
――岡田健史さんといえば、「真面目で爽やかな好青年」というイメージ。自分ではどんな性格だと思う?
「難しいですね。考えこんじゃう性格だと思います。人っていろんな面を持っているし、『僕のどこにフォーカスをあてて答えればいいのかな』って考えている今の自分を思うと、やっぱり考えこんじゃう性格かなと思いました(笑)」
――今、夢中になっていることは?
「芝居です。煮詰まっちゃうから時々、息抜きもしてますけど、それも役者という仕事のためです。この仕事で生計を立てているわけですし、プロ意識を持っていないと、現場の方々にも見てくださる方々にもいろんな人に対して失礼だなと思います」
――この夏は3本の出演ドラマが同時に放送され、公開を控えている映画も4作。自身にとって今はどんな時期だと思う?
「吟味される時期かな。去年撮り終わった作品も多いんですが、世の中に評価してもらう時期だと思います。正直、怖いし不安です。たとえば僕がライブで何かを表現するならば少なからず自分の力だと思うんですが、映像は監督のものなので、たとえ主役だったとしてもどう使っていただけるかはわからない。僕がやったことが作品に対してどれだけの役割を果たせているのか、必要とされたことがちゃんとできているのか――。結果としてどうなのかは不安ですけれど、現場では責任を持って信じてやるしかないと思っています」
ジャケット¥95,000(HERILL/anthings)パンツ¥41,800(LQUARTET/PR01.TOKYO)靴¥29,000(Clarks Originals/クラークスジャパン)その他/すべてスタイリスト私物
Information
映画『望み』
雫井脩介によるベストセラー小説の映画化。高校生の息子が姿を消したその日、同級生が殺害され、幸せな家族の日常は一変する。息子は犯人なのか、もう一人の被害者なのか。世間からの誹謗中傷、マスコミの容赦ない追及を受けながら、父、母、妹、それぞれの〝望み〟が交錯する。父の石川一登に堤真一、母の貴代美に石田ゆり子、息子の規士に岡田健史、妹の雅は清原果耶が演じる。他の出演/加藤雅也、市毛良枝、松田翔太、竜 雷太ほか。監督/堤 幸彦 原作/雫井脩介『望み』(角川文庫刊)●10月9日(金)公開
岡田健史
’99年5月12日生まれ 福岡県出身 血液型O型●’18年、ドラマ『中学聖日記』で俳優デビュー。’19年『博多弁の女の子はかわいいと思いませんか?』でドラマ初主演。’20年『弥生、三月-君を愛した30年-』で映画初出演。最近の出演作はドラマ『MIU404』『大江戸もののけ物語』『いとしのニーナ』など。映画『ドクターデスの遺産―BLACK FILE-』『新解釈・三國志』『劇場版 奥様は、取り扱い注意』の3本が公開予定。’21年放送のNHK大河ドラマ『青天を衝け』に出演決定。
撮影/樽木優美子(TRON management)ヘアメーク/KOHEY スタイリング/髙橋ラムダ(白山事務所)取材・文/駿河良美 撮影協力/AWABEES