山本美月さんが自画像イラストを作成!?「絵は、私にとって自己表現の大事な手段。演技やモデルの仕事と同じくらい大切なライフワーク」

山本美月さんの素顔に迫る連載の第2回は幼い頃からずっと続けているという〝絵を描くこと〟にフォーカス。「没頭して描き続けちゃう」というほどずっとハマり続けるその魅力と、この先の展望についてじっくり語ってもらいました!

昔から大好きな〝絵を描くこと〟について。

「絵を描くことは自分と向き合う大事な時間」と語る美月さんにお願いしたのは、最新の自画像。豊かな想像力とテクニックで仕上げられた完成度の高い一枚の制作背景とは…!?

ちょっとビターな私。目に見えるものとは違う素の自分を絵に託して

    「絵を描くことは自分と向き合う「絵を描くことは自分と向き合う

描き始めると止まらない!絵は、私にとって自己表現の大事な手段
絵を描き始めたのは幼稚園生か…もっと幼い頃からかもしれない。幼少期を過ごした長崎では、外遊びが好きな子が周りに多くて、外を駆け回ることが苦手な私は自然と絵の世界にのめり込んでいくように。母も絵を描くことが好きなのですが、特に技術を習った記憶はなくて、自由に好きなように描かせてくれました。だから基本的には独学なんです。
今回は、ポートレートを元に自画像を描くというテーマ。制作にかかったのは1週間くらい。毎日1、2時間、少しずつ手を入れながら仕上げていきました。せっかく絵にするのだから写真そのままじゃつまらないと思って、線のタッチを残したり、絵ならではの雰囲気を出してみました。まず描いたのは自分。表現したかったのは私に潜む素の部分。写真と似ているようで似ていないでしょう?清純派でいい子、と思われている山本美月は、実はそうじゃないかもしれないですよ…みたいなメッセージを込めてみました。背景にはまず月を。名前に絡めて月を描く機会が多いのだけど、きれいな月より表面まで描いてゴツゴツさせるほうが好き。それから、カラテア、バラ、フリチラリア…私の生活に欠かせない植物たちと、魔法のステッキ。そして隙間を埋めていくうちに愛犬も登場!両脇にいる真っ黒なのが「こつめ」と「バターカップ」です。気づいてもらえたかな?

私がiPadを開くのはだいたい夜。今回の絵もそうですが、今はiPadで描くことがほとんど。夕食を済ませてからベッドに入る前が多いかな。集中しすぎると、何時間も描き続けちゃうんです。寝なくても食べなくても平気なくらいに…。だから仕事が忙しいときは気をつけないと危険!(笑)

絵を描くことは私にとってすごく当たり前で、同時に欠かせない自己表現の手段。演技やモデルの仕事と同じくらい大切なライフワークです。何も考えず無心に描いていた子供時代は、好きな漫画をお手本にしていた時期もあったなぁ。今の目標は、〝自分色〞を出していくことです。自分らしさを表現していきたい、というのが今後の大きなテーマ。描くことを通してやりたいこともいっぱいあって、少しずつ形にしていきたいなと思いを馳せています。そのひとつが絵本。美しくてちょっと毒もある、美月タッチの絵本を、いつかみなさんにお届けできたらいいな…。

ブラウス¥79,200(ドゥロワー/ドゥロワー 二子玉川店)

撮影/嶌原佑矢 モデル・イラスト/山本美月 ヘアメーク/イワタユイナ スタイリング/荒木里実  取材/西道倫子 再構成/Bravoworks.Inc