マスクを外したときの自分の老け顔が許せない!【ジェーン・スー×HARUKOの人生相談Vol.37】

STORY[ストーリィ]

40代女性の気持ちを代弁するような明快な語り口が人気のコラムニスト、ジェーン・スーさん。新聞やラジオ、雑誌で多くの方のお悩みに答え、その胸のすくような回答には励まされる読者も多数。

一方、波乱万丈の人生経験を持ちながら、いつも前向きで飾り気がない人柄で、誰からも愛されるモデルのHARUKOさん。歯に衣着せぬ語り口で、仲間のお悩みにさっと答えてくれると評判です。

そんなおふたりに『STORY』読者の真剣なお悩みに答えていただきます!

<PROFILE>

ジェーン・スーさん

STORY[ストーリィ]

コラムニスト。TBSラジオ「ジェーン・スー 生活は踊る」(月〜木11:00〜)のパーソナリティを担当。毎日新聞をはじめ新聞・雑誌で数多くの連載を持つ。『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』は、第31回講談社エッセイ賞を受賞。

HARUKOさん

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モデル。短大時代、『JJ』にて山田明子(はるこ)の名でデビュー。以来、数々のファッション誌で活躍。’03年に結婚後、九十九里浜に移住、長女を出産。’12年に離婚。HARUKOに改名し、現在『STORY』にて活躍中。趣味はサーフィンと読書。


~第37回~

◇ マスクを外したときの自分の老け顔が許せない!

最近、マスクをとった自分の顔がすごく老けてしまっている気がしてとても嫌です。

特に、頬がブルドックのように下がってきていて、高級なコスメを試したり、マッサージをしたり、自分なりに努力していますが、ちっとも改善しません。友人に勧められて、皮膚科でハイフをしてみたら、とても効果があったように感じたのですが、しばらくすると、元に戻ってしまいました。美容医療は効果がありますが、時間がたって、元に戻ってくると、以前よりより老けたように感じてしまい、気持ちが下がります。とはいえ、費用が高く、ずっと続けていくこともできそうになく、気持ちがしめりがちです。

人に見られるお仕事のお二方は、どのようにアンチエイジングをしていらっしゃるのか教えていただけたらうれしいです。

(横浜市在住 Y.Oさん 48歳 主婦)

HARUKOさん

わかる~。

ジェーン・スーさん

超わかるわ~。

HARUKOさん

Y.Oさん、48歳だから お同い年ですね。

ジェーン・スーさん

私も、アンチエイジングをしなきゃ、しなきゃって、ずーっと思っていて、もう10年が経過しました。マスクをするようになって、はっきり分かったんですけど、目とか眉って意外とメイクでどうにでもなるんですよね。もちろん、眼瞼下垂で瞼が下がってくるといったことは、年齢を重ねるうちに起こりえますが、顔の“老け”の印象って、ちょうどマスクで隠れているところで決まるんですよ。美人かどうかも鼻から下で決まる気がします。いつもマスクを着けていると、自分でも、自分の顔の目の下のパーツを見慣れなくなっている。それで、マスクをはずしたときに、自分自身で「わ!こうでしたっけ?」みたいなギャップを感じちゃう。どうすれば良いんでしょうかね。私は、ゴリゴリマッサージするくらいしかしてないけれど。 HARUKOさんはどうされてるんですか?

HARUKOさん

私は、こういう質問が来るたびに、白々華サロンに頼り切っているとお答えしていて。サロンの回し者みたいで申し訳ないんですが……。リンクhttps://www.hacca-co.jp/

ジェーン・スーさん

私もHARUKOさんにご紹介いただいて通い始めたんですが、首が伸びましたよ。

HARUKOさん

ここに通う前は、目じりにカラスのなんか足跡みたいなシワがあったんだけれど、なくなった。首に老廃物がたまってくると、ほうれい線が濃くなっていたんだけれど、施術を受けて左右のバランスが整うと薄くなるんです。これまで、いろいろな美容サロンに行ったり、高い化粧品を使ったりしてきましたが、そのときは少しは改善するんだけれど、半年はもたないの繰り返しでした。でも、骨の位置を正しい位置に戻して、顔のゆがみをなくすと、シワやたるみがだんだんなくなっていくんですよね。

ジェーン・スーさん

私も行き始めてから、「顔が小さくなった」ってよく言われるようになりました。耳下腺のところに老廃物みたいなものがあったのも無くなりましたね。 書く仕事をしているので、腕とか肩甲骨とかが、めちゃくちゃこって痛いんですよ 。同じ姿勢でする仕事は体によくないですよね。それが、白々華に行き始めたら、体調ごとよくなってきましたね。 そういう体験も含めて、はっきりわかったことは、顔の“ここ”が気になるからって、そこだけに何かしても仕方がないってことです。だから、40代後半にもなったら、筋膜リリースであろうと、マッサージであろうと、全身の歪みを直さないと。顔だけに何かしてよくなるっていうのはないんだなってことは、すごく学びましたね。

HARUKOさん

あと、心と体が全部つながってるから、自分の心とか自分の体とかにちゃんと向き合うことが大事。

ジェーン・スーさん

わかる、超わかる。

HARUKOさん

私はね37歳のときに、このままではまずい、自分の体と向き合おうと思って、初めてパーソナルトレーナーについてトレーニングをし始めたのね。そこで、体に気をつけたら、体には心もちゃんとついてくるっていうことが分かって。最初は筋トレをして、そのあとは、体幹トレーニング、整体など、いろいろ試して、ようやく白々華に行きついたんです。そうやって、自分の心とからだに向き合って、紆余曲折しながら、自分に合うものを見つけていくのがいいんじゃないかな? 誰にでも、私が通っているサロンがいいわけではないと思うんですよ。 他にも人気のあるトレーナーさんとか、たくさんいますよね。この人がいいと思ったら、言うことを素直に受け入れて試してみる。例えば、「姿勢を正しましょう」と言われたら、本当にその姿勢を試してみるのがいいと思う。

ジェーン・スーさん

HARUKOさんって、今座っている姿勢も胸を開いて、腰もそっていなくて、すばらしくきれい。この状態をずっとキープしてますよね。もう癖になってるんだなあって。

HARUKOさん

最初は、気持ち悪くなるくらい大変だったんですよ。何十年も癖のある姿勢をしていた人がまっすぐな姿勢に戻すっていうのは大変なこと。4~5年かけて、ようやく綺麗に座る座り方が一番楽っていう感覚が持てるようになってきたところなんですよ。

ジェーン・スーさん

よし、私もがんばろうっと。ね、みんなで頑張りましょうよ。

当連載は毎週金曜日配信です。
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撮影/吉澤健太 取材/秋元恵美

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