中2男子ママ・モデル仁香さんに質問「家での性教育どうしてますか?」

★ 娘に、息子に。 「性のこと」どう伝えていますか?

── 思春期の性教育に悩む本誌ライターが、同世代STORYモデルに取材しました

◯ 男の子ママ 仁香さん
美脚で知られる人気モデル。3年前STORYで交際宣言ののち再婚した16歳年下の翔平さんと中2の息子の3人家族。

取材するのはライター 西道倫子 47歳:11歳と15歳というまさに年頃ど真ん中な息子がふたり。今まで性教育に向き合ってこなかったツケを感じている。


◆ 本格的な性教育はまさにこれから。なんでも話せる家族でありたい!

──思春期男子のママである仁香さん。体も心も成長していく姿に戸惑いませんか?

部屋でコソコソしているときは 大抵ゲーム。うちは奥手かも

息子は男子校の中学2年生。おっぱい大きい方がいい小さい方がいい…友達との会話からそんな話題が漏れ聞こえてくる日もあります。それは年頃の男の子にとってごく自然なこと。母親が深追いするのも違うかな、と思って普段はスルーしています。以前は年頃になったらどう対処しよう、と心配もしましたが、今は夫がいてくれる安心感がある。学校ではかなり踏み込んだことを教えてくれているようなので、そこは心強いです。

──男の子への性教育をどうしたらいいのか…ご家庭ではどんな形で実践していますか?

体の変化については話していますが、SEXについてはこれからです

わが家は堅苦しい家庭ではないし、性に関してもオープンに話せるほう。まだ息子には子どもっぽいところも多いから、改まっての性教育はしていません。これから好きな子ができたり、それが恋愛に発展したりしたときがタイミングなのかな…難しいですよね。顔つきが変わってきたらそのときかな、と夫は言っています。何か知りたいことができたとき、包み隠さずに話し合える関係をキープしていきたいね、と夫とも確認しあっています。

──女性の生理について、息子さんには教えていますか? どんな形で教えましたか?

生理に理解のある息子です! 思春期前に伝えるのがおすすめ

まだ幼い頃に、たまたま見られたことがきっかけで「月に1回、女の人は血が出るの。赤 ちゃんを産むために必要なんだよ」と教えました。かなり驚いていましたが息子なりに受け止めた様子。「生理のときにはイライラしたり怒りっぽくなっちゃう。キミのせいじゃないからね」と伝えてあるので、今でも私が不機嫌だと「生理? 生理?」と聞いてくる(笑)。女性に生理があるのは当たり前、という感覚を持った男子になってくれてよかった。

──男の子ママとして、仁香さんならではの「心がけていること」教えてください

屈折した感情を持ってほしくない。 健康なマインドで性知識も培いたい

夫と息子、男ふたりのわが家ですが、私は完全に息子ファースト。大事にされている、と実感することできっと自己肯定感が高まると思うから。ママが息子にしてあげられることといったら、帰る場所=安心できる場所、を確実なものにすることくらいですよね。少しずつ積み重ねた自信や安心感、お兄ちゃんのような夫の存在が、頭でっかちにならない、まっすぐな性知識への土壌につながると信じています。

<編集後記>風通しのいい家族なら、性教育もうまくいく! 日本の性教育は、まだまだこれからなんだと実感。思春期か らの性教育はなかなかハードルが高いことも実感。息子たち には正しい知識と思いやりの心を持った青年に育ってほしい。(ライター 西道)

撮影/河内 彩 ヘア・メーク/川村友子 取材/西道倫子 ※情報は2021年9月号掲載時のものです。

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