その圧倒的コーディネート力で本誌でも数々の特集が組まれているCLASSY.LEADERSの佐藤匠さん。もっと私服のコーディネートを見てみたいという声にお応えして、この冬のイチ押しのアウターコーデを見せてもらいました。トレンドを押さえつつ、働くアラサーならではのリアルな視点でスタイリングされた着まわし術は参考になること間違いなし！

「まるでノーカラーコートにポンチョを重ねたようなデザインで、一枚でレイヤードと奥行き感が楽しめるニアニッポンのコート。たっぷりしたシルエットにサイドのスリットも入って、動きや変化のあるコーディネートが楽しめます」

❶グレーと白でまとめた優しいツートーンコーデはシルエットのボリューム感で遊んで

「しっかりとした防寒スタイルなので、外回りが多い時にちょうどいいこのスタイル。グレーと白のツートーンでまとめつつも無難に見えないのはシルエットのおかげ。ちょっぴりワイドな半端丈パンツを選んで、ポンチョのふわっとしたワイドシルエットにより動きを出しているんです。コートとボトムスがボリューミーなので、ブーツは足首がキュッと細身に見えるものを選んでメリハリを。さらに白のニットとリンクさせることでブーツもバッグもベージュ＆白系で統一しました」

「バッグはゴールドの金具でインパクトがあるので、斜めがけすることでコーディネートの重心を上に置いてポイントにしています。そして２WAYで使えることがバッグを選ぶ時のポイント！このバッグは特にスクエアの角ばったフォルムがコーディネートにエッジを効かせてくれるのでお気に入りなんです」

❷大人のミニスカコーデは、モード＆マニッシュに仕上げるのがカギ

「ちょっとオシャレなお店や女友達とのランチ会は、少し意外性のあるファッションを楽しみます。コーデのポイントはなんと言ってもコートに隠れる丈のミニスカート！セクシーにならないようにゴツめのブーツでカッコよさを、キャップでマニッシュさをプラスしています。その代わりインナーのニットはすっきりと超シンプルなタートルニットを。仕上げに小物もグレーと黒で統一して、小物だけが浮かない様に全体を馴染ませます」

❸スポーティとエレガンスの相反した要素を組み合わせて新鮮な印象に

「一番私の素に近い、真冬の通常運転スタイルがこちら！オンの日に予定をみっちり組みたい日はだいたいこんな感じで、着ていて楽なスニーカーとスラックスパンツなんです。そしてなんとなく今の気分で“赤”を意識したのがポイント。パンツの赤、バッグの持ち手も赤スニーカーのソールの朱色でリンクさせて。地味になりがちな真冬のコーデが程よくパッと明るく華やぎます」

「黒のバッグでカチッとまとめても良いのですが、赤のライン入りパンツにインパクトがある分、バッグは軽くてリラクシーなトートバッグにしました。このバッグ、実は両面でPLANCのオリジナルキャラが描かれているんですよ！ロゴとはまた異なるスタイリングのアクセントになってくれるんです。さらに持ち手が3WAYで使えるうえ、めちゃくちゃ軽量。持ちやす過ぎて、ついヘビロテしてしまうほどです。足元はヒールでも合うのですが、今日はパンツとのカラーリンクでこのスニーカーを選んでよりい一層スポーティに仕上げました」

TAKUMI’s PROFILE

TAKUMI’S PROFILE
佐藤 匠 東京出身1990年12月14日 173cm instagram:hello_takumi

学生時代からそのセンスとコーデ力で数々のコーディネートや特集が組まれているほど。大学卒業後はファッションモールに勤務し、販売から企画、バイヤーまで担当。現在は独立しフリーランスでスタイリング提案や企画・ブランドとのコラボレーションなどもしています。

撮影／中田陽子　モデル／佐藤 匠（CLASSY.LEADERS）ヘアメイク／小松胡桃（ROI）取材／さとうかな子　構成／CLASSY.ONLINE編集室