女性が年を取るのは悪いこと?世界中「エイジズム」が問題になっている事例2つ

ふとしたときに自分の年齢が気になったり、年を取ることに対してなんとなく抵抗を感じてしまうのはどうして?私たちが「年を取りたくない」と思ってしまう理由、加齢に対するネガティブな気持ちの扱い方について考えてみました。

ハリウッドで世界中で「エイジズム」が問題に

    ふとしたときに自分の年齢が気に

    大きな共感と称賛を集めたミシェル・ヨーの受賞スピーチ
    アジア系女性初のアカデミー賞主演女優賞を60歳で獲得したミシェル。受賞スピーチでは「このオスカー像は希望の証し。夢を大きく持てば必ず叶うという証しです。そして女性のみなさん、女盛りが過ぎたなんて誰にも言わせてはいけません。ネバー・ギブアップ!」、ゴールデングローブ賞主演女優賞受賞時も「女性は年齢の数字が大きくなればなるほど、機会に恵まれることは少なくなる」と発言。エイジズムに一石を投じ話題に。

    ふとしたときに自分の年齢が気に

    女性リーダーの大半が「エイジズム」を経験しているという調査結果も
    『ハーバード・ビジネス・レビュー誌』が公開した米国の女性リーダー913人を対象にした調査で、女性リーダーは年齢差別の被害を受けやすいという結果が。ビジネスにおいて男性は年齢が上がるほど信頼感が増す一方で、女性は年齢が上がるにつれて幹部候補や昇進の対象から外されるケースが頻発。逆に女性の年齢が若いと外見を重視されたり、信頼を得るために苦労することがあるなどの事例が紹介されました。

イラスト/naohiga 取材/加藤みれい 再構成/Bravoworks.Inc