人気子育てインフルエンサー・木下ゆーきさん「僕が離婚・再婚で気づいたこと」

VERY5月号には爆笑育児動画が大人気の子育てインフルエンサー木下ゆーきさんが登場! シングルファーザーになり、現在は再婚。三人のお子さんのパパでもある木下さんに夫婦や家族関係で「大切にしていること」をお聞きしました。

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発売中のVERY5月号では、木下ゆーきさんが「子育てインフルエンサー」になった理由、とにかく大変!な育児が楽しくなるかもしれない発想のヒントなどをたっぷり紹介しています。

木下ゆーきさん
(きのしたゆーき)笑いを交えた子育て情報を発信するSNS総フォロワー数60万人超の子育てインフルエンサー。元シングルファーザーで、現在10歳、4歳、1歳の子どもの育児中。チャイルドカウンセラー資格保有。RCC『イマナマ!』火曜レギュラーを務めるほか、NHK『すくすく子育て』など多くのメディアに出演中。

 

 

「アパレル店員風のおむつ替え」など、育児動画を公式SNSで公開中

Instagram:kinoshitayuki_official

 

ステップファミリーになるとき、妻に伝えたこと

──ご自身は離婚、再婚しステップファミリーになりました。
シングルファーザーになって大変なことは多かったのですが、離婚前も率先して育児をしていたので、突然0が100になるようなことはなくて、今までもしてきたことを続ける感覚だったんです。その後、職場の同僚と再婚することになりました。付き合い始めたときに妻に伝えたのは「もしものとき、僕は何より息子を第一優先にしたい」ということでした。それでも僕のことを受け入れてくれた妻には今でも頭が上がらないし、本当に感謝しています。「何かあったときは、妻よりも息子を選ぶ」と言ったら誤解を招くかもしれないけれど、子どもが生まれたときから「この子を守ることが僕の責務だ」と考えていたのでそういう言い方になったのだと思います。時折、「交際相手が連れ子に虐待した」というようなニュースを聞くことがあります。様々な理由があるにせよ、大人の事情で子どもをつらい目にあわせることだけはなんとしても避けたいと思いました。うまく説明するのが難しいのですが、夫婦は別れて他人同士になることだってあるかもしれないけれど、この子の親は、いつまでも僕なんだとずっと思ってきたんです。だから僕は、息子のことを何より優先したいんだという気持ちを妻に伝えていました。

 

 

離婚、再婚……ありのままを子どもに話した

──お子さんには、再婚することをどのようにお話しされたのですか?

息子は新しいお母さんができることを喜んでいました。子どもが物心つく頃から、離婚のいきさつについても、特に隠すことなく話していました。だから、いざ再婚することになったときも、決まったことをありのまま息子に伝えられました。そうやって当たり前のように話をしていたからこそ、今も子どもと当時の話ができるような気がします。

 

夫婦関係が「うまくいかない」ときに考えること

──二度目の結婚だから気づけることや気をつけていることはありますか?
うーん、正直あんまりないんですよ。たとえば、夫婦関係がうまくいかなくなった原因は元妻にあると僕が思っていたとしても、向こうはそういう行動をとらせた僕が悪いと思っているかもしれないですよね。夫婦関係が悪くなるときって、たとえどちらかに非があるとしても、お互いに「相手が悪い」と思ってしまうことが多いと思います。でも、もう失敗したくない、と意識したり、前の結婚と今の結婚で妻との付き合い方を変えたりしているかどうかというと、そんなことはないんですよ。こんな僕を受け入れてくれる今の妻がとにかくすごい、の一言です。僕の動画は妻が撮ってくれることが多いのですが、撮影しながらゲラゲラ笑ってくれるおおらかな妻には感謝しかありません。「夫婦関係のヒント」なら、僕じゃなくて、妻にインタビューしたほうがいいんじゃないかな。だから、前の結婚ではこうだったから繰り返さないようにしようと意識しているわけではないんです。ただ、当時も今もありのままの自分でいようと思ってはいます。家の中でも自分をよく見せようと張り切ると、理想の姿を守り続けるのがつらくなってくるので、がんばりすぎず常に素の自分でいられるように心がけていますね。

 

子どもの前であえて「仕事の失敗談」を話す理由

──こうしたらうまくいく、ダメになるという法則があるわけではなくて、本来の自分でいられるかどうかが大切なのかもしれないですね。
ただ、心の中のちょっとしたモヤモヤは、全部話すようにしています。自分一人で抱えこんでいると、ほんの小さな歯車のズレがあとから大きな問題になったりすると思うので。今の仕事を始める前は会社員をしていましたが、当時から仕事でちょっと失敗してしまったことも家族の前で話していました。子どもに「今日は仕事に行きたくないなあ」、「ミスをして怒られちゃった」なんてことも話します。自分のありのままを出さないとあとがつらいということもありますが、あえて、自分のネガティブな部分やかっこ悪い部分も子どもに見せるようにしているんです。子どもたちがこれから大きくなっていくと、友達とケンカしちゃったとか、学校に行きたくないとかいろいろつらいことを経験することもあると思う。でも、そういうネガティブな気持ちを人に話したっていいんだと安心してもらいたいんです。だから、自分の心の負の部分も、言葉にして話すようにしています。最近は子どもも僕の仕事について聞いてくるようになりました。テレビの生出演の仕事から帰ってくると、子どもたちがまっすぐな目で「おとーちゃん、今日、どうだった?ウケた?」って聞いてくれるんですよ。「いや、スベッたよ」って正直に言うと「じゃあ、録画してるからもう一度見てみようか?」って言ってくれます(笑)。

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撮影/古本麻由未 取材・文/髙田翔子

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