2022年07月31日 17:30
/ 最終更新日 : 2022年07月31日 17:30
CLASSY.
似てるけど違う!「夏バテ」と「夏うつ」の違いを、精神科専門医に聞きました
暑さで体力が低下しがちな夏。実は「うつ」のリスクも高まっています。今年のような猛暑が続くと体がだるくなるだけでなく、気分も落ちてしまう…。そんな人は「夏うつ」に要注意。今日からできる「夏うつ」対策でこの夏を乗り切りましょう。
眠れないし食欲もない…それ、「夏うつ」かもしれません
猛暑で体が疲れると、実は心にも影響が…!そもそも「夏うつ」とは?先生に伺いました
女性は男性より「夏うつ」になりやすい
女性のほうが男性に比べて3倍ほど「夏うつ」にかかりやすいと言う研究もあります。女性ホルモンの変動に加え、太陽光や温度、湿度といった外側から受ける影響に、女性のほうが敏感であることが原因と考えられています。また、女性は男性よりマグネシウム不足のダメージを受けやすく、ストレスや飲酒でマグネシウムが排出されてしまうことも「夏うつ」につながりやすいと言われています。
似てるけど違う!「夏バテ」と「夏うつ」
「夏バテ」と「夏うつ」の症状は似ていますが、一番違う点は「夏うつ」は特に思い当たるストレスや理由がないのに、夏場になると気分が優れないという点。そもそも「夏うつ」は「夏季うつ」とも言われ、季節性感情障害の俗称の一つ。冬になるとうつの症状が出る場合は「冬季うつ」と呼びます。一方「夏バテ」は夏の暑さのせいで生じる体調不良全般を指します。「夏バテ」は病気ではありませんが「夏うつ」は病気。明確なストレスや理由がないのに気分が優れない状態が長引いていたら「夏うつ」を疑って。
お話を伺ったのは…
添田真帆先生
新宿ストレスクリニック梅田院・精神科専門医
医師の仕事と家庭を両立させながら、女性の精神科医として、女性特有のお悩みから様々な心のお悩みに対応しています。
イラスト/香川尚子 取材/加藤みれい 再構成/Bravoworks.Inc