【コマブロ Vol.53】観劇レポ〜懐かしい雪組への想い〜
皆様お元気ですか?
七月になり本当に暑い日々が続く中、熱中症対策などはされていますか?
私は熱中症対策にこまめに水分補給をしていますが、それと同時にクーラー病になりやすいので、毎回羽織れる服を持ち歩いています。
本当にまだまだ続きそうな暑さですが、今日はそんな暑さに負けないくらい熱いブログを書いています。
さて、6月に私は急遽、懐かしの雪組公演を観てきました。
大江戸スクランブル『夢介千両みやげ』と
ショー・スプレンディッド『Sensational!』
産後初めての雪組公演観劇。
雪組トップスターの彩風咲奈ちゃんとは宝塚の雪組時代、本当に沢山の深い思い出があります。
なんといっても私が新人公演の最後の公演の時に雪組に配属になった彼女は、入ってきた時から大抜擢され注目を浴びていました。
それからも数々の作品で共に沢山の日々を過ごし、更にわたしが卒業する最後の作品『ひかりふる路』で革命家の仲間ダントンとデムーラン役で二人の友情を描く場面もいただき、最後まで思い出深い時間を過ごしました。
宝塚での仲間と過ごした時間や絆は、他ではなかなか築けないと思う程の貴重な時間だったんだなぁと納得する程、
(彼女がする)全ての姿に涙が溢れました。
雪組という場所は、私が入団して月組に異動になるまでの約12年間という長い時間を過ごした貴重な場所。
雪組に配属したての頃の私は、成績だけは運良く2番で入団しましたが、本当に何もわからない上、
とにかくぼーっとしていて、沢山周りの方にご迷惑をおかけして、失敗だらけの日々でした。
ですが、そんな私を助けてくださったのは諦めずに私にアドバイスをくださった先輩方や仲間の存在でした。
宝塚はひとつの組に70〜80名おります。
そのみんなが『団結』という言葉を宝塚音楽学校時代に学び、入団して、宝塚歌劇団に入ってからは一人もおいてきぼりにせずに助け合い、そして、代々宝塚での学びや教えを先輩から後輩へと『伝えていく』という伝統芸能らしい文化のもと、ひとつの舞台を作り上げていきます。
私はいつも思っていました。
「私は一人じゃないんだ」
と。。。本当に学びばかりの日々で、今の自分の原点だなと思います。
久しぶりの雪組のステージを観て懐かしい彩風咲奈ちゃんことさきちゃんをはじめ、仲間との時間が蘇りました。
宝塚を卒業してもう4年になります。
卒業してからも変わらず宝塚での時間は私の中にいつも生き続けています。
私はまた今年、新たに結婚と出産をし、新しい人生がスタートしました。
宝塚時代では考えられなかった母親になる自分の姿。
まだまだ初心者ですが、皆様に公表するまでの産むまでの時間や産後の時間、本当に沢山の思いを経験しました。
それは宝塚人生でも味わうことがなかった時間でもありました。
沢山の時間を経て今があること。
これからはそんな母である自分と、俳優であり続ける自分との両方の人生を歩んでいこうとしています。
そんな自分の二つの発信をしていけたらと思い、今月から新しく育児や母としての生活を綴ったInstagramアカウント
『ゆるコマ』を作りました。
ユーザーネーム: yuru_koma_life
https://www.instagram.com/invites/contact/?i=1emjst41avq3y&utm_content=ouxje8g
本アカウントとはまた違う"母としての沙央くらま"をお伝えしてゆけたらと思っております。
もちろん引き続きSTORYwebではこうしてここでしか語れない日々のブログを綴っていけたらと思いますので、引き続き#コマブロ をよろしくお願いします♪