【Flower cycle Art】6月の花 紫陽花(アジサイ)/①生花で楽しむ
花が一輪あるだけで、空間は華やぎ、心癒され優しい気持ちになれるもの……。
わかってはいても、すぐ枯れてしまうなどの理由から、買うことを躊躇してしまう方もいらっしゃるでしょう。
だけど、生花ではもちろんドライフラワーとしても、長く花を楽しめるなら?
フラワーサイクリスト・河島春佳さんが、新しい“花のある暮らし”をレクチャーします。
5月から7月に開花期を迎える「紫陽花(アジサイ)」。
梅雨時期に咲く青やピンク色の花イメージが強いですが、最近はアンティークカラーの「秋色アジサイ」が人気。
「秋色紫陽花」は品種名ではなく、初夏に咲いた一般的な紫陽花が気温の変化などによって、くすんだ色味に変化した状態のもの。オシャレな色合いはもちろん、ドライフラワーにしたときにキレイに色が残りやすいのも人気の理由です
そのほか、ピラミッド型に咲く「カシワバアジサイ」も管理がしやすく、ドライフラワーにも向いています。
POINT1 水揚げ
紫陽花の切り花は、ほかの花に比べて水落ちしやすく(くたっとしやすく)、しっかり水揚げすることが大切です。
①カッターorナイフで茎を斜めにカット
断面積が大きくなるように、カッターやナイフで茎を斜めにカットする。ごぼうのささがきをするようなイメージ。
②ワタを取る
茎の中に入っているワタを、カッターの先でかき出す。ワタが水の吸い上げを妨げてしまうため、キレイに取り除く。
③完了
斜めにカットした部分のワタがすべて取れたら完了。花瓶に生ける。
POINT2 口の狭い花瓶に生ける
花の部分が大きい紫陽花は、一輪でも存在感抜群。
口の狭い花瓶に活ければ、花の重みに負けずに安定感が出て、飾った姿も好バランス。
来週は……
生花で楽しんだ紫陽花を、「ドライフラワーとして楽しむ」方法をご紹介します。
【プロフィール】
河島春佳さん フラワーサイクリスト
株式会社RIN代表。長野県生まれ。生花店の短期アルバイト時に、廃棄される花の多さにショックを受けたことから、フラワーサイクリストとしての活動を始める。
2022年6月〜オンラインスクールがリニューアル。新メンバー募集中。
Instagram:@haruka.kawashima
撮影/山田英博 取材・文/篠原亜由美
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