いま話題の「プラントベースドフード」をご存じですか? 動物性に頼らない、植物性由来の原材料でつくられた食材のことです。大豆でできた「大豆ミート」などが有名ですが、今回紹介するのは、なんと乳製品不使用の「ビオバター」なんです。
乳原料・ナッツ不使用のビオバター
TRIBE会員の細川さんが近所の大型スーパーで発見した〝ビオバター″。おしゃれなパッケージと、「植物生まれ」という文字が気になって購入してみたところ、味も美味しくてハマっているそうです。
「乳製品を使ってないバターってどんなのだろう?と思って買ってみました。主な材料はココナッツオイルで、乳原料やナッツは不使用。植物由来とは思えないほど、普通のバターと変わらない感じで、パンにもお料理にも使えます。値段は普通のバターよりは少し高いですが、ヘルシー志向の方や、アレルギーのお子さんがいる家庭におすすめです」(細川さん)
中身は通常のバターよりやや白っぽいかな?というくらいでほとんど変わりません。試しにそのまま食べてみると口どけが良く、ほんのりココナッツオイルの香りが広がります。
〝ビオバター″をラインナップしている「ビオライフ」は、世界50か国以上で愛用されているプラントベースドフードのブランド。地中海発で、100パーセント植物性原料でできた植物性バターや植物性チーズが有名です。
トーストに塗って
朝食にパンを食べることが多い細川さん宅では、トーストに塗って食べるのがメイン。クセがないやさしい味わいで、たっぷり塗っても軽く食べられるのが気に入っているのだそう。
サケのムニエルに
ビオバターを使ったサケのムニエル
風味と香りづけにビオバターを
野菜の炒めものや、お肉や魚介を焼くときにも〝ビオバター″を使うという細川さん。サケのムニエルは、乳製品のバターとは少し違ったやさしい味わいに仕上がります。ほかには、じゃがバター風や、パスタ料理にも使いやすいですし、お菓子づくりの材料として利用するのもクセがなくておすすめ。
今までのバターともマーガリンとも、クリーム系のスプレッドとも違う新しい食品〝ビオバター″。日本には昨年上陸したばかりですが、今後新商品の展開も予定されています。全国のスーパーや成城石井、楽天やAmazonなどで購入できますので、探してみてくださいね。
【お問い合わせ先】
J-オイルミルズ https://faq-j-oil.dga.jp/form/contact.html
撮影/山下忠之 フードコーディネート/加藤彩子 取材・文/富田夏子