大流行のマリトッツォが家で簡単に作れちゃった♪【専門店に教わる本格テク】

今、SNSを中心に大人気の、生クリームが主役の「マリトッツォ」。おうちで上手につくってみたくて、Martでは勉強のために専門店を巡ってみました。そんななか出会った名店に教わった、簡単なのに専門店のように仕上がるレシピをご紹介します。

2021年大流行のマリトッツォは意外と簡単につくれます

さわやかな風味とエアリーな食感にハマる
本場イタリアのマリトッツォはカフェの朝食としても親しまれているそう。 パン選びと生クリームの泡立て方をひと工夫するだけで、市販の材料でもふわっと軽い本場の味に!

教えてくれたのは

ア・レガ 野口紘平さん
「たっぷりの生クリームとレモンの香りが美味しさの秘訣! お店では生地にレモンピールを練り込んだパンを使用していますが、ご自宅でつくるときは軽めの食感のシンプルなロールパンに削ったレモンの皮をまぶすと風味豊かでいいと思います。生クリームもさわやかな口当たりに仕上がりますよ」

ア・レガ
東京都港区白金台3-18-5 1F
TEL:03-6450-3499
営業時間:11:00~19:00
月曜、第1日曜休み
※新型コロナウイルス感染拡大防止対策等で、営業時間や営業日が変更になる場合があります

【材料】(3個分)
超熟ロール……3本
生クリーム(乳脂肪分35%)……200ml
レモン(皮だけ使用)……1個
グラニュー糖……22g
動物性の生クリームで乳脂肪分35%のものを使用すれば、ミルキーだけど軽い味わいに。パンは食感が軽く、油分が少ない「Pasco 超熟ロール 6個入」(敷島製パン)がおすすめ。生クリームとの相性も抜群で、小ぶりで食べやすいサイズ感も◎。

【つくり方】

【1】生クリームを泡立てる

必ず氷水に当てながら泡立てる

とろみが出てきたらグラニュー糖を入れる

ボソボソになるぎりぎり手前、10分立てまでひたすら泡立てる

落ちない状態が目安です!

ボウルを氷水に当てながら生クリームを泡立てることで早くきれいに仕上がります。表面にとろみが出てきて1~2分立ての状態になったらグラニュー糖を加えます。最終的にはとろみがなくなるくらい硬めに、しっかり10分立てに泡立てるのがポイントです。

【2】レモンの皮を削る


レモンは香りが豊かな皮の表面の黄色い部分のみをチーズグレーダー(大根おろし器や薬味おろし器でも代用可)で削ります。 農薬を使用していない国産のレモンを使うのがベスト。

【3】パンを切ってレモンの皮をまぶす

やや斜めか上から切る

削りたてのフレッシュなレモンのさわやかさが味の決め手に♪

パンは真横より上の位置から、やや斜めにナイフを入れ、最後は真横に少し切り込みを入れます。こうすると生クリームがきれいにつめやすく、置くときに安定します。切り込みを入れたパンを開き、内側に削ったレモンの皮をまぶします。全体にまんべんなくまぶすことで美味しさもアップします。量はお好みで調節してOK。

【5】生クリームをつめる

まずはゴムベラでたっぷり多めに入れます

仕上げはテーブルナイフがやりやすい

泡立てた生クリームをパンにつめます。ゴムベラでたっぷり多めに入れてから、テーブルナイフの背の部分を使って量を微調整し、表面をなめらかにします。お皿にのせ、仕上げに粉糖(なくても可)をふって完成です。

別アレンジもおすすめ♪
チョコとレーズンの組み合わせも美味です

市販の板チョコを細かく刻んで

好みの量をトッピング♪

仕上げに製菓用のココアパウダーを

基本のマリトッツォを大人味にアレンジ。レーズン入りの超熟ロールにレモンの皮と生クリームをつめ、細かく刻んだ市販の板チョコをトッピング。仕上げに製菓用のココアパウダーを全体にふります。レーズンの食感とチョコの甘い風味が全体のアクセントに♪

Mart 2021年7月号 おうちでできた愛しの「生クリームスイーツ」より

撮影/志波慎寿介 フードコーディネート/土肥愛子 取材・文/丹下紋香 編集/永島 大 構成/長南真理恵