初心者ファミリーにベストなテントを探せ!【スノーピーク編】

こんにちは! Martファミキャン部のライター湊谷明子です。現在空前のキャンプブームですね! わたしは長年登山をしていたのですが、1年前にクルマを購入し、昨年の11月から犬と暮らした始めたのがきっかけでオートキャンプに行くようになりました。
まさに初心者キャンパーのわたしがいまほしいのは、ずばり、テント! 登山用のテントは持っているのですが、キャンプ用とは、用途やサイズがかなり違うので、キャンプ用のものをずっと探しているのです。そこで、キャンプ用のさまざまな初心者向けテントを実際に組み立ててみて、その感想をお伝えしようと思います。
まずはスノーピークからスタートします♪

人気定番の「アメニティドーム」を建ててみました


アメニティドームM SDE-001RH ¥43,780。サイズは幅505×奥行280×高さ150cm

テントといえばドーム型、ドーム型の名作といえばのスノーピークの「アメニティドーム」を建ててみました!
ドーム型は設営がシンプルなことからさまざまなサイズが各メーカーからたくさん出ています。なかでも人気なのがこちらの「アメニティドーム」です。S・M・Lサイズがあり、Mサイズは5人用。ただ、テントの使用人数は1人引いたくらいの人数のほうが快適に使えるそうですので、初心者の方は覚えておいてください(わたしも初心者ですが……汗)。登山用テントも、簡単に建てられて悪天候にも強いことから自立式のダブルウォールタイプが主流となっており、親しみのある形です。

収納サイズは?


重さは8kg。収納サイズは幅74×奥行22×高さ25cmと、キャンプ用としてはコンパクトなのがうれしい。

中に入っているものは?


インナーテント、フライシート、ペグ、フレームが計4本、自在付ロープ、各種収納ケースが入っていました。いっぽう、ハンマーは付属していませんのでご注意ください。

まずは骨組みを組み立ててインナーテントを建てます

まず一緒に用意したフロアシートを、テントを建てる位置に敷きます。

骨組みにあたるフレームの接続部分をしっかりと連結し、長い棒をつくります。これがアメニティドームの本体に3本、前室に1本あります。

黄色のスリーブに、黄色の棒(フレーム)をゆっくりと差し込みます。黄色は2本あります。スノーピークのテントはわかりやすく色分けされているので、初めてでも迷わずに通せました。

緑色のスリーブに緑色の棒を通します。明解で迷いません!

黄色の棒の先端にピンを差し込んで固定します。このピンに付いたテープも黄色になっているのでわかりやすいですね。

緑の棒は緑のリボンのついたピンを差し込みます。

棒(フレーム)のところにフックがあるので、3本ともフックを取り付けます。

インナーテントのファスナーを閉めて、ループにペグを打ち込みます。6か所あり、順番が説明書に書いてあります。その順番通りに打つと、しわが寄らないみたい。

フライシートを被せれば、もうすぐ完成♪

フライシートを被せます。高さがないので女性でも簡単に被せることができました。その後色分けされたベルクロでとめるので、正しく被っているかを確認することができます。

フライシートとインナーテントのバックルを付けます。黄色い棒のところのバックルは黄色になっているなど、ここでも色で判断できるようになっているところが親切です。

前室部分にある棒(フレーム)を通し、両端にピンを差し込みます。これで玄関部分が立体的に立ち上がるというわけです。

フライシートの張り綱を伸ばしてペグを打ち込みます。その後張り綱の自在を調節して、テンションをかけます。

フロントパネルは巻き上げてすっきりしまえるほか、別売りのポールを立てて吊るすことで、ちょっとしたリビングスペースをつくることも可能です。

これなら女性一人でも簡単に建てられる!

ひとまず立ち上がりました。写真ではなっていませんが、ロープはすべてペグダウンで地面にとめて、完成です(初めて建てるので間違えました……!)。
5人用というだけあって、中は広々。インナーは幅265×奥行265cmとゆとりがあります。高さは150cmと低めですが、その分強風や大雨などの天候時には安定感があっていいと思います。


前室部分には椅子を置いて座れるスペースが。ポールで張りだせば屋根がつくれるので、リビングスペースや雨除けとして使えそう。

奥にも窓があり、網戸もあります。夏などは風が抜けますし、虫も防げていいですね。

一人でも建てられて、十分な広さがある優秀テントでした

「アメニティドームM」は各所が黄色と緑に色分けされていて、どこになにをどうしたらよいのかがわかりやすくできているところが、さすが初心者向け! と感動しました。中は広さがあり、これなら家族でゆったりと休めます。子どもの人数や年齢によってはLサイズのほうがゆとりがあるかもしれませんね。
よくある、お子さんが小さくてママはテント設営に参加できないというケースでも、これなら心配無用ですね! また低めのテントは雑誌やネットでよく見る、タープと繋げて使うスタイルもチャレンジしやすそうで、憧れました。
ともかく簡単で丈夫で、まさに初心者向けなテントでした!

【詳しくはこちら】
スノーピーク フリーダイヤル0120-010-660
https://www.snowpeak.co.jp

 

撮影/山下忠之 取材・文/湊谷明子