吉瀬美智子さんの、この冬だからtryしたい「キレイ色カジュアル」

抜群の透明感と清潔感、柔らかさの中にある凛とした佇まいで同世代女性からのファンも多い吉瀬美智子さん。

『STORY』にも幾度か登場し披露していただいた吉瀬さんのモノトーン基調のオシャレ意識がコロナ禍で変化。「今、色を着ることが楽しい!」という吉瀬さんの、キレイ色を軸にしたオシャレのNEWスタンダードを伺いました。

目次 ★ 吉瀬美智子さん〜この冬だからこそ目覚めたオシャレを楽しんで〜
★ <scene1>冬のMY定番ニット╳スキニーも鮮やか色で気分をアゲて
★ <scene2>マルジェラのニットをホテルランチの主役に
★ <scene3>ランチホームパーティの買い出しに
★ <scene4>新ドラマのランチミーティングに
★ <scene5>ホテルランチへ

 


★ 吉瀬美智子さん〜この冬だからこそ目覚めたオシャレを楽しんで〜

Michiko Kichise

1975年福岡生まれ。モデルを経て32歳で女優デビュー。プライベートでは7歳、4歳の女の子のママ。2021年1月~ 毎週土曜23:30スタートの新ドラマ「書けないッ!?~脚本家吉丸圭佑の筋書きのない生活~」に出演。

昨年の秋冬までは、私のクローゼットは、モノトーンが主流のベーシックカラーがほとんど。

そのクローゼットに変化が起こったのは、’20年の初夏、コロナ禍でのことでした。’20年の春から初夏にかけてドラマの撮影がストップし、暗いニュースが続くなか、気が付くと、自
分には珍しい鮮やかなワンピースを一枚、二枚とポチ買いしていたんです。

いつの間にか、クローゼットの中は、これまでになく華やかに彩られていきました。それまで普段は「目立たないように」と鮮やかな色を着て外出をすることなんて、なかったんです。でも、コロナ禍ではマスクとキャップを味方に鮮やかなワンピを着て公園やスーパーへと出かけ、それだけでワクワクする自分がいました。

そして、その高揚感を知り迎えた秋は、鮮やかなカラーに引き寄せられニットを購入。先日、そのキレイ色ニットを着て女友達と久しぶりにホテルランチをしたのですが、心が解放されるようで、本当に楽しくて。「ああ、オシャレも人生も、楽しまなくちゃ損!」そんなふうに思ったんです。

今は堅苦しい服は着たくないので、楽ちんでシーンレスなニットは、私にとっては欠かせません。いつものニットスタイルも、キレイ色にスライドするだけで、こんなにも自分も周りの人も華やかな気持ちにしてくれる――この冬だからこそ目覚めたオシャレを、今、存分に楽しんでいます。

コロナ禍で過ごした春夏、 鮮やかワンピに初挑戦!

春夏にポチ買いしたキレイ色ワンピ。基本はご近所中心のワンマイル生活でかしこまったところには出かけないから、フォルムはゆるっとした心地いいものを選んでいました。

食卓もカラフルにして、家族に元気を!

    • 自粛期間中は子供たちの気持ちを少しでもアゲるため、ホテルモーニングやアフタヌーンティー風など、毎回、テーマを決めて食事の時間も長め&会話も多くしました。

 


★ <scene1>冬のMY定番ニット╳スキニーも鮮やか色で気分をアゲて

この冬は鮮やかなニットに毎日パワーをもらっています

冬のコーディネートで最も自分らしいのがニット×スキニー。公園も撮影の現場入りもこのスタイルが定番です。この冬は白Tシャツを一枚レイヤードさせて鮮やか色ニットに抜け感を。

ニット〈COOHEM〉デニムパンツ〈UNIQLO〉(ともに吉瀬さん私物)カットソー¥8,800ストール¥48,000(ともにSLOANE)バッグ¥17,800(LOISIR)スニーカー¥33,000(デイト/ティースクエアプレスルーム)

<吉瀬的 Try!>今季、吉瀬さんが 購入したニット

コロナ禍、鮮やかなカラーに引き寄せられ購入したニット。赤はCOOHEM、グリーンはメゾン マルジェラのもの。

 


★ <scene2>マルジェラのニットをホテルランチの主役に

この冬の少数精鋭買い

マルジェラのグリーンニットは、着ていく場所や回数も減った今、「本当に必要かな」とすごく悩んだけれど、大好きな靴もずっと買ってないし、せっかくならいいものを手に入れて長く大切に使っていこうと思い「エイッ!」と購入しました。今、私のオシャレに楽ちんで手に取りやすいニットは欠かせません。

ニット(メゾン マルジェラ/吉瀬さん私物)コート¥169,000(マディソンブルー/マルティニーク ルコント ルミネ有楽町)パンツ¥33,000(CELLAR DOOR/ストラスブルゴ)ピアス¥23,000(MODERN WEAVING/ショールーム セッション)バッグ¥22,000(BEVINI/プルミエ アロンディスモン)靴¥75,000(セルジオ ロッシ/セルジオ ロッシ カスタマーサービス)

 


★ <scene3>ランチホームパーティの買い出しに

デニムと同トーンのペールブルーで優しいグラデコーデに

    • 「清涼感のあるライトブルーニットとデニムとのワントーンは優しげで子供にも喜ばれそう(笑)」

      ニット¥62,000〈クルチアーニ〉バッグ¥142,000〈J&M DAVIDSON〉(ともにストラスブルゴ)肩掛けニット¥38,000(SAYAKA DAVIS/ショールーム セッション)デニムパンツ¥24,000(ヤヌーク/カイタックインターナショナル)めがね¥39,000(アイヴァン 7285/アイヴァン 7285 トウキョウ)ブレスレット¥136,000(トムウッド/ステディ スタディ)シューズ¥89,000(セルジオ ロッシ/セルジオ ロッシ カスタマーサービス)

<吉瀬的 Try!>フレアデニム

「デニムはスキニー一択だったのですが、膝下からゆるやかに広がるフレアは穿きやすいうえに新鮮。足元に肌の抜け感ができて女らしいのもいいですね」

 


★ <scene4>新ドラマのランチミーティングに

くすみミント×白スカートのレディなスタイルはごつブーツで遊び

    • 今年らしいふわふわしたカシミア素材とほんのりグレイッシュな大人のミントカラーが絶妙。白シャツのレイヤードできちんと感をプラスして、新ドラマ「書けないッ!?~脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活~」の打合せを。

      ニット¥33,000(ATON/エイトン青山)シャツ¥32,000(コラム/エストネーション)スカート¥11,000(ノーク/ノーク)時計¥1,200,000(ジラール・ペルゴ/ソーウインド ジャパン)バッグ¥156,000ショートブーツ¥138,000(ともにJIMMY CHOO)コート¥150,000(ストラスブルゴ/ストラスブルゴ)

<吉瀬的 Try!>コンバットブーツ

「去年までは暖かいUGGに頼りがちだったのですが、トレンドのコンバットブーツに更新。キレイめスタイルのハズしアイテムとしても最適ですね」

 


★ <scene5>ホテルランチへ

流行ツヤスカートにラフニットで気負わない女らしさを

    • ちょっぴり甘さのあるライラックカラーのニットはざっくり着られるオーバーシルエットなのでタイトスカート合わせもナチュラル。女っぽいツヤ素材のタイトスカートがニットのほっこり感を軽減。真逆の質感同士を合わせることでコーデにメリハリを。

      ニット¥23,000(プルミエ アロンディスモン)スカート¥9,900(ノーク/ノーク)ピアス¥35,000〈HANNAHK〉バングル¥63,000〈TAPLEY〉(ともにエスケーパーズオンライン)バッグ¥112,000ブーツ¥163,000(ともにJIMMY CHOO)

<吉瀬的 Try!>艶マモレ丈タイトスカート

「お仕事の衣装以外ではなかなか手に取らなかったツヤ感のあるタイトスカート。ステディアイテムのニットを味方につければ、気負わず挑戦できます」

モデル/吉瀬美智子 撮影/鏑木 穣(SIGNO)〈人物〉、坂根綾子〈静物〉 ヘア・メーク/山下景子(KOHL)スタイリスト/大碕ちほ 取材/石川 恵 ※情報は2021年2月号掲載時のものです。

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