アパレルブランド・ATONの青山店で開催される、ATONの世界観に合った器や小物などのアイテムを紹介する年末恒例イベント。2022年は京都の開化堂との取り組みが決定し、ATON×開化堂『100年先を眺める 茶筒展』が2022年11月23日(水) – 12月7日(水)に開催されます。ATONと、美しい漆塗りを施す開化堂とのコラボレーションをぜひ実際に見に訪れてみては？

ATON×開化堂『100年先を眺める 茶筒展』

100年先を眺める

時代を超えて愛される美しい茶筒などを作ることで知られる開化堂。京都の静かな小径にひっそりと佇む店先には、100年以上愛用された茶筒などが堂々と並んでいます。その趣のある静かで力強い佇まいを目にすると、手にとった新品の茶筒が、これから世代を超えて日々昇華してゆくことが愉しみに。タイムレスという言葉では表しきれないその美しさこそ、ATONがものづくりを行ううえで大切にしている考え方。かの昔、茶屋が茶葉選定の際に茶農家の識別のために、それぞれの決められた色を茶筒の蓋に施したという漆の縁取り。今回は、 その縁取りを今シーズンの のキーカラーである3色で再現。新品の時にはポップな印象を、数年経つと全く違った趣を放つ、エイジングが楽しみな逸品です。その他にも開化堂オリジナルの様々なアイテムも登場します。

開化堂とは

1875年英国より輸入されたブリキを用いて茶筒を作り始めた開化堂。それ以来「簡」にして美、「用」にして美をモットーに、 年過ぎた今も変わらぬ手法を守り続けている。時代のニーズに合わせ、パスタ缶や珈琲缶、ナッツ缶等を作りながらも茶筒という本質を見失うことなく、これから100年先までも作り続けている。また、開化堂が生み出すプロダクトは、毎日手のひらで筒全体を丁寧になでていくと、時を追うごとに色合いが変化し味のある光沢が出る。

構成／CLASSY.ONLINE編集室