「弔慰」=ちょうしん?「荼毘」=ちゃひ?読めないと恥ずかしい冠婚葬祭でよく見る漢字4選

結婚式やお葬式といった冠婚葬祭に関する言葉は、普段使っている言葉とは違い、変わった読み方をするものが少なくありません。しかし、立派な大人の女性として、正しく読めるようになっておきたいところです。

そこでこの記事では“アラサーで読めなきゃヤバい…冠婚葬祭でよく見る漢字”をご紹介します。ぜひ全問正解を目指してみてくださいね。

1.「荼毘」

あなたは「荼毘」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。「荼毘」とはいわゆる「火葬」のことで、たとえば「荼毘に付す(火葬にする)」といったように使われます。

「荼」の形が「茶」によく似ているため、「ちゃひ」などと読んでしまいそうですが、正しい読み方は……

 

だび」です。「荼毘(だび)」という言葉は、仏典で使われる“パーリ語”において「焼身」を意味する語の音に漢字を当てたことからきているとされています。

2.「香奠」

「香奠」とは「亡くなった人にたむける香の代わりのお金」を意味する言葉です。もしかすると、告別式やお通夜に参列する際、実際に「香奠を用意した」という人もいるかもしれませんね。

そんな「香奠」の正しい読み方は……

 

こうでん」です。「こうでん」というと「香典」と書くイメージが強い人もいるでしょう。「香典」と「香奠」は漢字こそ異なりますが、それぞれ同じ意味を持つ言葉です。

また「奠」は「玉串奉奠」の「奠」と同じで、「供えること」を意味しています。

3.「弔慰」

「亡くなった人を弔って(とむらって)、喪にある遺族の方を慰める(なぐさめる)こと」を「弔慰」と言います。

「弔い慰める」という言葉からきているこちらの漢字ですが、「慰」の読み方に注意したいところです。そんな「弔慰」の正しい読み方は……

 

ちょうい」です。「慰」の下部が「心」であるため、思わず「ちょうしん」と読んでしまいがちですが、「慰」の上部にある「尉」を音読みするのが正解ですよ。

4.「七五三縄」

「七五三(のお祝い)」という言葉があることから、つい「しちごさん」と読みたくなる「七五三縄」。「しちごさんなわ」ではありません。

「七五三縄」とは「神社や神棚に張る縄」のことで、ひねった縄から「三筋」「五筋」「七筋」と順番に藁(わら)をたらします。そのため、漢字で「七五三縄」と書かれるようになりました。そんな「七五三縄」の正しい読み方は……

 

しめなわ」です。また「しめなわ」は「七五三縄」のほかに「注連縄」と表記されることもあります。

 

“冠婚葬祭でよく見る漢字”、あなたはいくつ読めましたか? いざという時に正しく読めるよう、今回読めなかった漢字があればここでしっかりと覚えてくださいね。

 

参考文献
日本語倶楽部〔編〕『読めないと恥ずかしい漢字 完全制覇本』(河出書房新社)
井上逸兵監修『よく見るのに読めない漢字』(幻冬舎エデュケーション)

文/大内千明 画像/Shutterstock(cats、SantipongSrikhamta、aijiro、Syda Productions、korograph)