コロナ禍で22・23年卒就活のやり方に変化。TwitterなどSNS活用が増加傾向に【就活連載⑰】
就活応援プラットホーム「就プラ」の管理人による、就活連載・第17回。
基本の就活対策~刻々と変化する最新就活事情まで、就活生必読の情報をお届けします。
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2022年卒、23年卒の就活はコロナの余波から逃れられない…
新型コロナウイルス感染症は、国内はもちろん世界中で相変わらず猛威をふるっています。
一都三県をはじめいくつかの地域で緊急事態宣言の発令など、生活面でも不安になる要素が多いときだからこそ、一日でも早いワクチンの実用化や、国民全体への普及に期待が膨らみますね!
コロナウイルスの影響は、経済活動や企業の業績に打撃を及ぼしており、多くの企業で採用人数の抑制などが目立ちます。
参考までに、大手人材会社の企業調査をご紹介すると、2022年卒業予定者の大学生の新卒採用予定数は、前年よりも『減らす予定』と回答した企業が11.6%となっており、11年ぶりに『増やす』と回答した企業数を上回りました。(増やすは7.7%)
2023年卒の就活の頃には、コロナが終息していることを願いたいですが、22卒の就活においては少し厳しい状況が続くと見たほうが現実的でしょうね。
就活の情報収集や選考対策の仕方に少し変化が!?
コロナ禍の就活は、情報収集や選考対策の仕方に少し変化が生まれてきているように思えます。
21卒の就活から、就職情報ナビなどに加え、TwitterやYouTubeを利用して、企業の選考に関する情報や、エントリーシートの書き方などのノウハウを収集することはもちろん、就活の近況報告のようなものを気軽につぶやいたりする姿が以前よりも目立っているように感じます。
『#就活』、『#就活垢』、『#22卒とつながりたい』、『#23卒』など目的にあったハッシュタグをつけて就活生同士が繋がり、就活に関する情報発信や交換をしています。匿名性であるからこそ、自分と同じような境遇にある方と、ざっくばらんにやり取り出来るのでしょうか。
就活生のSNS利用が増えている様子を見て、様々な業界の人事担当者や就職支援会社なども、アカウントを作成して、コミュニケーションを図ろうとしているように思えます。
以前から、SNSを利用している学生は沢山いましたが、コロナ禍で対面でのイベントやコミュニケーションが減少したことを補うために、SNSを活用した就活が定着しつつあるのかも知れません。
Facebookのような実名版のものより、普段気軽に利用しているSNSの方が相性が良いのでしょうね。
Twitterのアカウントを持っている人は、情報収集や就活生や企業人事担当者との交流に役立てみても良いかも知れませんね!
SNSは便利なツールではあるが注意も必要
子供じゃないのだから『SNSには危険なこともあり、注意が必要なこと位はわかってるよ』と言う人が多いでしょうが、念のためお伝えしておきます。
SNSでの情報発信や交流には、リスクがあることは忘れないでくださいね!
例えば、フォロワーをお金で集められる時代ですから、フォロワー数が多ければ必ず安全なアカウントというわけではありませんし、無料対策という名目の就職セミナーに参加して、高額なサービスへの加入を迫られたというケースも消費者センターへの相談事項として目立っています。
私は大丈夫という人も多いとは思いますが、就活の時期は辛いことや上手くいかないことも多いため、皆さんの悩みや不安に付け込んだトラブルが結構多いのです。
もし、SNSを就活に活かしてみようと思うのでしたら、トラブルに繋がる可能性のあるやり取りを減らすことも意識してみてはいかがでしょうか!
例えば、不特定多数の人と会うことが当たり前の就活だからこそ、SNSの利用にはあえて一定のルールを設けてみても良いのかも知れません。
SNSはあくまで情報収集とゆるやかなコミュニケーションを取ることだけに制限して、メッセージ上でのやり取りは反応しない、セミナーなどの勧誘にもすぐさまのらないようにするなどです。
SNS上のURLから訪問したページなどに書かれている情報を全て鵜吞みにしないで、Googleなどでその会社のHPやサービスを調べた上で、本当に信用できそうであれば情報を登録するなども良いかも知れません!
本当は、信用できなそうなURLはクリックしないことが理想ですが、そこまで制限するとなると、そもそも利用する意味が無くなってしまいますよね…。
身元がわからない状態でコミュニケーションを取ることが多いわけですから、細心の注意を払った上で利用するようにしてください!
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