【子どもと作る“おせちレシピ”4選】お手伝いパートが楽しいものだけ厳選!

「おせちは買う派」も増えている今。おせち料理の意味や“我が家の味”を、楽しみながら自然と子どもに伝えるなら、一緒に手作りしてみては? 子どものお手伝いパートもちゃんとある手軽で簡単な「おせちレシピ」をご紹介!良い思い出になることうけあいです。

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【伊達巻】

はんぺんを使えば実は簡単!
手作りならではの程よい甘さに

◉材料(3~4人分)
・卵…4個(割っておく)
・はんぺん…1枚(ちぎっておく)
・砂糖…大さじ2
・みりん…大さじ2
・薄口醤油…少々

 

◉作り方
①フードプロセッサーやミキサーにすべての材料を入れて、卵がなめらかになるまで攪拌する。
②フライパンや卵焼き器にサラダ油(分量外)を薄くひいて弱火にかける。
③油がなじんだら一度コンロからはずし、濡れたふきんに底を当ててから再びコンロに戻して卵液を入れる。蓋をして、弱火で10~12分加熱。
④ときどき焼き色を確認し、きれいな茶色になったらひっくり返して反面に2分くらい薄く焼き色をつける(お皿に一度取り出すとやりやすい)。
⑤取り出して巻きすで巻き、輪ゴムで留め、冷ます。

卵を割る(4歳からお手伝い)
力加減が上手にできるようになってくる4歳頃からチャレンジ! 卵を4つ使うので、チャレンジしがいがあります。殻が入ってしまってもそこは大目に。ママがあとで取り除いてあげて。

はんぺんをちぎる(2歳からお手伝い)
紙をちぎって遊べるぐらいの低年齢からできる、簡単お手伝い。大きさは問わないので、ママとしてもお願いしやすい。「できた!」という達成感を持ってもらうのが大切です。

【たたきごぼう】

たたくことで味も染みやすい!
遊び感覚で楽しく作れる一品

◉材料(3~4人分)
・ごぼう…1本
・いりごま…大さじ3
〈A〉砂糖…大さじ1
〈A〉醤油…大さじ1
〈A〉酢…大さじ1

 

◉作り方
①ごぼうは皮をこそげ5㎝ぐらいに切り、さらに半分に縦割りにする。
②酢水につけて、塩(分量外)を少し入れた水でやわらかくなるまで茹でる(お好みのかたさになるまで)。
③すり鉢にいりごまを入れて軽くすり、〈A〉を入れて混ぜる。
④茹であがったごぼうをざるにとり、しっかり水けをふき取り、あたたかいうちに麺棒でつぶれない程度にたたく。
⑤❹を❸に入れ、あえる。

ごぼうをたたく(2歳からお手伝い)
麺棒で茹でたごぼうをたたいてもらうだけ! 短めの麺棒があれば子どももやりやすい。間違って自分の手をたたいてしまわないように、ママがしっかり注意してあげて。

ごまをする(2歳半からお手伝い)
ごまの香ばしさがポイントだから、すりたてを使いたい一品。すり鉢をママがしっかり押さえて、混ぜ混ぜをする感覚で子どもにすりこぎを動かしてもらえばOK。

【栗きんとん】

子どものつまみぐいもご愛敬!?
甘くてなめらかな人気おせち

◉材料(3~4人分)
・さつまいも…250g
・水…2カップ
・グラニュー糖…大さじ2
・栗の甘露煮…6~8粒
〈A〉グラニュー糖…80g
〈A〉みりん…大さじ2
〈A〉栗の甘露煮の汁…大さじ2
〈A〉塩…少々

 

◉作り方
①さつまいもは厚めに皮をむき輪切りにし、水にさらす。
②鍋にさつまいもと水とグラニュー糖を入れ、一度沸騰させてから弱火にし、さつまいもに火が通るまで落とし蓋をして煮る。
③さつまいもを取り出し、熱いうちに裏ごしする。
④❸を鍋に戻し、〈A〉を入れ、一度強火にして沸騰させてから弱火にし、とろみがつくまで煮詰める。
⑤栗の甘露煮を入れ、全体がなじんだら火を止める。

砂糖をはかる(5歳からお手伝い)
ある程度数字が分かるようになる5歳頃からなら、「80になるまで入れてね!」とおまかせしてみて。砂糖をボウルに入れるだけなら、お砂遊びが楽しくなる2歳頃からOK。

さつまいもをつぶす(4歳からお手伝い)
手にある程度力を入れられる年齢なら、裏ごし作業を。やわらかく火を通してあげれば楽チンです。ただし、さつまいもが熱いから要注意。裏ごし器にはママがセットしてあげて。

【筑前煮】

家庭の味がでる煮物は、
飾り切りの意味も一緒に教えたい

◉材料(4人分)
・里芋…130g
・ごぼう…1本
・れんこん…150g
・にんじん…1本
・たけのこ水煮…1/4本
・こんにゃく…400g
・絹さや…約6枚
・干し椎茸…5~6枚
・鶏もも肉…1枚
〈A〉だし汁…500㏄
〈A〉椎茸の戻し汁…300㏄
〈A〉醤油…大さじ3
〈A〉みりん…大さじ4
〈A〉酒…大さじ3
〈A〉砂糖…大さじ2
〈A〉醤油…大さじ2

 

◉下準備
①里芋は皮をむき、食べやすい大きさに切り、約1分下茹でする。
②ごぼうは皮をこそげて、1㎝ぐらいの厚さに斜め切りにし、酢水につけたあと、約1分下茹でする。
③れんこんは皮をむき、1㎝ぐらいの厚さに輪切りにし、縁を穴に沿って丸く切り花れんこんにする。水にさらして、約1分下茹でする。
④にんじんは皮をむき、1㎝ぐらいの厚さに輪切りにし、梅型に抜き、ねじり梅に飾り切りをする。
⑤たけのこは食べやすい大きさにくし切りし、約1分下茹でする。
⑥こんにゃくは短冊切りにし、切れ目を入れて手綱こんにゃくにする。約1分下茹でする。
⑦絹さやは筋を取り、塩水で約1分半下茹でし、氷水にさらして色止めする。
⑧干し椎茸は300㏄の水(分量外)に半日ほどつけて戻し、石づきを取り、一口大に切る。戻した水は取っておく。
⑨鶏肉は余分な脂を除き、食べやすい大きさに切る。

 

◉作り方
①鍋にサラダ油かごま油(分量外)をひき、鶏肉を入れ、軽く色がつくくらいまで中火で炒める。
②鶏肉を一度取り出し軽く油をふき取り、絹さや以外のすべての野菜と〈A〉を入れ、一度中火で沸騰させる。沸騰したら弱火にし、落とし蓋をして20分煮る(途中アクをすくう)。
③20分経ったら鶏肉を入れ、醤油大さじ2を加え、弱火で汁が少なくなるまで煮詰める。
④器に盛り、絹さやを飾る。

手綱こんにゃくを作る(5歳からお手伝い)
「小」の字に切り込みを入れるときれいな手綱に。手先が器用になって折り紙が折れるようになってきた5歳頃から楽しめそう。「馬の手綱に似ていて…」と由来も一緒に教えて。

にんじんの型抜き(5歳からお手伝い)
お正月らしいねじり梅にするには1㎝弱の厚さが必要。一人で任せるなら力がついてきた5歳頃から、ママが一緒に、なら3歳頃からOK。型抜きで指を切らないよう注意して。

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撮影/須藤敬一 料理・スタイリング/山本了子 取材・文/佐々木陽子 編集/永吉徳子 おせち協力/Oisix 撮影協力/UTUWA

*VERY2021年1月号「今年のおせちはキッズファーストで」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。