【レシピ】ハルマキ100本ノック 68本目「甘夏とカニカマ、パクチーの春巻き」
「春巻きは楽しい」「春巻きは簡単で美味しい」をモットーに、毎週1本ずつご紹介する「ハルマキ100本ノック」。
ノックを打つのは、銀座にあるワインセラーローゼンタールの店主・島田由美子さん。
春巻きはお店の定番メニュー。季節によって、中の具材が変わることで、ファンも多いのです。まだまだ100本達成への道のりは遠いですが、日々の暮らしのなかで春巻きが、皆さんの身近な存在になったら嬉しいです。
巻いて欲しい素材のリクエストやご質問なども大歓迎。(herself@kobunsha.com)まで、いつでもお待ちしています。
まずは最初に、100本すべての共通ルールです
- レシピは3本分の量で表記。
- フライパンを使用。※ここで使用しているフライパンは、直径26㎝のテフロン加工のものです
- 使う油は、大さじ4。フライパンが小さい場合は、これより少ない量に加減しましょう。
- 火加減は弱火から中弱火。じっくり揚げ焼きする感じです。
- 火を入れる時、ひっくり返す時以外は、なるべく触らない。下手に触らない方が、きれいに仕上がります。
- 巻き終わりの糊付けは不要。巻き目を下にして火を入れれば大丈夫です。
春巻きの皮は、モランボンの春巻きの皮を使っています。時にはゴツゴツした具を巻いたりもするので、破れにくく、かつ美味しい皮が理想。モランボンの皮は、ちょうどいい厚さで、パリッと仕上がるところが気に入っています。薄い皮を使う場合は、具材を巻く時や火を入れている時に破れないよう気を付けましょう。
68/100
甘夏とカニカマ、パクチーの春巻き
柑橘類の中で、甘夏はどことなく地味です。甘過ぎず酸っぱ過ぎず、万事が控えめ。ただ、ほかにはない心地よい苦みは素晴らしく、料理に使うと全体を穏やかに引き締めてくれます。カニやパクチーなど個性の強いメンバーも、さりげなくまとめてくれる懐深い存在。豚や鶏など肉類と合わせても美味しいです。旬の今、いろいろに使ってみましょう。
【材料】3本分
- 甘夏…9房
- カニカマ(なるべくカニ感が強いものが良いです)…120g
- パクチー(なければイタリアンパセリでも)…6枝
- 春巻の皮…3枚
- サラダ油…大さじ4
- 好みで塩…少々
【作り方】
1.甘夏は皮と薄皮を剥く。パクチーは1㎝長さにざく切りにする。
2.春巻の皮の上にパクチーを載せ、上にカニカマと甘夏を置いて、しっかり巻く。
3.フライパンにサラダ油を入れ、弱めの中火で温めたら春巻きを並べ、そのままの火加減で揚げ焼きする。
4.すべての面が美味しそうなキツネ色になったら油を良く切り、半分に切り分けて塩を添える。
【合わせたいお酒】
お好きな果実酒を炭酸で割って。梅酒や杏子酒、桂花陳酒などお好みで。または好みの果実をミキサーにかけジンやウォッカと合わせ、炭酸で割っても。
【動画でも作り方を紹介しています】
【前回の春巻きはこちらから:ふきのとうとドライマンゴー、味噌の春巻き】
【プロフィール】
島田由美子:ドイツワインと野菜料理を楽しめる「ワインセラーローゼンタール」店主。春巻きはお店の定番メニュー。季節によって、中身が変わります。
ワインセラーローゼンタール
住所:東京都中央区銀座8-7-11 ソワレ・ド・銀座第2弥生ビル8F
03-3574-8758
営業時間: 18:00~23:00
休:日、祝
公式サイト
撮影/牧田健太郎 構成/松本朋子
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