物を減らすと部屋も心もスッキリする♡ 3つのメリットと具体的な手順を紹介
物を減らすためにはどうしたらいいの?
物を減らしたほうがスッキリするとわかっているのに、どこから手をつけていいかわからない!
こんなお悩みを抱えている方は、少なくないのではないでしょうか。
今回は物を減らすことのメリットや、物を減らす手順、物を増やさないための習慣について紹介します。
物を減らしたい方や多いためにいつも探し物をしている方、つい物を買ってしまいムダづかいをしていると悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
photo:@tomatomaro_
物を減らすことのメリット3つ
物を減らすと部屋がきれいに片づくだけでなく、ほかにもよい影響がたくさんあります。
物を減らすことのメリットを紹介します。
家事が楽になる
物が減ると掃除が楽になります。衣類を減らすことで洗濯関連や衣替えなどの家事も減るでしょう。
そして、毎日の探し物が少なくなることもメリットです。
物をたくさん持っている方は、どこに何があるか把握できておらず、探し物にかかる時間も長くなる傾向があります。
家事にかける時間、探し物にかける時間が短くなるので、生活自体の時短にもなるのです。
お気に入りの物を大切にできる
物を減らすときには「手放す」「残す」を判断する仕分け作業をしますが、このときに自分にとって必要な物は何か、大切な物は何かを見極めることができます。
処分せずに残した物は自分のお気に入りなので、残した物を大切に使えるでしょう。
仕分け作業の基準と手順が身につけば、ムダづかいや衝動買いを減らせるかもしれません。
物が減るということは選択肢が減るということなので、着る服などに迷う時間も減ります。
ストレスが減る
物が溢れかえっているのを見ていると、気が散ってイライラしてしまう方もいるのではないでしょうか。
「片づけなきゃ」と考えることも、ストレスの原因になりますよね。
物が減ると目の前のことに集中できるようになり、イライラやストレスが軽減されます。
物を減らす手順
物を減らすときには、まず最初に基準を決めることが大切です。基準を決めてから、分別、処分の流れだとスムーズに作業できるでしょう。
物を減らす手順のときに注意したいポイントを紹介します。
1. 物を捨てる基準を明確にする
物を減らすときに大切なのが、「物を捨てる基準」です。
片づけの途中で捨てるか取っておくか迷ったときには、「もしかしたらこの先使うことがあるかもしれない」といった「もしかしたら」の心理がはたらくものです。
外出には着ない服でも「部屋着としてなら着られる」と考えたり、普段使わない食器も「お客さんが来たときに足りないと困る」と思ったりして、捨てられないことがありますよね。
「もしかしたら」の心理がはたらくと、なかなか物を減らすことはできません。
片づけ途中の迷いをなくすためにも、前もって基準を決めておきましょう。
以下のような基準をいくつか持っておくと、捨てるか迷ったときに基準に当てはまるかどうかを考えればいいので、片づけがはかどりやすくなります。
- ・壊れている
- ・サイズが合わない
- ・1年以上使っていない
- ・今のライフスタイルに合っていない
- ・もらったが持て余している
- ・無料で手に入れた
- ・デジタル化できる
- ・見られたら恥ずかしい
- ・重複している
反対に、お金を出しても買えない物は、勢いで処分してしまうと後悔することがあるので慎重に考えましょう。
例えばアルバムや日記などの思い出がつまっている物は、お金には替えられない価値がありますよね。
絵や手紙など思い出がつまっているけれどかさばる物は、写真に撮ってパソコンやスマホに残すのもひとつの方法です。
2.期間を決めて1か所ずつ片づける
挫折せずに片づけを進めるためには、「1か所ずつ片づける」ことが大事です。
クローゼットの片づけを始めたら、クローゼットが終わるまで次の場所に手をつけないようにしましょう。
部屋のあちこちに手をつけてしまうと、どこから片づけたらよいのかわからなくなります。
そのうちに、面倒くさくなったり疲れてしまったりして「どうでもいいや」と挫折してしまうのです。
物を減らすと決めたら、今日はクローゼット、明日はベッドルームなど期間の目安を決めて進めるのがおすすめ。
1カ所終わると気持ちがすっきりして達成感を味わえるので、次の場所に取り掛かるモチベーションを保ちやすくなります。
3.捨てるのがつらいときはリサイクルして減らす
物を捨てるのは心苦しいですよね。捨てる決心がつかないときは、フリマアプリやリサイクルショップを活用しましょう。
リサイクルで売ってほかの誰かに使ってもらえると考えれば、手放すのもそれほどつらくなくなるのではないでしょうか。
無料で古着を引き取ってもらえるサービスや、自治体によっては安く家具や家電を回収してくれることもあります。
基準に当てはめて考えてもなかなか判断がつかない場合は、保留期間を設けてじっくり考えてもOKです。
保留にするなら、2週間~1カ月など期限を決めてそれまでに結論を出すことが大事です。
物を増やさないために身につけたい習慣
一度せっかく物を減らしても、「あまり物を持たない」「買いすぎない」ことを習慣にしないと、いつの間にかまた物が増えてしまいます。
物を増やさない習慣を身につけて、すっきりストレスのない生活を目指しましょう!
ストックを貯めこみすぎない
化粧品や日用品などの消耗品は、安くなっていると「いずれ使うから」と大量買いしてしまいがちです。
ストックはあると安心ですが、持ちすぎると場所を取りますよね。
あらかじめ「ストックの数は1~2個まで」と決めておくと、買いすぎを防げます。
ひとつ買ったらひとつ捨てる
誰しも一目ぼれで欲しい物に出会い、思わず買ってしまうこともあるでしょう。
でも衝動買いを何度も繰り返していると、物は増えてしまうばかりです。
何かを買ったら、その代わりにひとつ処分することを意識してみてはいかがでしょうか。
「1個買ったら1個捨てる」を実践していくと、新しい物が増えても部屋が物で溢れかえることはなくなります。
「まとめて処分しよう」と後回しにすればするほど、物は増えますし選別作業が大変になります。
買ったその日のうちに、少なくともひとつは処分することを習慣にしましょう。
物を買うときはよく考える
何かを買うときはよく考えるようにすると、「同じものを何個も買ってしまう」「似たような物ばかり持っている」といった状況を防げます。
買う物について詳しく下調べをして、本当に欲しい物なのかどうかじっくり考えてみましょう。
サイズや用途、機能など、思っていたのと少しでも違うところがあると使いこなせずムダになってしまうことがあります。
似た物や代用できる物をすでに持っていないかも確認しましょう。
試供品はすぐ使う
なんとなく使うのがもったいなくて、化粧品などの試供品を大事にしまい込んだまま忘れてしまった経験はありませんか?
せっかくもらった試供品がムダになるのも悲しいですし、あちこちにしまっておいてバラバラになると整理するのも大変です。
試供品はできるだけ、もらってすぐから数日のうちに消費することを習慣づけましょう。
レンタルを活用する
冠婚葬祭用の服や来客用の布団、趣味に使う道具など、使う頻度が高くない物はレンタルするのもおすすめ。
特にキャンプ道具やウィンタースポーツ用の道具などは、場所を取るわりに出番が少なく、メンテナンスにも手間がかかります。
思い切って処分して、使うときだけ借りるスタイルにすると、空いたスペースを有効活用できます。
物を減らして快適な部屋で過ごそう!
物を減らすと、家事にかかる時間やストレスが減ります。
片づけや整理整頓が苦手でも、基準さえ最初に決めておけば、効率よく作業を進められるでしょう。
今後物を増やさないための習慣を身につけて、一度片づいた部屋をキープできるよう心がけてみましょう。
物に支配されずに過ごすことで、自分らしさや本当に大切な物を見極められるようになるはずです。
Text_Akane