【レシピ】ワインセラーローゼンタール 島田由美子さんのハルマキ100本ノック 29本目/100
「春巻きは楽しい」「春巻きは簡単で美味しい」をモットーに、毎週1本ずつご紹介する「ハルマキ100本ノック」 まだまだ100本達成への道のりは遠いですが、日々の暮らしのなかで春巻きが、皆さんの身近な存在になったら嬉しいです。巻いて欲しい素材のリクエストやご質問なども大歓迎。(herself@kobunsha.com)まで、いつでもお待ちしています。
まずは最初に、100本すべての共通ルールです
- レシピは3本分の量で表記。(今回は2本分)
- フライパンを使用。※ここで使用しているフライパンは、直径26㎝のテフロン加工のものです
- 使う油は、大さじ4。フライパンが小さい場合は、これより少ない量に加減しましょう。
- 火加減は弱火から中弱火。じっくり揚げ焼きする感じです。
- 火を入れる時、ひっくり返す時以外は、なるべく触らない。下手に触らない方が、きれいに仕上がります。
- 巻き終わりの糊付けは不要。巻き目を下にして火を入れれば大丈夫です。
春巻きの皮は、モランボンの春巻きの皮を使っています。時にはゴツゴツした具を巻いたりもするので、破れにくく、かつ美味しい皮が理想。モランボンの皮は、ちょうどいい厚さで、パリッと仕上がるところが気に入っています。薄い皮を使う場合は、具材を巻く時や火を入れている時に破れないよう気を付けましょう。
29/100
枇杷と緑茶葉、クリームチーズの春巻き
中年?になって食べたくなったものの一つに、枇杷があります。若いころは、あの地味な甘味にピンときませんでした。でも、今なら分かります。枇杷の美味しさは淡味の良さ、「ワビ・サビ」の領域なんだと。という訳で今回は丁寧に煎茶を入れて、しっとり楽しむのもよいかな、と思います。と書いている私は、いつも通り、お酒と食べちゃいましたが。
【材料】2本分
- 枇杷…3個
- 緑茶葉…小さじ1
- クリームチーズ…大さじ2
- 春巻きの皮…2枚
- サラダ油…大さじ4
- 塩…好みで
【作り方】
1.枇杷は半分に切り種を取る(皮はむかない)。
2.春巻きの皮の上に枇杷を横一列に並べ、くぼみにクリームチーズを詰め、茶葉を散らして巻く。
3.フライパンにサラダ油を入れ、弱めの中火で熱したら春巻きのクリームチーズを詰めた側を上にして並べ、揚げ焼きする。
4.返したら弱火にし、こんがりと焼けたら油をよく切り、3〜4等分に切り分け、好みで塩を添える。
※とろけたクリームチーズと油を吸った枇杷は、今までのどの春巻きよりもアツアツです。くれぐれも気を付けてお召し上がりください。私は出来立てを食べて火傷しました。
【合わせたいお酒】
煎茶と書きましたが、やはりお酒で、という方には、辛口のスパークリングワイン。お祝いの時に作って豪勢にシャンパンというのも、気分が上がります。
動画でも紹介しています!
【バックナンバー】
1本目:原木シイタケと生ハム、ゴルゴンゾーラの春巻き
25本目:グリーンアスパラガスと、その皮、ちりめんじゃこの春巻き
【プロフィール】
島田由美子:ドイツワインと野菜料理を楽しめる「ワインセラーローゼンタール」店主。春巻きはお店の定番メニュー。季節によって、中身が変わります。
ワインセラーローゼンタール
住所:東京都中央区銀座8-7-11 ソワレ・ド・銀座第2弥生ビル8F
☎03-3574-8758
営業時間: 18:30~23:00
休:日、祝
公式サイト
撮影/牧田健太郎 構成/松本朋子