最近SNSなどでもフィルムカメラで撮影した写真がアップされたり、その写真をプリントアウトして壁に飾って楽しんだりしている人が増えています。デジタル全盛の今、あえて使いたいフィルムカメラの魅力とはどんなものなのでしょうか? また、フィルムやカメラはどう選んだらいいのでしょうか?
輪郭が くっきりしすぎず 柔らかい感じに
デジタルだと高画質なのでくっきり写りますが、フィルムだとまた違った仕上がりに。光の入り方や被写体との距離感、手ブレなどさまざまな要因で輪郭があいまいに写ることもあり、その優しいふんわりとした雰囲気が魅力です。
予想のつかない 仕上がりに なることも!
デジタルは撮ったその場でデータを確認できますが、フィルムはそうはいきません。目で見た感覚とも違い、「あれ? フィルムを通すとこんな感じになるんだ!」と新たな発見があるのも楽しいところ。ものの見方が変わりますよ。
現像などの ひと手間が また楽しい!
その日の天気や撮りたいものによってフィルム感度を考えるなど、ひと手間が必要。でもそんな手間も楽しいし、フィルムを現像に出し、「どう仕上がるかな?」と待つ時間にワクワクするのもフィルムカメラならでは。
フィルムは撮りたいものや状況に 合わせて選んで
フィルムカメラを使おうと思ったとき、悩むのがフィルムの選び方。明るい屋外は感度100や200、薄暗いなら400、室内なら800を使うのがおすすめです。フィルムをセットするときは穴にしっかりひっかけたり空回りしないようにするのが大切。こちらのフィルムカメラの使い方の動画を参考にやってみて!
カメラはレンズ付きカメラ から始めてみても!
カメラは、子どもを撮るならピントはオート、全部自分で調整したいならマニュアル、など用途や予算に合わせて選ぶのがおすすめ。初心者の方はレンズ付きフィルムカメラ→コンパクトカメラ→一眼レフと移行していくことが多いようです。
Mart8月号では、フィルムカメラで撮影する際のポイントを、フィルムカメラマンのもなみんさんに教わって、Martistの蓮見京子さんが実践! 撮り方だけでなく、現像するときのポイントや、プリントした写真をかわいく飾るアイデアもご紹介。是非チェックしてみてくださいね!
撮影/蓮見京子さん、もなみんさん、石田純子(光文社写真室) 取材・文/森岡陽子 編集/倉澤真由美
Mart2021年8月号 懐かしい? いや、新しい! この夏はあえて「フィルムカメラ」で思い出残そう! より