<これからの想い編>モデル仁香さん・柴田翔平さんのセカンドウェディングストーリー

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学校行事も3人で出席
息子の自慢げな顔が嬉しくて

「以前の息子は父親がマストの学校行事のときは憂鬱な顔をしていたり、欠席してしまったりしていたんです。でも今は家族3人で堂々と出席できるから、息子も誇らしげ。『今度の運動会の父兄競技は翔パパがダントツ1位だよ!』って今から楽しみにしているみたい」
仁香さん着用のジャケットとワンピースはグーコミューン、ネックレスとバッグ、パンプスは私物です。

家族3人で暮らし始めて約1年。
父、母、子、その役割が象徴される場面も。例えば、学校行事――。

「彼と一緒に暮らすようになった時期に、ちょうど息子の小学校の転校が重なりました。これを機会に学校側にも私たちの関係をきちんと説明したほうがいいと思い、転校当初に3人で学校に出かけたんです。そのために彼は紺のスーツを用意してくれていて、私も息子もびっくり。だってそれまで翔平の地味なスーツ姿なんて想像できなかったし、見たこともなかったから。でも、その姿を見て私は『父親になる覚悟を決めてくれたんだな』と思い大感激しました。息子は父親がいないことを負い目に感じていた部分があったので、スーツを着た〝翔パパ〞と一緒に学校に行けたことが嬉しくて、自分にも自信が持てたようでした。

その後、初めて迎えた父の日に、息子が選んだプレゼントは学校行事用の濃紺の無地のネクタイ。実は、最初に3人で学校に出かけた時、翔平がネクタイまで学校用が必要とは知らず、義弟から借りたんですね。それを息子が覚えていて、『今度からはこれをつけて僕の学校に来てね』というメッセージ付きでした。

息子には離婚の時に寂しい思いをさせてしまって、〝パパ〞という言葉に楽しい思い出だけでなく、わだかまりが残ってしまっているんです。だから、翔平のこともストレートに〝パパ〞とは呼べなくて、今は〝翔パパ〞。

でも、いつの日か息子の心の奥にあるわだかまりが解けて翔平のことを素直に〝パパ〞と呼んでくれる日が来るはず。その日が私たち3人が本当の家族になれる日なのかなと思っています。遠くない未来にそんな日が来ることを信じて、毎日の生活を丁寧に過ごしていきたいと思っています」

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撮影/須藤敬一 ヘア・メーク/室橋佑紀(ROI) スタイリスト/大碕ちほ 取材/安西繁美 構成/河合由樹 デザイン/伊藤裕子

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