同世代ロックバンド「Yogee New Waves」の 趣味と好きな女性のファッションって?

都会で慌ただしい生活を送っていても、聴くだけで南の島にいるような気持ちになれるロックバンド「Yogee New Waves」。ロングインタビュー第二回は、同世代の彼らのプライベートや、好きな女性のファッションに迫ります!答えているメンバーにつっこんだり、移動中もちょっかいを出し合ったりと仲が良さそうなメンバー4人の空気感を、そのままお楽しみください♡

「そもそもYogee New Wavesってどんなバンド?」前回はこちら

日々の「未知との遭遇」を繰り返して、僕らの音楽は出来上がっています。コンビニのチャーハン、葉桜、人の結婚式……とか(笑)。

角舘(※敬称略):僕ら、つい先日新しいアルバムをリリースしたんですが。その中の『Summer of Love』っていう曲の歌詞にもある、「未知との遭遇」という言葉を大事に過ごしていて。新しいものに出会ったり、自分が変わる瞬間=未知との遭遇だと思うんですけど、これってとても大切なことで。だって、新しい価値観が無理やりのように自分の中に注ぎ込まれて、そこからどうしようって考えたり咀嚼しないといけないじゃないですか。それって音楽づくりだけじゃなくて、生きていく上でも素敵なことだなって思うから。だからこの言葉を大切にするのは、僕たちが一方的に「未知との遭遇」を続けるだけじゃなくて、それをみんなにも見せていくよ!っていう意思表明。気持ちは、「一緒に見に行こうぜ!」みたいな

上野:そうだね。「未知との遭遇」って、結構自分の身近なことで気が付かないうちに起きていたりすることだしね。自分次第っていうか。例えばいきなりムードのない話であれだけど……最近の僕の「未知との遭遇」は「セブンイレブンのカップ入り冷凍チャーハン」(笑)。お酒を飲んで帰ってきて、シメを外で食べられなかった時の「何かちょっと食べたい……」みたいな深夜の欲望を満たしてくれるもので(笑)。200円ちょっとでピラフとかチャーハンとかいろいろ選べて、あったかいし便利だし、おいしいし、とっても感動しましたね。「あっ!これこれ、ちょうどよかった~」みたいなものを見つけるのがコンビニって素晴らしいよね。隙間を見つけるのがうまいっていうの?現代人の生活に必要なものをちゃんと出してくるっていうか……。

角舘:最後急に真面目!コンビニ評論家みたいじゃん(笑)。

竹村:僕は「葉桜」だな。

粕谷:急に!どういうこと?

竹村:この間帰り道に近所の商店街を歩いていたら、桜の枝が売っていて。風情があるな~と思って買って家で飾っていたら、花が咲いたんですね。それもとても嬉しかったけど、その花が散った後、今度は葉がとても生き生きしていて、それに驚いてしまって。葉の大きさも結構あったし、ずっと見ていたら「あ、なんかこいつまだまだ現役じゃん」って思って。普通は葉桜ってみんなテンション下がるものだと思うんだけど、今年は最後枝になるまで楽しむことをお勧めします。生命力を感じて意外といいな、って思ったから。

粕谷:僕は全然違うけど「いつも見る道で、入ったことのなかった建物に入ったこと」かな。この間(角舘)健悟と飲みに行って、深夜に散歩していたんです。そうしたら、大学のそばに廃墟を見つけて。今まで気が付かなかったので、ちょっと屋上まで行ってみました。そうしたら結構異質な雰囲気で……。JJで話すのもなんかあれだから、詳しくは今度機会があれば話すね(笑)。でも、新しい場所に行ってみるといろんな発見があるよね。

角舘:新しい場所に行くのってわくわくするしね。僕は「親友の結婚式で歌ったこと」。ちゃんと結婚式に行ったのって実は初めてで、「毎日やってほしいな」って思うくらい幸せで、涙が止まりませんでした。加山雄三さんの『お嫁においで』とオリジナルの『Bluemin’ Days』を歌わせてもらったんだけど、普段とお客さんの数も全然違うし、むしろ今回は2人のために歌ったし。いい緊張感で、いい歌が歌えたなと思いました。

粕谷:あと健悟の未知との遭遇といえば、日本酒が飲めるようになったことじゃない?

角舘:あ、そうそう!今まで全然飲めなかったけど、日本酒に触れてみて「今までみんなこんなにいいもの飲んでいたのか、ずるい!」って思いました(笑)。基本飲むのは家で、友達を呼んだり1人の時もあります。最近なんて毎日飲んでるけど、粕ちゃんがこの間新潟で買ってきてくれた『真鶴』っていうお酒がすごくおいしいわけ。

粕谷:新潟は酒造も多いし、米と水が強い県だから本当に日本酒がおいしくて、安い。特におすすめのスポットは、新潟駅のお土産コーナーの1番奥にある「日本酒の自動販売機」。これ、本当いいよ!新潟にある酒造全部のお酒がズラーッと並んでいて、100円でお猪口一杯分の試飲ができるんです。調子に乗って結構飲んじゃった(笑)。

角舘:危ないよね〜、日本酒って。僕は酒が弱いので、水と交互に飲むようにしているな。ベタだけど。

上野:えらい!

男は女性らしい服が好きですが、僕らのライブには好きな服を着てきてください。

角舘:僕は女のコのファッションって「分かりやすく女性らしい」のが好きなんですよね。上はタイトで、下はふわっとしたスカートとか。JJだったらこれかな(上記のコーデ)。 少しレトロっぽくていいですね。男はスカート履けないから、女の子にはスカートを履いてきてほしいかも。個人的にゆるゆるのパンツは苦手。スキニーとかは良いなと思う!

竹村:そうなんだ。僕は結構、女の子にデニムを履いていてほしいな。白シャツにデニムとか、カッコ良くないですか?カジュアルなの好きですね。

上野:カジュアルといえば、最近流行っているダッドスニーカーについてはどう思うの?ちょっと斬ってもらいたいな、流行を。

竹村:流行を斬るの?僕が(笑)?

上野:韓国に行ったら、みんなadidasのジャージにFILAのダッドスニーカーを履いていたよ。韓国の女の子って流行への感度が高いと思う。

角舘:個人的にはあんまりダッドスニーカー好きじゃないけど…(笑)。日本人より韓国人とかのほうが似合いそうだしね。

上野:斬ったね、健悟がザクッと(笑)。

角舘:でも、その子に似合っているファッションなら何でもいいと思う。というか、自由に、自分の好きな服でライブとかも来てほしい!

上野:そうだね、むしろ、みんな同じじゃなくて色んなテイストの人がいた方が、僕らとしては楽しいよね。

嫌なことがあったら、「気持ちいいのおすそ分け」をするので、是非遊びに来てください

角舘:本当にうちのライブ会場は女性だけでなく男性も多いですし、おじさんもいれば乳児も来るような客層の幅。ぜひ、気負いせずに大きい音を聴きに遊びに来てください。一緒に発散しましょう!ちなみに、よくファンの方に「気持ちいいです」って言ってもらえるんですが、一番気持ちいいのは僕らです(笑)。

「Yogee New Waves」の3rdアルバム「BLUEHARLEM」好評発売中!

【初回限定版CD+DVD】¥3,800+tax
【通常盤CD】¥3,000+tax

撮影/千葉太一 取材/髙田彩葉
(※文中のモデルの写真はJJ4月号のものです)