伝説のJJモデル・ブレンダさん(51歳)「年齢は気にならないけど、お肉の付き方は気になり始めました」

数々のファッション誌でカバーモデルを務め、私たち世代にとって憧れの存在であり続けるモデル、ブレンダさん。プライベートでは思春期の男の子2人のママとして、ハワイと日本を行き来する生活を送っています。あまりの忙しさに燃え尽きかけた頃、パンデミックで当たり前の暮らしが一変――。コロナ禍を経ての心境の変化、これからの展望について思うことをうかがいました。

お話をうかがったのは……モデル・ブレンダさん(51歳)

《プロフィール》

1972年生まれ、ハワイ出身。17歳でスカウトされてモデルデビュー。1990年の来日後は、『JJ』を皮切りに数々の雑誌で表紙を飾り続けるモデル界のレジェンド的存在。現在は夫、14歳と12歳の男の子2人の息子とハワイに暮らす。

往復生活に燃え尽きた頃コロナ禍に。行き来できる喜びを噛みしめる今

実は、コロナ前は仕事を一旦休もうと思っていました。
出産を経て、暮らしの拠点をハワイに戻してからも、ありがたいことに仕事をいただき頻繁に来日していました。そのうちものすごく忙しくなり、気づくと1カ月に1回は日本に来るような生活に。

時差ボケもつらかったですし、行く前に家のことを一通り済ませてから行くので準備も大変。さらに子どもの受験もあって、そっちにフォーカスしなきゃ!と思い、ストレスが多くなってしまっていて。仕事と家庭との両立が大変すぎて、燃え尽きたかな、と思っていたタイミングで、世界中がコロナ禍になったのです。
プライベートな生活は充実しましたが、まさか3年も、第二の故郷である日本に帰れなくなるなんて思ってもいませんでしたね。

今、恋焦がれた日本とその仲間にまた会えるようになって本当に嬉しいです。仕事をいただくこともありがたいし、地方に息子たちを連れて旅行するなど、改めて日本の良さ、美しさを実感しています。先日は九州をまわり、東京とは違う景色、美味を堪能しました。ロケで随分とあちこち周りましたが、プライベートで家族と旅行するのはまた違った楽しさがありますね。夫はたまの留守番で寂しさより自由を感じているのではないでしょうか(笑)。
今後は、日本だけでなく世界を旅したい。前はニューヨークやパリでショッピングを楽しんでいましたが、今はアイスランドとか…自然の中にいたいですね。

無理のない範囲で気を付けつつ、美容を楽しんでいます

自然が好きだし、紫外線の強いハワイでは多少焼けてしまうのが仕方ない。でも、顔の日焼けや乾燥には気をつけています。ネロリラのサラッとしたオイル美容液と、ステムボーテのフェイシャルマスクはマストですね。特にマスクは毎日のようにしています。
あとは、よく寝てお水をしっかり摂ると肌の水分量が変わる気がするので意識しています。

50歳になってから、お肉のつき方が変わってきて、体型維持の意識も必要になってきました。真面目に運動をするのは苦手だから、食後にポッドキャストを聴きながら1時間ほど散歩するようにしています。
一方で夫は、ストイックにトレーニングするタイプ。なので、やはり私の体型変化は気になるんじゃないかなぁ。言うと私が怒ると分かってるでしょうから、何も言いませんけどね(笑)。

「まだまだ楽しめるよ!」同世代をエンパワーしていきたい

仕事はもちろん、趣味、子育てもすべて「人生を楽しみたい」という情熱を持ち続けています。小さな頃から想像力、創造力は人一倍で、ものづくりが大好き! 人形のヘアカットをしたりお洋服を縫ったりしていたことが、今のアパレルの仕事に繋がったりしているのかなと思います。趣味で写真や陶芸などを続けていますが、飽きることはありませんね。

年齢はあまり気にしたことがありません。49歳の昨日と50歳の今日が大きく違うわけがない。だからこれといって目標も立てません。今を楽しみ満喫できているなら、それが続くように願うだけ。まだ見ぬ未来に強く期待するより、満たされた今にフォーカスして受け入れ、感謝したいのです。

美容も仕事も家庭も、楽しみながらが一番!年齢を重ねてきた自分のはつらつとした姿を見せて、同年代の方々を「まだまだ楽しめるよ!」って、エンパワーしていきたいですね。

オールインワン¥63,800(コラム/エストネーション)トップス¥19,800(ミコモリ × サードマガジン/ミコモリ)ピアス¥57,200ネックレス¥53,900(ヴァガス/イセタンサローネ東京)

撮影/長谷川勝久 メーク/佐々木貞江 ヘア/Dai Michishita スタイリスト/安西こずえ 取材/吉田瑞穂 編集/浜野彩希

美ST