【Flower cycle Art】フラワーサイクリスト・河島春佳さんの花(はな)しvol.6

花が一輪あるだけで、空間は華やぎ、心癒され優しい気持ちになれるもの……。
わかってはいても、すぐ枯れてしまうなどの理由から、買うことを躊躇してしまう方もいらっしゃるでしょう。
だけど、生花ではもちろんドライフラワーとしても、長く花を楽しめるなら?
フラワーサイクリスト・河島春佳さんが、新しい“花のある暮らし”をレクチャーします。

毎月第3週目は花にまつわる話、題して「フラワーサイクリスト・河島春佳さんの花(はな)し」をご紹介しています。今月は、河島さんが先日行った講演&ワークショップで感じた、「これからの女性の活躍と花」についてのお話です。

コロナ禍以降、久しぶりに河島さんが対面形式で講演を行ったのは、オフィス家具メーカー「株式会社イトーキ」。
最近であれば、今年9月まで放映されていた、TBS系列ドラマ『オールドルーキー』の主人公が勤務する会社に置かれていた、オシャレな椅子や机などを製造・販売している会社といえば、イメージしやすい方が多いかもしれません。

今回の依頼は女性の活躍を推進する社内有志団体からで、講演内容は「女性のキャリア」についてです。
転職やこれから始める仕事について考える女性が多い場合は、“好きなことを仕事にする”までの過程に最も注目が集まりますが、イトーキで働く社員の皆様の心に響いたのは河島さんのマインドの部分。
「直感を信じて行動するのもありだと思った」「自分の人生をアップデートすることへの敷居が低くなった」といった声が多数挙がったのが新鮮だったと、河島さんは言います。

講演後は、イトーキで出る木の端材に、ロスフラワーから作ったドライフラワーを貼り付けるワークショップが行われました。ひとり一人がドライフラワーを貼り付けた端材は、支社や工場などの拠点ごとにまとめられ、大きな壁かけアートに。
 貼る花、パネルの組み合わせ方によって仕上がりが変わるため、個性の融合が生み出す唯一無二の作品が出来上がりました。

「花を仕事にする私の話を真剣に聞いてくださったこと、ワークショップを楽しんでくださったこと、本当なら捨てられてしまうはずの端材が、皆さんの力で素晴らしい作品に生まれ変わったこと、すべてが本当に嬉しかったです。花や花にまつわる話って、皆を笑顔にするんですよね。花は女性のエンパワーメントにもっと貢献できるのではないかということを、改めて感じる時間になりました」と河島さん。

 もしかしたら「女性の活躍」と「花」は、これからの時代の重要なキーワードになるかもしれませんね。

【バックナンバーはこちら】
6月の花 紫陽花(アジサイ)①生花で楽しむ
6月の花 紫陽花(アジサイ)②ドライフラワーで楽しむ
フラワーサイクリスト・河島春佳さんの花(はな)しvol.1
7月の花 バラ①生花で楽しむ
7月の花 バラ②ドライフラワーで楽しむ
フラワーサイクリスト・河島春佳さんの花(はな)しvol.2
8月の花 ダリア①生花で楽しむ
8月の花 ダリア②ドライフラワーで楽しむ
フラワーサイクリスト・河島春佳さんの花(はな)しvol.3
9月の花 デルフィニウム①生花で楽しむ
9月の花 デルフィニウム②ドライフラワーで楽しむ
フラワーサイクリスト・河島春佳さんの花(はな)しvol.4
10月の花 リューカデンドロン①生花で楽しむ
10月の花 リューカデンドロン②ドライフラワーで楽しむ
フラワーサイクリスト・河島春佳さんの花(はな)しvol.5
11月の花 コスモス①生花で楽しむ
11月の花 コスモス②ドライフラワーで楽しむ

【プロフィール】

河島春佳さん フラワーサイクリスト
株式会社RIN代表。長野県生まれ。生花店の短期アルバイト時に、廃棄される花の多さにショックを受けたことから、フラワーサイクリストとしての活動を始める。
花農家から産直でお花をお届けするWEBサービス、フラワーサイクルマルシェを展開中。生花を気軽にネットで購入できます。
https://lossflower.theshop.jp/

https://lossflower.com/about
Instagramharuka.kawashima
        @rin_flower_official

撮影/山田英博 取材・文/篠原亜由美

 

 

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