ExWHYZ mayuの「日々、ぼやき。」#12 誕生日

©Takuya Iioka/光文社

4人組ガールズグループExWHYZ(イクスワイズ)のメンバー・mayuさんのエッセイ連載の第12回。ラジオ番組での「リスナーお悩み相談」が核心を突きすぎる……と高いコメント力で話題の彼女が、JJ世代の一女性として等身大の“もやもや”を赤裸々に綴ります。

こんばんは、ExWHYZのmayuです。

4月16日に誕生日を迎えました!

アイドルになってから何度目かの誕生日です。

ファンの皆様からいただく言葉は、何度でも新鮮に嬉しい!!!!!

お誕生日を良いことに(?)、これでもかというほど思いの丈をいろんな形で届けてくれて、祝福してくれて、わたしもこんなに受け取っていいものかと毎回思います。これからも活動を通してお返ししていきたいです!!!!!

 

去年は5カ月ほどお仕事をお休みしてしまって、その間はこれから生きていく自信というものを完全に失っておりました。

「来年の誕生日は来ないかもしれない、いやでも、わたしはわたしだけの身体じゃないし、わたしがやってきたことの結果で誰かを悲しい気持ちにさせた上に挽回出来ないのは絶対嫌だ!!!!!」っていう気持ちから、なんとしてでも生き延びようという気持ちで、今!
ありがとうございます!

活休前は日に日に具合が悪くなって動かなくなっていく身体と頭で、がんばりたいのにがんばれる器量がない自分が悔しくて悲しくて、毎日夜泣いておりました。眠れねぇし。

なんつーか、苦しい話をしたいわけでもないし、前向きな話をしたいわけでもなくてただ起こったことと思ったことを書くだけなんですけど、

めっちゃ簡単に言うと自分の人生の信念として自死はNGってかんじなんですね。

死ぬことは良くないこととされているから、とかそういうんじゃなくて、自分にとって美しくないから無理なだけ。

どんな風に生きようが、死のうが、人の勝手ですが、わたしはわたしの人生を作品だと思っていて、それを作って生きてるから、自死という表現があまり好きじゃないっていうだけです。

作ってたら途中いろいろあるかもしれないけど、作ることをやめなければちょっと軌道修正とかも出来るし、活かしたり、壊したり、貼り付けたり、なんやかんやできる。

自分が出来る選択肢として、自分で人生を手放すことはしないってだけ。良い悪いではない。自分の未熟さ、醜さをそのままにして放棄するのが嫌だってだけ!!!

まあいつ何が原因でどのようにして死ぬかわからないんだけど。。。

 

死について語るといろんな人から怒られるのかもしれないって思いながら書いた。

わたしにとっては常日頃、小さいときからずっと死を意識しながら生きているけど、センシティブな話題だっていうこともわかるから、気分を害していたら本当にすみません。

生きてるから死にたくなったりするし、死ぬから生きてみたかったりしちゃうんです。

最悪な今!だとしても耐えて、美しくするための一部にするんだっていう気持ち。。。

 

まあそう思ってても、意思とは反してどうしても自死に向かってしまうことがあるのがこわいところでもあるので、そうならないように、ずっと人生を作っていけるように、心身を守る術を身に付けていきたいです!

楽しいことは大好きだし多かったらいいなって思うけど、どんな気持ちも全力で味わいたいです。

自分の人生が最終的にどういう形になってるかね。最終目標は特にない。常に今の自分にとって良い選択を積み重ねた結果が見てみたいです!

見られたらいいな〜。

 

ってかんじで、またひとつ歳を重ねました!

がんばって生きていきたいです!

 

それではまた。

 

©mayu/WACK、光文社

profile/mayu (ExWHYZ)

2017年8月に事務所の先輩グループBiSHのイベントでお披露目された「EMPiRE」の初期メンバーとして活動をスタート。同グループは2022年6月に突如解散し、同じメンバーで「ExWHYZ(イクスワイズ)」を結成。2023年5月には、所属事務所・WACKのグループとしては初となる日本武道館ワンマンライブを開催し、成功させる。EMPiRE時代から作詞や振り付け、チームのまとめ役を担うコアメンバー。また個人としても、冠ラジオ番組にコンビニご飯のコラム執筆など、マルチに活躍。
5月より全国11都市を巡る「ExWHYZ TOUR 2025 ‘(unfinished) odds and ends’」を開催する。8月2日には活動3周年を記念したワンマン公演「ExWHYZ 3rd Anniversary Special Live ‘Our Step→Future’」をLINE CUBE SHIBUYAにて開催。

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photo/Takuya Iioka
styling/Erika Abe
hair & maku-up/Yuri Ikeda[éclat]