辛酸なめ子さんに聞く!女子の一生のカルマ「マウント合戦」どうすれば解決する?

「また新しい服買ってる…」 「また彼氏にこんないいお店連れていってもらったんだ…」
そうやって、充実した毎日をアピールする友人を脇目で見て、モヤモヤするだけの生活、もうやめませんか?

今回の企画では、大学生100人に調査した、 友人との間で起こったマウンティングケースへの対処法をJJ編集部が全力で考えてみました。
女の世界は一生、終わることのないマウンティング合戦。
そんな厳しい世界を生き抜いていくヒントを盛りだくさんでお届けします。

そもそもどうして 私たちはマウントを取ってしまうの?

女性のマウンティング について教えてくれたのは...

辛酸なめ子さん

1974年生まれの漫画家でもありコラムニスト。
マウント合戦が激しいとされる女子校出身なこともあり、女性の煩悩などを様々な角度から見た著書も人気。

悩みを話してくれたのは...

山田佳穂さん
(聖心女子大学4年生)

佐々木美波さん
(学習院女子大学2年生)

「マウンティング文化 」はおばあちゃんになっても続いていく時代です

山田佳穂さん

身の周りに数人、会話をしている中で「あ〜今マウント取られたな」っていつも感じる友達がいるんですけど…。
マウントを取りたがる人たちに、 何か共通点ってあるんですか?

辛酸なめ子さん

自分にコンプレックスを多く抱いている人が多いです。
女性ってそもそも人と比べたがる生き物で、比較して自分の地位がどこにあるのかを知って、安心したいっていう気持ちが強いんです。
自分とあまりにも差がある人とは比べるのが難しいので、同じフィールドにいるようなコ、それこそ仲良しグループの中でこそマウントの取り合いは行われやすい傾向にあります。

佐々木美波さん

納得です…!
あと、気にしないようにしようって思うけど、私、周りのコのの投稿を細かくチェックしちゃうんですよね。
それで「またブランドバッグ買ってる」とか「またいいお店行ってる…!」とか気づいちゃって一人でモヤついてしまうんです(笑)。

辛酸なめ子さん

そうですよね。
SNSが普及したために、「マウンティング文化 」がさらに浸透していきました。
これは、冷静に、自分と他人の行動を比べられてしまう機会が増えてしまったためです。
ステイホーム期間で落ち着くかとも思ったんです、映えるカフェに出かけた り、華やかなパーティなどは開催されないじゃないですか?

山田佳穂さん

むしろ増えましたよね!
最近は家の素敵さでマウントを取るケースが多い気がします(笑)。
マウントを取って、取られてっていうのは、やっぱり何歳になっても続いていくんですかね?

辛酸なめ子さん

はい、間違いなく続きます。
マウントって世代によって取り方が変わっていくのが面白いんですよ。
例えば20代。
ここのゾー ンは恋愛に関することが多いです。
恋愛経験の豊富さだったり、彼氏の話だったり。

山田佳穂さん

多いですね。
彼氏のスペックを自慢して、キャラが豹変しちゃうようなコもいたりします。

辛酸なめ子さん

ですよね。
で、30代になると人脈自慢が多いんです。
「実は○○の社長さんとこの間ホームパーティしてね」とか(笑)。
40代は、旦那さんや子供がテーマに。
おばあちゃんになれば、「孫が慶應に入ってね〜」なんていう孫自慢大会が繰り広げられたり。

山田佳穂さん

……本当に終わらないんですね。
そんな終わりなきマウント合戦にはどうやって向き合っていくのがベストなんでしょう?
このままずっとモヤモヤしているだけだと、疲れ果ててしまいそうです…!

辛酸なめ子さん

マウントを取られたことを素直に受け止めて、自分磨きの糧にするっていうのはいい方法かなと思います。
「もう二度とこんな思いをしないように」って思考で動けば、着実にマウント合戦に勝てる女になっていけるはず。

山田佳穂さん

なるほど、悔しさをバネに自分を奮い立たせるっていうことですね!
確かにそうやって向き合っていけば、ファッションセンスも磨かれるし、美意識だって高まるし、どんどんセンスもよくなっていきそう!

佐々木美波さん

とはいえ、このマウント合戦に疲れたな…って思うタイミングも来そう。
そんなときはどういうマインドでいればいいんでしょう?

辛酸なめ子さん

確かに、闘っても勝てないフィールドに居続けると、ストレスは溜まっていく一方。
苦しくなってきたら、例えばパリピからロハス系とか、違う生活スタイルに切り替えたり、新しい趣味を持って発信していくのがオススメ。
「私はもうそのフィールドで闘いません」という宣言になるし、それを見て「一歩先に行かれた!」と周囲はきっ と思うはず。

佐々木美波さん

何だか日々、色々考えていたモヤモヤもすっきりした気がします。
ありがとうございました〜!

結論!

自分磨きの一環として、取られたマウントは取り返し続けていこう!

女に生まれた以上、いつまで経ってもマウント合戦は終わりません。
こんな時代をうまく生きていくには、マウントを取られてモヤモヤする気持ちをポジティブに変換し、自分を成長させるエネルギーにしてしまうことが大事。
そうやって生きていけば、最終的にマウント合戦を制する人になれるはずです。

 

取材/石津愛子 取材協力/山田佳穂〈JJ labo〉編集/森本理沙