【Flower cycle Art 】 6月の花 紫陽花(アジサイ)/ ②ドライフラワーで楽しむ

花が一輪あるだけで、空間は華やぎ、心癒され優しい気持ちになれるもの……。
わかってはいても、すぐ枯れてしまうなどの理由から、買うことを躊躇してしまう方もいらっしゃるでしょう。
だけど、生花ではもちろんドライフラワーとしても、長く花を楽しめるなら?
フラワーサイクリスト・河島春佳さんが、新しい“花のある暮らし”をレクチャーします。

雨が多く湿度も高い梅雨は、ドライフラワーにするには不向きな季節。紫陽花の種類やドライにする環境によって仕上がりに差が出る「自然乾燥」ではなく、「押し花」なら誰でも簡単に楽しめます。

【準備するもの】
紫陽花、厚みのある本、ティッシュペーパーorキッチンペーパー、ピンセット

【押し花にする方法】
①がくを花ばさみでカット

がく(花びらのように見えるもの)を花ばさみでカットする。

②ティッシュペーパーの上にがくを並べる

本の間にティッシュペーパーを敷き、その上にがくを並べる。

 ③がくを平らにする

指でギュッと潰すようにして、がくを平らにする。

④ティッシュペーパーをかぶせ、本に挟む

ティッシュペーパーを上からかぶせ、本の間に挟む。日付と花の名前を書いた付箋を該当ページに貼っておくと、挟んだ箇所がすぐにわかるのでおすすめです。その後、週に一度ピンセットで慎重にがくを持ち上げ、ティッシュペーパーを交換。6月~8月は2週間、それ以外の月は1週間程で完成。

【押し花レターの作り方】
①便箋にテープのりを塗る

押し花をのせたい部分にテープのりを塗る。液体のりなどは押し花が水分を吸ってしまうため、マスキングテープがベスト。

 ②押し花をのせる

ピンセットを使い、のりを塗った部分に押し花をのせる。

 ③完成

押し花を添えるだけで、季節感のある素敵なオリジナルレターが完成。

来週は……
「ロスフラワー」という言葉の名付け親でもある河島春佳さん。そんな河島さんがフラワーサイクリストとして活躍する現在に至るまでのお話をご紹介します。

【バックナンバーはこちら】
6月の花 紫陽花(アジサイ)①生花で楽しむ

【プロフィール】


河島春佳さん フラワーサイクリスト
株式会社RIN代表。長野県生まれ。生花店の短期アルバイト時に、廃棄される花の多さにショックを受けたことから、フラワーサイクリストとしての活動を始める。
20226月〜オンラインスクールがリニューアル。新メンバー募集中。

https://lossflower.com/about

Instagramharuka.kawashima

撮影/山田英博 取材・文/篠原亜由美

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