タイ在住サッカー選手妻・中村明花さんが語る「日本語教室もオンライン授業がスタート!」

サッカー選手である夫(細貝 萌選手)の移籍に伴い、タイで子育てをする中村明花さんが、子育てをつづるWEBコラム。
前回は娘さんが日本語教室に通い始めた理由や、学習内容を教えてくれました。(前回の記事はこちら→)今回はその教室のオンライン授業について。ほかにも、日本人が多い集団生活の中で見えてきた、娘さんの性格についてもお話してくれてました。

日本語教室もオンライン授業に!

新型コロナウィルスの影響で、娘が通う日本語教室はしばらくお休みですが、先日からオンライン授業がスタートしました。
しかも、1時間つながりっぱなしの長時間!
幼稚園でもオンライン授業を実施していますが、こちらはオンラインでつながっているのは数十分。あとは先生がつくってくれた動画を見たり、指示を見ながら自分たちで工作に取り組む感じなので、1時間は初の試み!
大人でも長く感じる時間、娘が座っていられるのか心配でしたが、やってみると画面上とはいえ久しぶりに先生やお友達と話せるのが楽しかったのか、喜んで歌を歌ったり、平仮名を覚えたりしていました^ ^
が!!
頑張れたのも45分(笑)
急に「もう終わりでいい?」「もうやらない」と飽きてしまい……やっぱりかー!という感じ(^^;
どう座らせておくか考えていたら……さすが先生! 娘が飽きたのを察して、人形を出しながら勉強したり、何とか1時間やり切ることができました。
もちろん実際に会って教室で学べるのが1番だと思いますが、今はこうやって離れても学べるから凄いなぁと感心!
あまりじっとできない娘なので、落ち着いて座る練習にもなっていいかな^ ^と、ポジティブに考えています。

集団生活で見えてきた娘の性格

少し前の話になってしまいますが、日本語教室に入会したころは、まだ新型コロナウィルスの影響がなく、教室で授業を受けていました。子どもたちが授業している間、教室の外からこっそり見ていると、娘に対して気づくことが多かったんです。
昔から社交的で、誰に対してもどんどん話しかける性格、「なんで?」と思ったらすぐに質問するタイプの娘。
教室でも、先生が話している時に話し始めたり、ほかのお友達があてられているのに勝手に答えたり……生徒はバンコク在住の日本人の子や両親のどちらかが日本人の子が多いのですが、そのなかで、見学のときから娘が1番話していました(^^;
特に、以前住んでいたブリーラムの保育園では、先生が質問したらみんなが「ハーイハーイ!!」と大声で各自答える、みたいな感じだったので(積極的なのが海外っぽいですよね(^^;)その影響もあるのかもしれません。
積極的に意思表示できるのは、とても良いことだと思います。
そこは伸ばしてあげたい、けど、娘は日本人なので、日本人ならではの礼節もわからないとなぁと。
インターナショナルな環境では気づけなかったことを、日本語教室で気づくことができました。
日本人との集団行動で覚える事は、勉強だけじゃないなと実感。

そんなときの先生の対応もとってもよくて、勉強になるんです。
何度も話し出す娘に雑な対応をするわけでもなく、今はお話するタイミングじゃない事を優しく、でも注意してる事はわかるようにしっかりと伝えてくれていて、やっぱりプロだなぁと。
娘が先生の話をさえぎってまで話していたので、授業後に謝ったら「発言できる事はすごい事ですよ、後は自然に学んでいくので心配しないでください」と優しく言ってくださって、少しほっとしました。
先生の指導のおかげもあって、最初の頃より話すことを待てるようになったので、やっぱり経験で学んでいくんですね。

勉強もですが、日本ならではの集団行動や礼節を覚えるためにも、続けて行けたらなと思っています。


一生懸命オンライン授業を受ける娘。


飽きてしまいました(笑)

中村明花さん/1986年千葉県生まれ。Martモデルとして活躍する3歳の女の子のママ。調理免許、薬膳コーディネーター、幼児食インストラクターの資格を持ち、本誌では「中村明花さんのおかずに飽きたら“タイの知恵”」を連載中。プライベートを掲載したインスタのほか、日々の料理写真やレシピを掲載した料理アカウントも大人気!

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構成/長南真理恵