眞鍋かをりさんが子供の教育にマンガを推す理由
『鬼滅の刃』が大ヒットして「小さな子どもに見せるべきかどうか」が話題になったように、マンガは教育上どうなの? と思っている人たちがまだまだいます。
でも、めまぐるしく変化する今の時代にこそ、マンガは〝読むべきもの・読ませるべきもの〞なのかもしれません。
◎ 子育てママで マンガ好き!の眞鍋かをりさんに聞きました。
眞鍋かをりさん
1980年愛媛県生まれ。横浜国立大学在学中からタレント活動を始め、情報番組のコメンテーターなどマルチに活動中。5歳の頃、いちばん初めに買ってもらって読んだマンガは『ドラえもん37巻』。今も毎日アプリで新作チェック。5歳の娘さんと『鬼滅』にハマる。
私と娘は『鬼滅の刃』にどハマり中。
娘は現在5歳ですが、初めて読んだマンガがこの『鬼滅』。私がもともと読んでいたものを一緒に読み始め、先日は最終巻を私が読み聞かせしたら10分ぐらい号泣していました。
親子で共通の楽しみがあるのは、いいですよね。喜怒哀楽も共有できます。日本文化も知ることができ、娘は禰豆子柄の「麻の葉柄」や炭治郎柄の「市松模様」なども楽しく覚えました。簡単な漢字を読んだり、語彙力も増えてきて。子どもに日本語を教えるのは、マンガだけでもいいんじゃないかと思いました(笑)。
かく言う私もマンガで勉強した派。中高生の頃、いつの間にか本棚にあった『なんて素敵にジャパネスク』で平安シリーズにハマり、歴史や四字熟語もマンガからかなり覚えました。
今は、主にアプリでマンガを読んでいて、コミックエッセイでは介護体験など、自分がまだ経験してない知識も身に付きます。
子どもに気をつけて読ませたいなと思っているのは恋愛マンガ系。少女マンガはその後の恋愛観に影響すると思って……。白馬の王子様が現れるシンデレラストーリーには、憧れないでほしいかな。
母親として、子に恋愛を教えるのは難しいけれど、マンガを入口にして語り合いながら、男の見る目を養えたらいいなと思っています(笑)。親子では言いにくいような話も、マンガを通して話し合えたら、素敵ですよね。
<眞鍋さんが今、ハマってるマンガ>
- 『珈琲いかがでしょう』 /コナリミサト
- 『黒執事』 /枢 やな
- 『なんて素敵にジャパネスク』 /山内直実( 原作・氷室冴子)
1「主人公の店主が素敵でかなり読み込み、ここに登場したコーヒー『コピ・ルアック』も飲みました」。
2「私が単行本で唯一、ずっと買い続けている作品です。大好き!」。
3「〝平安時代好き〟という私の原点です」。
撮影/杉本大希〈人物〉、清藤直樹〈静物〉 ヘア・メーク/里美(竹邑事務所) スタイリスト/関谷佳子 取材/東 理恵 ※情報は2021年4月号掲載時のものです。