【元AKB48高橋みなみ】人見知りを解消するならまずは「深く頷いてみる」!
「実は、人見知りなんです」——こういう人って多いですよね。もしかしたら、自分自身がまさに、という読者の方もいるかもしれません。誕生日パーティーなど友達の友達も集まるシーンで、人見知りさんはどうしたらいい?今月は、切実かつ身近な悩みをたかみなさんに相談しました。
※この記事はJJ2017年7月号を再掲載したものです。年齢などはすべて当時のものとなります。
前回の記事はこちら!
今月のお悩み
大勢の人がいる場所でなじめない、人見知りの性格が悩みです。初対面ではどうやって話すきっかけを作ったらいいのか分からず、ついスマホをいじって下を向いたまま。例えば友達の誕生日会で知らない人もいっぱいだと上手に話に入れません。自分から話しかけなければいけない時、どのように接したらいいのか教えてください!人見知りの性格は果たして直すことができるのでしょうか?
(IT関連会社勤務・24歳 K.Hさん)
人見知りでも失礼な態度はNG。ほんの少しの努力と笑顔で克服を
お悩み、よく分かります!実は私も人見知り。そんな私の経験から言うと、「人見知りだから」と自分で言うことは、言い訳に過ぎないんです。仲良くなってから打ち明けるのは全然問題ないのですが、初対面で言うことではないと思います。お互いに壁ができてしまうので、私自身もはじめのうちは言わないよう心がけています。
特に、初対面の人がいる場ではスマホは見ないようにしてるんです。話しかけづらい雰囲気を自分から作ってしまいますし、印象が悪いですよね。自分が話の中心でなかったとしても、周りの会話に深く頷いているだけでもいいと思うんです。そうしていると案外、自分に話が回ってくるもの。はじめは居づらくても、そこで生まれる人間関係があるかもしれない。新しい交友関係が生まれるチャンスかも。一瞬で決めつけないで、粘ってみてください。
でも、アイドルにとって人見知りはキャラクターにもなりえるんです。AKB48時代の後輩に人見知りのコがいても、それを一つの個性として捉えて、特にアドバイスすることはしませんでした。そのキャラが「おもしろい」につながるかもしれないし、事実、つながったメンバーもいます。ちょっと特別かもしれません。それ以外の場面では別。先日、私の誕生日会にいろんな友人が集まってくれたのですが、一人で来てくれた人もいて。そういう時は、まず私が隣に座って自分との関係やどんな人なのかをみんなに伝えるんです。
相手のことを知っているからこそ、周りとつなぐように。その人自身が人見知りかどうかは分からなくても、自分が主役の場合は集まってくれる周りへのフォローは大切だと思います。社会に出て、自分が思っている以上に初対面の場って気をつけなくてはいけないのだと知りました。年上の方は自分自身のルールを持っている人が多いので、特に気をつけるようにしています。まずは話を聞いて、自分から扉を閉ざさないように。
今でも初めての仕事現場では緊張します。でも、仕事を長く続けるにはチームワークが大切。だからチームに慣れるまでは、偽ってでも理想の自分を演じてみます。どんな時だって真顔でいるより、笑顔でいたほうがいいですよね。女のコは特に華やいで、可愛く見えるから。表情に気持ちが追いつくことだってあると思います。人見知りをしない、ポジティブで誰とでも仲良くなれる人って、なかなかいないもの。だから、少し自分を偽ったとしても成果は出ると思うんです。きっとプラスに働くはず!いつの間にか本当に克服できる時がくると思います!人間関係はあきらめないで、頑張るほうがいい。恋も友情もたくさんトライして、自分らしい答えを見つけてくださいね!
イラスト/よこみねさやか 撮影/玉井俊行 ヘア・メーク/福岡玲衣〈Addictcase〉 スタイリスト/黒田菜菜子 取材/角田枝里香