【レシピ】ワインセラーローゼンタール 島田由美子さんのハルマキ100本ノック 50本目/100
おかげさまで50本目です。皆さんの「作ってみたよ」の声に励まされながら、巻いて巻いての50本。ありがとうございます。まだまだご紹介したい春巻きが盛りだくさん。これからも気軽に作って、四季折々の晩酌時間が楽しくなる春巻きを1本ずつ打ち放っていきたいと思います。引き続き、みなさんからのリクエストも大歓迎。herself@kobunsha.comまで、楽しみにお待ちしています。
まずは最初に、100本すべての共通ルールです
- レシピは2本分の量で表記。
- フライパンを使用。※ここで使用しているフライパンは、直径26㎝のテフロン加工のものです
- 使う油は、大さじ3。フライパンが小さい場合は、これより少ない量に加減しましょう。
- 火加減は弱火から中弱火。じっくり揚げ焼きする感じです。
- 火を入れる時、ひっくり返す時以外は、なるべく触らない。下手に触らない方が、きれいに仕上がります。
- 巻き終わりの糊付けは不要。巻き目を下にして火を入れれば大丈夫です。
春巻きの皮は、モランボンの春巻きの皮を使っています。時にはゴツゴツした具を巻いたりもするので、破れにくく、かつ美味しい皮が理想。モランボンの皮は、ちょうどいい厚さで、パリッと仕上がるところが気に入っています。薄い皮を使う場合は、具材を巻く時や火を入れている時に破れないよう気を付けましょう。
50/100
栗とドライイチジク、ほうじ茶の葉の春巻き
栗好き一家に育ちながら子供時代は苦手で、おせちのきんとんも栗を避けて食べていました。その魅力に気づいたのは、お酒を飲み始めてから。栗歴が浅いせいか(料理人なのに)生栗を調理するのは億劫に感じます。なので今回は、市販のむき甘栗を使ってみました。もちろん生栗から作れば、さらに美味しくなります。たくさん茹でた時など、お試しください。
【材料】2本分※濃厚な春巻きなので、2本分にしています
- ドライイチジク…大粒のタイプ4個
- イチジクを漬けるお酒…大さじ3
→ここでは白ワインを使用。赤ワインでも、ブランデーでも、焼酎でも、食べる時に合わせたいお酒に漬けると、より楽しいです。 - むき甘栗…14粒
→袋入りの「有機むき甘栗」を使用。2㎝大と小さめです。甘味料、香料不使用のタイプを選びましょう。 - ほうじ茶の葉…大さじ1
- 春巻きの皮…2枚
- 塩…少々
【前日の準備】
ドライイチジクは好みのお酒に漬けておく。
【当日の作業】
1.イチジクの水気をギュッと絞って半分にちぎり、指で開き平にする。
2.ハルマキの皮の上にイチジクを横一列に並べたら上に栗を置き、ほうじ茶の葉をちらし、きっちり巻く。
3.フライパンにサラダ油を入れ弱めの中火で温めたら春巻きを並べ、そのままの火加減で揚げ焼きする。
4.すべての面が美味しそうなキツネ色になったら油を良く切り、3等分に切り分け、好みで塩を添える。
【合わせたいお酒】
ドライイチジクを漬けたお酒と同じものを。今回は白ワインで漬けましたが、今の季節ならラムやブランデーなど、コックリしたお酒も良いと思います。お酒ではないけれど、ほうじ茶にも合いますよ。
【動画でも作り方を紹介しています】
【バックナンバー】
25本目:グリーンアスパラガスと、その皮、ちりめんじゃこの春巻き
【プロフィール】
島田由美子:ドイツワインと野菜料理を楽しめる「ワインセラーローゼンタール」店主。春巻きはお店の定番メニュー。季節によって、中身が変わります。
ワインセラーローゼンタール
住所:東京都中央区銀座8-7-11 ソワレ・ド・銀座第2弥生ビル8F
☎03-3574-8758
営業時間: 18:30~23:00
休:日、祝
公式サイト
撮影/牧田健太郎 構成/松本朋子