失恋してつらすぎる期間はどう過ごせばいい? 心の痛みをやわらげて立ち直る方法|bis

大好きな彼との別れは、心をえぐられるほどのショックをもたらします。

つらすぎる失恋を経験するとどうしていいのかわからず、出口のない暗闇をさまよっているような気持ちになってしまいますよね。

今回はなぜ失恋がこんなにもつらいのか、つらい時期をどのように乗り越えたらよいのかを紹介します。

失恋 辛すぎる
photo:@kemidoll_oo

なんでこんなにつらいの? 失恋がつらすぎる理由

別れた現実を受け入れることができず、途方に暮れてしまっていませんか? なぜ失恋はこんなにもつらいのでしょう。考えられる理由を紹介します。

 

喪失感が大きいから

別れたときのショックが大きいのは、彼のことを本気で好きだった証拠です。

いつもそばにいてくれた彼がもういない、それだけで心に穴が空いたように寂しく、喪失感も大きくなりますよね。

喪失感とは、今まであったものがなくなってしまったときに感じる寂しさや悲しさ、むなしさなどのことです。

失恋による喪失感や絶望感は、心に大きな負担を与えます。そのため眠れない、食欲がないなどの身体的な症状につながることもあります。

彼との付き合いが長ければ長いほど、別れてしまったときの喪失感を覚えやすくなるでしょう。

 

後悔が押し寄せるから

「もしかしたらあのときの〇〇が悪かったのでは」「もっと早く彼の気持ちに気づいていれば別れることはなかったのかも」など、過去の行動を悔やむ気持ちがあると、余計につらさが増します

後悔しても当時に戻ることはできないとわかっているのに、「なぜあんなことをしてしまったんだろう」と自分を責めてしまうのです。

自分の行動や言葉が原因ではないとしても、別れに納得できていない場合は少なからず後悔や罪悪感にとらわれてしまうものです。

 

存在自体を否定された気がしてしまうから

これまで自分を愛してくれていた彼から別れを告げられると、「私は愛されない人間なんだ」と自分の価値まで見失ってしまうことがあります。

彼のことを深く信頼していたからこそ、彼にふられたことで存在自体を否定されてしまったと感じるのです。

「私はダメだ」などと自分を責めてしまうとどんどん自分のことを追いつめ、つらさが増幅します。

 

未来に希望を持てなくなってしまうから

失恋のショックが大きいと、先のことを前向きに考えることは難しいですよね。

「もう恋愛はできないかもしれない」「次、彼氏ができてもふられてしまうかもしれない」などと、ネガティブなことばかりを繰り返し考えてしまいます。

立ち直って新しい恋愛を楽しむ自分の姿を想像できないので、未来の自分に自信を持てなくなってしまうのです。

マイナス思考に陥ってしまうと、なかなか抜け出すことができずどんどんつらさが増してしまいます。

 

このつらさどうしたらいい? つらい期間の過ごし方

失恋を経験すると、つらい期間をどうにかやり過ごすことだけで精一杯ですよね。

どこにいても、何をしていても彼のことばかり考えてしまってつらいとき、つらさをどうにもできなくてもどかしいとき、どんなことを意識して過ごせばいいのかを紹介します。

 

つらさを受け入れる

まずは「つらくなるのは当然のこと」だと認識することが大切です。

大好きな彼と離れなければならなくなってしまったのですから、喪失感や後悔に襲われ、つらい思いをするのは当たり前のことなのです。

無理につらさを消そうとするのではなく、「今はつらくてもよい」と考え、心の痛みをあるがままに受け入れましょう。

「つらい、悲しい」「なぜこうなったの」と弱音を口に出してしまっても、涙が出てもよいのです。

つらいのは当たり前で、感情をおもてに出しても大丈夫、と考えることが最初の一歩です。

 

時間を気にしすぎない

「早く立ち直らなきゃ」「別れてもう〇カ月も経つのにまだ悲しい」などの、焦りの気持ちはありませんか?

失恋から立ち直るまでにかかる時間は、人それぞれ。

短期間できっぱりあきらめられる方もいれば、何年も引きずってしまう方もいます。

長い間落ち込んでしまっていても、自分を責めないでくださいね。

ただ、焦りの気持ちがあるということは、心のなかでは「早く立ち直りたい」と思っているのかもしれません。

どん底まで落ち込む時期は過ぎ、前向きになろうとあなた自身の気持ちが変化してきているともいえます。

今は前向きになろうと努力している自分を、褒めてあげましょう。

 

無理に忘れようとしない

彼のことを思い出すとつらくてつらくて、いてもたってもいられないような気持ちになりますよね。

だからといって、彼を無理に忘れようとするのは避けたほうがよいかもしれません。

忘れようとすればするほどさらに意識してしまい、つらさが増してしまうこともあるからです。

彼のことを思い出したら、心がおもむくままに彼との思い出に浸ってもよいのです。

自分のペースで、失恋してしまった事実を少しずつ受け入れていきましょう。

ただ、彼のことを忘れるために行動しているほうがつらくない、と感じる方もいます。

忘れているほうがつらさがやわらぐのなら、外出したり趣味を楽しんだりしてつらさを紛らわすのもよい方法です。

 

つらさを怒りや恨みに変換しない

ひどいふられ方をした場合など、彼のことを恨みたくなってしまうことがあるかもしれません。

負のエネルギーで彼に執着してしまうと、いつまでも彼の存在にとらわれ続けてしまう可能性があります。

怒りや恨みに取りつかれ正常な判断ができなくなると、何度もLINEを送ったり、彼の家まで押しかけたり彼を困らせる行動に出てしまうこともありえるのです。

こうなると、彼との別れを「過去のこと」として受け入れられなくなってしまいます。

ずっと彼のことを思い続けたまま、前を向くのが難しくなり立ち直るのにも時間がかかります。

今は怒りの感情があったとしても、時間の経過とともに「過去のこと」として割り切らなければなりません。

 

つらすぎる失恋から立ち直るためにしたいこと

つらすぎてどうしようもないときには、いつか立ち直れるときがくるのかすらわからないかもしれませんね。

しかし、時間とともに気持ちは落ち着き、少しずつ前を向けるようになってくるはず。

失恋のつらさから立ち直るために効果的なことを紹介します。

 

気持ちを吐き出す

自分の心のなかにある感情を吐き出し、客観視することも大切です。

友人に相談する、紙に書き出すなど方法はさまざまですが、気づいていなかった自分の気持ちに気づくことができるでしょう。

なぜこんなにもつらかったのか、つらさの理由がはっきりするかもしれません。

さらに思うままに吐き出すことでスッキリし、すがすがしい気持ちになれる効果もあります。

友人に話すと、共感してくれたり一緒に泣いてくれたりすることでつらい感情をシェアでき、「ひとりじゃない」と思えます。

 

相手と距離をとる

常に彼を思い出してしまってつらいときは、彼と距離をとるようにしましょう。

無理に忘れようとする必要はありませんが、自然と目に入ってしまう環境は変えるのがベター。

意識しなくても目に入る状況だと、彼の行動が気になってつらさが増してしまうこともあるからです。

LINEを非表示にする、SNSで彼の投稿はミュートにするなど、彼につながるものとは一時的に離れるのがおすすめです。

そのまま時間が経って、特に連絡を取る必要がなければミュートのままでいいですし、友達として付き合いたいと思えるならミュートを解除してもいいのです。

あとからでも選択できることなので、今は目に入らないようにしておくのもありです。

 

考えない時間を長くする

気持ちを吐き出してスッキリし、つらさを受け入れることができたら、少しずつ彼のことを考える時間を減らしていきましょう。

意識的に考えないようにすることは難しいので、何かに熱中している時間を伸ばします。

  • ・ゲームをする
  • ・読書、映画鑑賞をする
  • ・スポーツをする
  • ・絵画や裁縫などの創作をする
  • ・掃除や料理など家事をする

 

以上は一例ですが、このように夢中になれることならなんでもOKです。

自分なりの楽しみを見つけて、心の底から楽しいと思える時間を長く持てるようになれば、少しずつつらさも軽減していくでしょう。

自分を癒すという意味でも、楽しみを見つけることは大事なこと。

失恋で傷ついた自分を甘やかして、旅行に行ったり、リッチな食事をしたり、ちょっとした贅沢をするのもおすすめです。

 

今はつらくて当たり前! 失恋からの回復は少しずつでOK

失恋すると絶望と喪失感を同時に味わい、もう二度と立ち上がれないような気持ちになるものです。

しばらくはつらい気持ちのまま、なかなか前向きになれないかもしれません。

でも急いで立ち直ったり、忘れたりする必要はないのです。今はつらくて当たり前、と割り切ることも大切。

いつかまた楽しい恋愛ができるときがくるはずですから、とことん悲しんだあと自分のペースでつらさを乗り越えていきましょう。

 

Text_Akane